松永多佳倫のレビュー一覧
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今年55歳の私は、江川卓氏の巨人時代しか見たことがありません。それも晩年、肩を壊して投球術で抑えていたようなイメージでした。
ところが江川氏にまつわるエピソードでは、高校野球時代に”バットに当てただけで球場がどよめいた”等々の伝説が数多く残っています。高校野球3年間でノーヒットノーラン12回、うち完全試合が2回、甲子園の選抜4試合で60奪三振など、今では考えられないような記録を残されています。今から約50年前、江川氏が伝説を作り始めた高校時代に、江川氏と関わりあった人たちの証言から本書はスタートします。
野手のチームメイト(”常に完全試合の可能性があったので、守備で極度の緊張感があった”)、 -
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高校野球を見た後にプロ野球を見ると、プロのレベルの高さを感じる。
ところが、高校野球の江川卓だけは、プロより凄いと思った。
ストレートが打者の手前で加速するように見えた。
それ以来、投手と言えば江川が基準。
江川に近いと感じた投手は藤川球児くらいだ。
松坂大輔も怪物扱いされるが、江川を知っている人には「いい投手だな」くらいにしか感じなかったのでは。
松坂大輔や大谷翔平のストレートも伸びがあるが、江川卓のストレートはこの両者よりも6㎝上を通過する。
落合博満も江川卓のストレートがNo.1だと言っている。
江夏豊も江川のストレートには勝てないと言っている。
アウトローの速球で見逃し三振より、 -
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結果が物語る
もちろん広岡さん側からの描き方だが、それが真実なのは結果が物語る。
現在も発言を活発にしていらっしゃるが、大抵野球ファンからは「老害」とか「今は違う」という受け取られ方をされてしまう。
残念だ。時代や状況に左右されない知恵の宝庫なのに。
僕は現役時代、新規事業、パイロットプロジェクトに多く関わった「敵前上陸型」だった。広岡さんの哲学方針行動にはいちいち深く頷けるし、畏敬の念しか抱けない。
氏の言葉は文字にするときついが、実際ご本人の声で聴いてみてほしい。実に柔らかく知的だ。
マスコミの作った虚像に踊らされて、氏の声で英知を耳にしないのは本当にもったいない。
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高校野球では強豪私学の有名校が優勝を争う構図になっています。その一方で、県立進学校でありながら真剣に甲子園出場を目指す(そして実現させている)野球部の現状を監督や現役選手に取材して紹介したノンフィクション。
登場するのは松山東高校(愛媛)、濟々黌高校(熊本)、彦根東高校(滋賀)、時習館高校(愛知)、青森高校(青森)、佐賀西高校(佐賀)の6高です。
野球推薦はない、練習時間は制限される、当然勉強も手は抜けない、など野球の上達のためにはネガティブな条件満載にもかかわらず「だからこそ両立させる!」というある意味反骨精神満載の関係者の言葉は魅力にあふれています。
プロ野球選手を多数輩出する有名私学のや -
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江藤さんが言った「広岡さんも落合さんも技術は超一流、でも人間関係で苦労した」これが真理なんだろうな。
でも広岡さんのいう真理、今までよくわからないところだったが、これをもっと具体的にこの本では選手やコーチの側から話をさせることで浮き彫りにしている。松岡然り、大田卓然り、工藤、石毛、森繁和、田淵…そんな中で江夏だけはやはり、分かってはいても認めたくなかったんだろうな。
王さんが5年やって解任になったとき、広岡さんに打診があったのだという。阪神の監督にも打診があったこともあるという。どちらかだけでもやっていたら、今の巨人は、阪神はどう変わっていたのかな。でもヤクルトも西武も見る限り、ずっとは上手く