十文字青のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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人間のように話す、大きなかえるがとある国の女王に仕える騎士になり、愛する女王のもとを離れ自分自身を見つめ直し敵と闘う物語。
かなりの分厚さで読み応えあります。
アイデンティティと哲学の要素があってダークファンタジーという括りのようですが、自分自身を探す探求の物語でもあると思う。
かえるだから差別される国のなかでもかえるを認めて一緒にいるひとたちや、かえるが旅に出てから出会うひとたち、かえるを認めて信頼してくれるひとたち、ひとは外見だけで判断してはいけないし言葉が通じないなら学べばいいのでは?と今回の物語で強く思いました。敵対する相手とももしかしたら違う形で分かりあえることもあるかもしれ