石居麻耶の作品一覧
「石居麻耶」の「純潔ブルースプリング」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石居麻耶」の「純潔ブルースプリング」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
個人的にはかなりオススメです。
さすが十文字先生の原点。「薔薇のマリア」「ぷりるん」「ヴァンパイアノイズム」等などに繋がる考え方などが一冊につまっています。しかし、特筆すべきはやはりキャラクターでしょうか。
一定距離を保って人と接する現代っ子、真南了。ビッチ且つ囚われのお姫様七瀬林檎。リーゼントでバカですごいイイ奴、番場公威。この三人だけでもキャラの濃さは窺え且つ、どう絡むのか不明です。これに加え自分帝国の誇り高き支配者、西園寺。現実に現実感をもてない真南とは別パターンの現代っ子、暮林。ともすれば忘れられがちになるプリティブラックホース、倉田君。この6人まとめて主人公なんです。
主人公
Posted by ブクログ
膜を一枚隔てたような、うっすら関節的に伝わってくる「世界の終わり」。
言いたいことがどうもわからないまま読み進めるうちに気になる一節を見つけた。
親になりそこねた大人たちが輪になって踊っている。
輪の中で子供達が泣いている。
大人たちは踊り続ける。こっちへおいでと子供達を誘う。
この文がこの物語の答えであり、敵の正体なのかなと思った。
ふらふら徒然とした主人公たちの日記のようなものが長ったらしい。そして逆に終盤の詰め込みがすごい(すごい面白いわけではなく唐突さがすごい)。
長ったらしい物語手前の話はいらないのでは?番場の恋とか二年F組とかリトルベイビーって結局何が言いたかったんだ。書い
Posted by ブクログ
ライトノベルなどで活躍してる作家さんの03年に
書かれた角川学園小説大賞受賞作。
ポップでクレイジーな青春小説ってことですが
ハチャメチャなキャラの高校生たちの奇妙な
学園生活を描いています。確かにポップっていえば
ポップなんでしょうが...。軽すぎる(笑)。
この前読んだ入間人間氏もそうなんですが、この
感覚には流石に着いていけてない自分がいます。
読みやすいし、ストーリーもシンプルでキャラと
会話のテンポも良いので苦ではないんですが、
全てに於いて重みがなくて、一見いい文章を
書いていそうなんですが、響くほどの重みや厚みが
自分には響いてこないんですよね...。老いるって...悲しい。