嶋浩一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアイデアを出す手法というよりは、その前段階の情報収集、ストックのための手帳活用術と、そこからいかにアイデアが生まれていくかが説明された本。とても読みやすく、2時間ほどで読めました。内容も、自分でも真似できる方法だと思います。
すごいと思ったのは、継続力とアンテナ力。まさに「情報マニア」です。嶋さんは日常で情報の発散とKJ法をずっと繰り返しているのだなという印象を持ちました。特に気に入ったのが『情報を飼う』という表現。『え、この情報って関係あるの?』というものが結びついてアイデアになってゆく「化学反応」を起こすために、情報を飼う。集めた情報は手帳の中で飼い、『寝かせておく』。飼っている情報の中から、『一見、無関係な情報が交配して、そこに「筋」を通すひらめきがあると企画ができる』。しかし、そのままではダメで、『企画にはキチンとした根拠と、緻密な計算が必要』であると説明されてます。企画と構想そのもの。
情報を集めるにしろ『同じ景色を見ていても頭に入ってくる情報量は違う』し、あるテーマに関するアイデアを考えるにしても『あるテーマに関する情報だけを見るのではない』ゆえに、アンテナ力も必要だと思いました。
ウィキの話やマクガイバーの話は、昨年から通っていた東京企画構想学舎で嶋さんが話してらしたそのもので、ブレのなさを感じました。ちょっと、モールスキンが欲しくなった。ミーハーw -
Posted by ブクログ
大変読みやすかったし勉強になった。
最も心に響いた言葉が、終わりにに書かれていた「アイデアとは、複数の問題を一気に解決するものだ」というフレーズ。確かに良いアイデアとはあれもこれも一気に解決できちゃう!というものを指すと思った。そのためには同じ知識を取り入れるのではなく、他業種業界だったり、世界を広く知っておく必要がある。そして社会や企業のさまざまな課題について知っておいた方が良い。そうとも書かれていた。
この本では、これまでのPRとはを「新しい当たり前を作っていくこと」と表現している。これまではコミュニケーションのインフラを整えるだったりコミュニケーションを取ること自体に重きを置かれている言葉が使われていたが、当たり前を作る、は態度変容までを包含した言葉で、PRの本質を突いていると感じる。この言葉に惹かれた私は博報堂ケトルと仕事をしたくなった。
PRの5原則だったり、実際にあったPR施策も書かれていることにより、良いPRとは何かをふんわりだが理解することが出来た。具体的な実践方法までは書かれていないため、PRに興味を持つ人だったり、そもそもPRってなんだろう?とざっくり概要を知りたい人が手に取ると良いだろう。 -
Posted by ブクログ
×片づけられない人のアイデア術
○乱雑に散らばった情報を自分なりの新しい観点で秩序立てられる人のためのアイデア術
かなぁ。
たくさんの情報から新しいアイデアを生み出す方法やコツについては「そこは秘密だから各個で訓練して」といった感じでふわっと進んでしまったので、既にアイデアメモを書く習慣のある人には学ぶところはあんまりないかなと思います。
そういう習慣のない人にとっては、具体的な方法が詳しく載ってるので役に立ちそうです。
著者はファンの多い方みたいなので、ファンの方から見れば満点なんじゃないかなと思います。
私はこの方を知らなかったので、メモの例として間に挟まるちょっとしたトリビアが正直ノイズに感じてしまった…… -
Posted by ブクログ
マーケティングについて学術的な観点をまじえながら解説するが、少しでも言語学をかじったことがあると、当り前のことばかりが書かれているように感じる。
哲学などの人文学を役に立つ/立たないの文脈で語ること自体が不毛なことであるが、あえてその二元論を用いれば本書は人文学が「役に立つ」ことをあらためて証明したということになるだろう。
ただいくつかおもしろい発見はあって、たとえば社会記号の生成に雑誌が大きな貢献を果たしていることなどは興味深く読んだ。
あ、あとAIは過去や現在のデータから消費者の傾向を探ることはできるけど、真のインサイトを発見して次のブームを生むことはできないっていうのはなるほどとおもった、けど、さらなる細かいデータの蓄積・分析が可能になると些細な変化すらも探知して次のブームを予測できるようになるんじゃなかろうかとも感じる。