嶋浩一郎のレビュー一覧
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PRは、新しい当たり前を提案し、定着させるために、「この人には何を」「あの人とはどんな対話をするべきか」を考え尽くして対話し続ける仕事。
あたりまえは、ただ良いものがあるだけでは当たり前になってない。
PRの考え方を実践できるようになったら、周りの大事な人たちの力強い応援ができるんじゃないかと、改めて本気で思えた。こんなにも複雑なPRの、ドシンプルでわかりやすいPRの教科書。
◎PRの考え方の前提
=社会とは異なる価値観を持つプレイヤーが混在する
◎PRの考え方
・「市場の中の私の役割」ではなく、「社会の中の私の役割」を語る
→PRパーソンは、社会側からみる
・ファンタジーではなく、ファク -
Posted by ブクログ
嶋さん流のアイデアの作り方は、ひらめきを大切にしていてとても面白い方法だ。
情報を整理することばかり学んできたけど、カオスの中にこそひらめきが生まれる。部屋の中は散らかってていい。その中から、今までにないつながり、接着を見つけること。それがクリエイティブ。確かに、私が面白いと思う企画は、思いつかない組み合わせのものが多いし、それを羨ましいと思っていた。
ノートにアイデアを放牧させてみることにする。
整理しない羅列するだけ。そうすると情報が交配する。
情報は多重人格。人間と同じ。
目の前の混沌を1つの言葉にまとめる。上位概念に変換する。そうすると新しいアイディアが浮かんでくる。
気に -
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女子力,美魔女,おひとりさま,加齢臭のような「社会記号」を研究者の視点,博報堂出身のマーケターの再戦前から見た視点の両方から説く.
・社会記号はサラリーマンが作っている。
・社会記号は欲望の権化である
・兆候,言語化,発進,共感・拡散,市場形成,応用
・ネット書店とリアル書店の違い
統計学者 vs 哲学者,夢想家
・定量は過去、定性は現在、予兆は未来
「マーケティングの神話」
「脱常識の社会学」
情報爆発→物事を二分する社会記号が誕生。→リア充と非リア→思考の節約
AIは夏にコンビニでおでんを売ろうというインサイトは持てない
社会記号はコピライターや広告代理店が生み出せるモノで -
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ネタバレなるほどいつの間にか「社会記号」となっている「ことば」は確かにたくさんある。それを創り出すメディアの特性も語られており、結果としてそのことばと結びつくカテゴリーNO.1ブランドが出来ていくその理由も納得いくものだった。「社会記号」を企業単独の力で創り出すことは難しいが、しかし消費者の顕在化していない不満や違和感をシンプルに言語化する能力(センス?)は企業のマーケティングにおいて重要であることは再認識した。顕在化とは言っても、世の中には少しずつ生まれてきているものに気が付けるかどうか?が大事である。それが一時的なものか、定着する本質的なものかを嗅ぎ分けるセンスをもつことが重要。それはネットや本な
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・メディアは企業の宣伝ではなくあくまでと世の中の変化を伝えるニュースを報じたい
・モノを売るには言葉もまた売らなければならない
・社会記号の裏には「人々の欲望の暗黙知」が反映されている→インサイトの発見と同義
・欲望というものは自存するのではなく「それを満たすものが目の前に出現した時」発動する。さらに人間は自らの欲望をそう簡単に言語化できない→そして人間の欲望は都合がいい。さも前から欲しかったかのように振る舞い出す
・大衆から分衆の時代へ
・「黄金のひとこと」ふとした時に漏れる本音のことば
・「文句」は欲望の裏返し
・広報やマーケティング担当者は自社商品を語るのではなく現象を語ることのできる広 -
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ネタバレ[ 内容 ]
アイデアを生むには、まず多くの情報を集めることが必要だ。
しかし、集めた情報を整理してしまってはいけない。
雑多なまま「放牧」しておくと、予想外の「交配」が起こり、すごいアイデアが生まれることになる。
多くのすぐれた広告を創ってきた気鋭のクリエイターが、情報収集からアイデア発想まで、具体的なコツと道具を詳細に語る。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!) -
Posted by ブクログ
PR(Public Relations)について熱く買った教科書です。
PR(パブリック・リレーション)とは、新しい「あたりまえ」を世の中に定着させるため、あらゆるステークホルダーと対話し「合意形成」を目指す活動、およびその考え方と技術のこと。
PRの5つの原則と、PRパーソンが引く7つの補助線が説明されます。
一つずつ説明がありますが、本書では、テーマごとに写真とコメントが添えられています。それが、かっこよいと感じました。
例えば、
PRの原則1 自分でやらない。第三者に頼る
という言葉に 蜂が花の上を飛んでいるアップの写真があり、コメントに
誰かを頼れば、遠くまで届く
とあります。
その