佐藤恵美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、ネットで選んで購入した。ネットは、自分の気になっているキーワードで本を絞り込めるので確かに便利だが、仮にネットで目次など一部を事前に見ることができたとしても、実際の本を手に取らずに、本を選ぶことにはデメリットもあると思う。本書は、非常に勉強になったと感じる部分もあったし、自分(もちろん、あくまで個人的に)が求めた内容と少し方向性が違うと感じた面も少しあった。
医学的に明確な定めがあるものではないとの趣旨を前置きしたうえで、著者は、「発達障害特性」について紹介している。確かに、私には本書に書いてあるその特性の要素のうちほとんどが当てはまると言っても良いと思われた。ただ、著者が指摘するよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ発達障害のいわゆるグレーゾーンの例を多数載せており、さまざまなケースを知ることができる。
社会に出れば当たり前と思われることができない、というものは当事者にとっては辛いものであり、また改善したくともなかなかできない、そしてまた評価が下がり、という負のスパイラルに落ち入る。
対処法についてもいくつも例示はされているが、視覚的にわかりやすい記述は多くはないため、この本を足掛かりにライフハック的な本を漁って自分に合った対処法を探すのが良いのではと感じている。
社会に出てしまったら、配られたカードで生き抜くしかなく、辛いけど何かしら工夫していかないともっと辛くなるだけなのよね。。。 -
Posted by ブクログ
p.36 誰にでもある程度の脳の機能の強弱の違いがあります。障害とそうでないところに、明確な一本の線を引くことはできないのです。そのため、「発達障害』に対しては、「正常」という言葉を使わず、「定型発達」という言葉を相対する概念として使っています。「定型発達」とは、生後何ヶ月にはだいたいこれができます、生後何年だとこういうことができるようになります、という「発達の一般的な基準を概ね満たして発達している」という意味です。この「発達障害」と「定型発達」を分ける一本の明確な線引ができないとすれば、どのようにその概念を理解すればいいでしょうか。→グレーゾーンの場合は、特に診断や支援を受けていないけれども
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分が発達障害の傾向ないかな?と思って読んだがそうでもなかったわ。わしただの面倒な人や。
誤解を恐れず率直に書きますと、何かできないことがあまりにも多すぎて、いわゆる大きくて多忙な会社では周りが疲弊してしまうのではないか…それをうまくフォローするのも職場ではあるが、発達障害の人以外のただの面倒な人(性格に難はあるが仕事は普通にできるみたいな…私がそうかもしれません)のフォローもせないかん訳ですから…発達障害の人自身も働きにくさゆえにストレスフルで二次的にうつ発症したら元も子もないし…
などと思っていたら、最後の最後「おわりに」の章で、発達障害の人へのフォローを特別なこととせず、配慮したマネ