佐藤恵美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
発達障害関係の本を結構読んできたけど、
この本はなんだか温かくていいな。
部下を変えようとするのではなく、
部下が働きやすいように環境を変えよう、
という思いがこもっている。
最後に気に入った言葉が
「煉瓦でなく石垣」ということ。
人を同じ型に当てはめるのでなく、
その持ち味を生かして適材適所。
発達障害に限らず、この考えでなくては、
これからの世界を生き残っていけまい。
日本は明治維新以来富国強兵を唱え、
工業発達のために一律の教育をしてきた。
軍隊も同じ。
もうそういう時代ではないのだ。
石垣。
いいなあ。
私も、近眼の人が眼鏡をかけてまわりがよく見えるようになるように、
AIを駆使して、相手に報告が伝わらないことをチェックさせる仕組みを作った。
おかげで発達障害とAIの両方に詳しくなることができた。
一緒に石垣を作ればいいのだ。
序章 部下に発達特性があると思ったら
特性の可能性について考える
上司としてどうすればいいのか
第1章 「発達特性がある」とは
第2章 発達特性を理解する
第3章 業務を円滑にする具体的な工夫
第4章 事例から学ぶ 職場における発達特性への理解と対応
第5章 職場としてどう向き合うか -
Posted by ブクログ
職場でクセが強い人、付き合うのがメンドクサイ人は皆から敬遠される傾向にあり、誰からも相手にされなくなった結果、組織の中で干されてしまい十分なパフォーマンスを上げることができていないと思う。
発達障害の症状は幅が広くグラデーションのようなものであり、誰にも当てはまるのではないか。もちろん、自分自身にも当てはまる要素は十分ある。
今の会社は、皆が常識人で空気の読めるスマート社員を良しとする「同調圧力」を強く感じる。正直、スマートな社員同士でも波風が立たぬよう気を遣い合うのは大変ストレスがかかること。むしろ、ちょっと個性的な人達と付き合い続ける方が、同じストレスの負荷を感じるのであれば、多様な人材の能力を引き出していくためのダイバーシティ経営として、将来有効である。
部下の不出来を嘆き、人事部門に部下の配置換えばかりを要望するような管理職には是非ともこの本を読んで理解してほしい。 -
Posted by ブクログ
発達障害の人が業務においてどのようなことに困っているか、実際に直面した時に本人はどう対策すれば良いか、上司はどう接すれば良いかが書かれている。
発達障害傾向の理解を深めるのに役立つ。
ここで挙げられている、12の事例の中には自分にも当てはまるものがあったりするが、私の場合は注意すれば直せる側面もあるので、必ずしも発達障害ではないだろう。
結局、自己理解が大事であり、自分はどういう傾向があるというのをしっかり認識しておけば、
少しの工夫で仕事をきっちり回す努力ができるように思う。
程度は異なれども発達障害は
誰にでも当てはまる可能性があるということである。
私の理解不足かもしれないが、ならば一人ひとり努力をするのは当然で上司はそれを理解した上で適材適所で違いを活かして仕事を与えていけば良いというだけなのではないか。
日本の企業はどちらかというとオールマイティのジェネラリスト志向な気がするが、プロフェッショナルのスペシャリスト志向で人員を構成するようにするというのも一つのやり方なのかもしれない。
「苦手なんじゃなくてできないんです」
これはその通りで、だからこそ自己理解をよくして自己開示をきっちりすることが大事なのであろう。
学校教育において仕事の仕方および発達障害やダイバーシティアンドインクルージョンについてもっと教えるべきなのだと思う。
そうすれば社会に出る前に自分の特性をもっと知ることができるのではないか。 -
Posted by ブクログ
どこの業界もそうだと思うのだが、本当に人手不足極まりない。そんな誰もがギリギリで働いている環境の中、すぐメンタル不調で休まれたり(休むのは構わないんだけど、仕事丸投げやほったらかしは本当に困る!)、何度も同じようなミスをされたりするといよいよこちらが参ってしまう。題名から「どのようにフォローするのか」と勘違いしていたのだが、「どのように自分のメンタルを保っていくか」にフォーカスした内容であった。睡眠、マインドフルネス(今、ここ!)、認知行動療法、客観的に自分の心を見る、主体的に物事を捉える…など、知っていても実践できてないことをもう一度振り返る良い機会となった。そして何より、イライラしていた自分が、すうっと心落ち着いていくのが感じられた。