山と溪谷社のレビュー一覧

  • 日本人とエベレスト―植村直己から栗城史多まで

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    昔登山をしていた頃があったが、今誰でもエベレストへ登れる時代だと言う。そうであれば挑戦してみたいと思うが、年寄りになった私には実現は困難であろう。エベレストは夢であるが、登れた人は幸運である。

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    2022年07月26日
  • ヤマケイ登山学校 山のリスクマネジメント

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    こういったタイプの本は何冊か出版されていますが、さすが山と溪谷社といったところ。
    少しの応用も含め、基本的なところは網羅されており"山のリスクマネジメント"というジャンルにおいて、まずこの一冊をおすすめしたいです。
    もう登山をされている方からすると当たり前のことかと感じますが、改めて読み返してみる価値は充分にあると思います。

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    2022年03月28日
  • ヤマケイ文庫 小屋番三六五日

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    日々、仕事に忙殺され、理不尽な目に遭い何のために働いているんだろう・・と仕事に疲れてしまった時に、ふと山の雑誌に掲載されていたので買って読んでみた。なんと心が洗われる思いのした事か。心がすーと癒された事か。
    山を自然を人をこよなく愛し、人生を山に捧げた山小屋の小屋版の方々。人が大勢押し寄せるアルプスの小屋もあるし数日に一度のみという地方も様々。共通しているのは自然に対する畏敬の念や謙虚な心と山に来た人を暖かく迎えてくれる心。自然の事を気遣いどうしたらエコにできるか、設備をどう維持していくか、おいしい料理をどうするか、冬の間どうメンテナンスするか。いろいろ思い悩む様子などが簡潔にエッセイとしてま

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    2021年09月12日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    ものすごい臨場感…と思ったら、書いているのが羽根田治さんだった。
    子どもの頃よく行っていた御嶽山。小さい弟たちが親と田の原で遊んでいる間に、友だちとズンズン登っていったことがある。すこし雨が降っていて寒かったので、頂上を目前にして諦めて、九合目の小屋で気圧でパンパンに膨らんだパンを食べて引き返した記憶がある。あの小屋が、避難小屋だったとは知らなかった。いま思えば恐ろしいことをしていたなぁと思う。ハイキングくらいの格好で登っちゃってたものなぁ…。

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    2021年02月23日
  • 富士山ブック2019

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    富士登山チャレンジメンバー4人、各自で、この本を買って読み、実際に参加できた3人で2019/08/20富士登山 出来た。
    初めて登った大人50才と中学3年生15才に細かいところが伝わっていて助かった。
    通常のやま本にはない気の利いた細かい記載あり、体験談は特に良かった。

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    2019年09月18日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    生存者、研究者、救助者の立場からの証言がまとめられていますが、やはり、現場に立ち会った生存者、救助者の証言に深く考えさせられました。
    多くの生存者が語る「生き残れたのは運だけ」という現場の過酷さが、映像以上に伝わってきましたし、そんな現場に駆け付け救助活動を行った方々の一人でも多く救いたいという、信念と想いには大変胸が熱くなりました。
    登山を趣味として年に数回山に登っておりますが、自分が登る山の火山性活動はしっかり調べ、万が一の事態が起こることを念頭に置いて登頂する意識が芽生えました。
    被災された方々に心からご冥福をお祈りいたします。

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    2018年12月19日
  • 富士山ブック2018

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    世界遺産を巡るうちに、富士山にも登りたいなと思うようになったので買ってきた。うちからも見えている山だし。
    とりあえず、装備を整えなきゃいけないのと、練習登山だな。

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    2018年05月15日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    七つの証言の中の
    「写真を写したりスマホでメールを打ったり
    している暇があったら、一刻も早く避難するべきです」
    という言葉がなんか重い。

    目の前にある危機に対する現実感を持てないというか、
    本当に危険を目の前にしてすぐ動けるのだろうか
    と自問自答してしまう。

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    2016年03月28日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    ネタバレ

    昨年秋の「御嶽山噴火」にまつわる証言を『様々な方向』から集めた一冊。

    『様々な方向から』と強調したのは、いい意味でも悪い意味でも。地学的な目線から見れば「規模の割には多くの目撃者と被害者のいた自然災害」ですがその割にはその災害の詳細は語られない。一方、にわか登山家の端くれとしてその「語りたくない気持ち」も少なからず理解できる。

    その中で、あえて語って下さる人からの証言を、記憶の風化しないうちに記録した。それは非常に価値のあることで、そこで語られていることにどこか統一性というか方向性に欠けることもある意味では利点だとも言える。「こうしておけばよかった」という結論がなかった、少なくとも半年やそ

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    2015年03月10日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    ネタバレ

    タイトル通り。感情的になることなく、淡々と起こったことを記録している第一章「ドキュメント 御嶽山の十日間」から始まり、「七つの証言」「科学的考察」「救助現場からの報告」の四章で構成されていて、読みごたえあり。何かと言うと犯人探しやスケープゴートを探しがちな報道とは違い、まさに知りたいことをまとめてくれた本だった。生死を分けたのは「運」なんだなー。誰に降りかかるかはわからない。科学的考察の「防災学から考える」で平山教授が書いていた「登山者には登る山の歴史を紐解いてみることをお勧めしたい」はすべての防災に繋がる言葉だなと読み終えてしみじみ感じた。最後にサバイバーズ・ギルトについての対処法まで掲載さ

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    2015年01月24日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    あんな阿鼻叫喚の地獄みたいな所から九死に一生を得て下界に戻って来られた人たちの話。またそんな方たちを救助するために命がけでお山に登っていった自衛隊や消防団の人たち。まったく頭の下がる思いで読んだ。

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    2015年01月21日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    「天災は忘れた頃にやって来る」とはよく言ったもの。しかしここ数年、忘れない、傷が癒えないうちに大規模災害が立て続けに起きている印象がある。東日本大震災以降、神経過敏になっているのだろうか。

     御嶽山の噴火災害、実は少し前から火山性微動が観測されていたのだが、それを結果的に兆候と捉えることができなかった。東日本大震災の時も、本震の数日前から津波注意報を含む海底地震が頻発していた。もっとも、自然の世界で規定外の数値が観測されても、それが前兆なのか収束するのかは非常にシビアな判断を求められる。折しも観光シーズン、山への立ち入りを制限し、結果何も起きなかったら観光地としての打撃は大きい。
     
     噴石

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    2015年01月17日
  • ヤマケイ新書 ドキュメント御嶽山大噴火

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    昨年9月27日に起こった戦後最大の火山噴火災害となった御嶽山の噴火。それから3ヵ月以内に、このような貴重な記録が出版されたことに、大いなる敬意を抱く。

    本書の構成は以下のとおり。
    ①発災後の事象や対応の時系列(いわゆるクロノロ)
    ②被災者の体験談
    ③科学的解説
    ④救助現場からの声

    このうち①や②(や④)がメインと考えてよく、大変に意義深い。災害対応に携わりうる者としても、大変に意義深く、是非よく読んで考察すべき。
    どういう対応があり得るのか(あったのか)、どんな危険があり、何が生死を分けたのか、といったことが生々しく(そして①ではとても淡々と)語られ、これらを感じ取ることで糧に出来る部分が

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    2015年01月05日
  • ヤマケイ新書 ソロ登山の知恵

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    ソロ登山の楽しみというよりはリスクについて。楽しみは行ってみて、人それぞれなのかな。何度か読んで頭に入れておきたい

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    2025年11月25日
  • 絶景低山コースガイド 関東周辺

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    山のルートを見ていると飽きない。もう何冊か関東の登山コース案内本を持っているが、また違った切り口の山を紹介してもらえるかと思い、手に取る。
    まだまだ魅力的な山がたくさんあるなと発見があり嬉しい。行きたい山をピックアップしておく。

    ・山梨
    九鬼山

    ・茨城
    宝篋山

    ・栃木
    大小山 富田駅

    ・群馬
    稲含山

    ・美景・奇景
    栃木 中倉山〜沢入山、立岩(西上州ドロミテ)、鹿岳、岩櫃山
    群馬 相馬岳
    千葉 大福山
    山梨 岩殿山

    日立アルプス、湘南アルプス

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    2025年10月18日
  • 東京ハイキング案内

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    崖線、坂道、丘陵、河川等いろんなテーマで横串され、写真も豊富。行ってないところもあるので、また読みたい。

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    2025年07月05日
  • ヤマケイ登山学校 山のリスクマネジメント

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    『山のリスクマネジメント全体像が掴める良書』


    TJAR選考会対策(ファーストエイド対策)として読む。

    イラストも入っていて、分かりやすい&得るものも多く読んで良かった( ̄∇ ̄)

    噂通りの良書だと思う。

    〈詳細〉

    part1、登山のプランニング

    4、リスクマネジメントとは「危機管理」のこと、起こりうるリスクを事前に想定し、それが発生したときに損害を最小限に抑えるための対応のこと

    7、山の3大危険因子
    ①人的要因
    ②気象的要因
    ③地形的要因

    9、山のルート定数、エネルギー消費量&水分量を求めることが可能、ルート定数自体は行動時間、歩行距離、登り標高差、下り標高差から算出されている

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    2025年03月06日
  • ヤマケイ文庫 小屋番三六五日

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    日本各地の山小屋の小屋番によるエッセイ、全53話。
    第一章 山小屋の仕事十二カ月 第一話~第二十話
    第二章 新しいわが家をつくる 第二十一話~第二十八話
    第三章 山小屋に入り、山を見つめる 第二十九話~第四十一話
    第四章 山小屋をめぐる人々 第四十二話~第五十三話
    ・本書に登場した山と山小屋
    [寄稿]山小屋を持続的に運営できる環境とは
                花谷泰広(甲斐駒ヶ岳七丈小屋)

    やまとけいこ/著「黒部源流山小屋暮らし」の読後、
    では他の山小屋は?と考えての、読書。
    2008年刊行の本を2021年に再編集して文庫化。
    2020年の各山小屋の状況も掲載されています。
    本書には、日本各

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    2024年03月21日
  • トランスジャパンアルプスレース大全

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    2014頃からのTJARの特集をまとめて、さらに今現在(2021)の座談会を追加した一冊。
    主催者側の結構な本音が明かされていて面白い。
    掲載されいてる方はいずれも上位ばかりだったので、リタイアされてしまった方の振り返りなども読んでみたかった。

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    2024年03月14日
  • 日本人とエベレスト―植村直己から栗城史多まで

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    標高8.8848m世界最高峰エベレスト。酸素濃度は地上の1/3。人間がいきなりその高度に放り出されると、ものの数分で生きていけなくなる。
    この特殊な環境の登山に日本人が如何に挑み、登頂し生還してきたか。
    自然や医学的見地を無視して「否定の壁への挑戦」だけでは竹槍で戦車に挑むようなもの。特殊な環境の高所登山や前人未踏の冒険は、先人の教えや経験と知識、入念な下調べが必要な好例である。
    栗城史多の件で「登山家は古い価値観を押し付ける老害」などと言っている人は、この本を読むべき。如何に見当違いな思い込みなのか、改めることが出来るだろう。

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    2024年03月13日