宮本常一のレビュー一覧
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宮本常一は相変わらず、とにかく平易で読みやすい。この本は民間のさまざまな「職業」にスポットライトを当てており、中身も興味深く、宮本民俗学の中でも特に面白い一冊と言えるのではないだろうか。
宮本常一や柳田国男を読んでいて気になるのは、「昔は○○だった」と書かれているとき、その「昔」とはどのくらい昔のこ...続きを読むPosted by ブクログ -
宮本常一晩年の話がたり。日本人とは何か?というかそれを育てた型やあり方についての深遠膨大な知識。韓国人がどうのという前に、自らの民族史を読み返しても損は無いですは。Posted by ブクログ
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宮本が各地で行った講演録のオムニバス。話の展開がスピーディーで空間的時間的にもぽんぽん跳ぶので、読んでいても飽きない。
京都は中世以降、大阪よりも若狭北陸との縁が深かったというのは実感としてもわかるような気がする。巨椋池、湿地帯のため狭隘な摂津街道で隔たった大阪よりも若狭小浜のほうが近しい。
また、...続きを読むPosted by ブクログ