山に生きる人びと

山に生きる人びと

990円 (税込)

4pt

サンカやマタギや木地師など、かつて山に暮らした漂泊民の実態を探訪・調査した、宮本常一の代表作。もう一つの「忘れられた日本人」とも。

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山に生きる人びと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Eテレ100分de名著で宮本常一をやってたので、思い出して手持ちの本を再読しました。
    冒頭の章は「塩の道」。ん?山の話じゃないの?と思わせておいて、海で作った塩を山奥の村に運ぶ道について説きおこし、山で暮らし仕事をするサンカ、木地屋、炭焼きなどの生業を解説したかと思うと、そこから落人の末裔がどのよう

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。宮本常一の本を読んだのは3冊目だが、一番心をつかまれた。山とか森とかについて書いているから、だろうか。
    50年前の本で、「山に生きた」ではなく「山に生きる」と銘打つことができる時代であったことにジェラシーも感じさえするが、いやはやそうだとしても見事な見取り図である。
    そしてまた俺自身

    0
    2016年01月25日

    Posted by ブクログ

    国土の70%が森林という日本。これだけ山に囲まれた環境に住みながら、あまりスポットライトが当たらなかった山の暮らしとは。

    山の奥深くに突如ポツリと表れる集落。マタギや生地屋、強力、たたらなどを生業に、山岳信仰を深めた人々は、平地人とは全く異なる文化を持っていた。

    緻密で徹底したフィールドレポート

    0
    2012年07月15日

    Posted by ブクログ

    昔、村の境界線の向こうには異界が広がっていた、という認識の元を見る思いがした。
    彼らは定住民の村人にとって理解しがたい共通認識を持つ集団であり、利益と不利益をもたらす両義的な人々であっただろうという事がうかがえる。

    0
    2012年04月06日

    Posted by ブクログ

    我々が習う歴史とは、貴族社会から封建社会、そして富国強兵へという統治機構の変遷ですが、そこに依存していない社会が日本の山の中にはありました。

    とはいえ、彼らの暮らしが里の暮らしから隔絶していたかといえば、まったくそのようなことはなく、むしろグローバルまで繋がるような社会のダイナミズムをこの素朴なロ

    0
    2012年03月01日

    Posted by ブクログ

    海を主なフィールドとする著者が山を生活の場とする人々の暮らしぶりを描いたもの。著者が日本全国を旅する途中で出会った猟師、木地屋、サンカ、炭焼き等の見聞を踏まえて、山に生きる人々をリアルに描いているので、その起源、来歴等の説明も説得力がある。わずか数十年前に、貧しいが、多様かつ高度な技術を駆使し,自然

    0
    2012年01月23日

    Posted by ブクログ

    私の中でサンカブームがやってきたときに購入。

    定住せずにあちこちに居を移し、竹細工をして、川魚を食べ暮らしていた彼らの生活に思いを馳せながら読みました。

    人間は結構自由な動物だなと思いなおした本。

    0
    2021年02月11日

    Posted by ブクログ

    (01)
    山の可能性を描いている。一見すれば、本書は過去へのノスタルジーに支えられているようにも見受けられるが、著者が未来の未来を見据えたときに現われた山の生活(*02)と読むこともできる。交通、生産、信仰、闘争など山にありうる生き様を、著者が山を歩きまわるうちに出会ったものを根拠に示そうとしている

    0
    2017年08月09日

    Posted by ブクログ

    民俗学者である宮本常一氏の著書、人里離れた山中で暮らす人々について考察する作品。

    人が山で暮らすようになった経緯は色々だが、もともと山で狩猟生活を行っていた民族は、焼畑による畑作へ移行する場合が多く、平家の落人のように平地から山間部へ移り住んだ人々は、棚田などで稲作を行う事が多いそうだ。

    山での

    0
    2017年05月10日

    Posted by ブクログ

    20140208 日本人の来し方が単純ではない事が分かる。民俗学はボランティア的な学問ではないだろうか。

    0
    2014年02月08日

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