木崎伸也のレビュー一覧
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聞き慣れない言葉が多かったので、自分の視野を広げてくれそうとの期待で読んでみたけど、共感できることがいくつかあったので、読んだ甲斐があった。
自分が現役時代に攻撃ポジションを担う機会や学ぶ機会が少なかった為、以下の3つは、現役時代に学んでおけなかったのが悔しいとすら思う。
・ボールを持ったらへそを相手に向ける(正対)
・ファジーゾーンに意識的に立つ
・ウェイティングポイントからの顔出し
逆に、同サイド圧縮やアシンメトリーは、現役時代にそんな言葉づかいはしてなかったけど、既に意図的にやっていたことではあった(高校全国レベル)。
2019年の好調リバプールの属性の組み合わせの視点は面白かっ -
Posted by ブクログ
タイトルはインパクト重視だけど、現在、世界最高峰のリーグといっても過言ではないプレミアリーグの舞台裏にアクセスできる本の価値は高い。
複雑系の典型であるサッカーにおいて、データがどこまで有用なものであるかは興味深い。
自分にとって重要な論点を雑にまとめると、、
●目的を持ったデータは強力に機能する
⇨ポゼッションバリュー期待値(ゴール確率への貢献度)、ゴール期待値(重み付けシュート)、メッシのピッチコントロール、
●データによる論理同等に感情配慮が価値を持つ
⇨ユルゲンの直感との一致、エキサイティングな未来への想像、重要だが測りにくい要素の存在、監督は①戦術策定②組織設計③感情コントロ -
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ネタバレ友人のウェビナーでこの本に寄稿している木崎さんの話を聞いて興味をもったのと、データサイエンスの勉強を始めたのでこれは読まねばと。
内容はプレミアリーグのリバプールがいかにしてデータを活用してプレミア優勝につなげたか?を実際にデータアナリストとして活躍した著者が書いたもので、非常に勉強になりました。詳細はもちろん記載されていませんが、「ゴール期待値」の考え方など、いわゆる確率・統計を用いた数理モデルについて書かれていて勉強になりました。サッカーはロースコアゲームの極みですし、連続的で偶然性(それをアイデアともいうのかも)にも支配されているスポーツもないだろうと思っていましたが、それも数理モデル化 -
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ネタバレ4巻は5巻と同時刊行、完結に向けて起承転結における転を担っている巻である。
兄・マコの後を追うことを目的に代理人事務所のインターンを選択したリサと、そんな彼女の「普通の視点」を利用することを選んだ先崎。
二人の関係はこの巻で完全に壊れ、二つの物語が完全に別個に展開する物語となっている。
リサはレオスで兄の跡を追い、先崎は新人王を獲得した期待の若手ドリブラー・三島雅との契約を目指して一騎打ちのコンペに参加。
それぞれが完全に異なる物語であり、両者がそれぞれ動いた3巻までの物語とは異なっている。
やや気忙しい感もあるのは、店仕舞いのタイミングの問題もあるのだろう。
今少し刊行が続く -
Posted by ブクログ
この人はメンタルお化け。
ワールドカップ予選でワールドカップ進出が決まるPKをど真ん中に蹴り込んで決めきる人間なんて普通おらんやん。
たくさん批判をされてきてるけど、
レジェンドですね。
この本にはホンダの生の声が多数収録されている。
ホントに独特の言葉や表現を話すので面白い。
強烈な自己達成意欲から生み出される厳しい自律意識。
万人が到達出来る境地ではないけど。マインドのベースとしては参考になる言葉がたくさん。
「1年後の成功を想像すると、日々の地味な作業に取り組むことができる。僕はその味をしめてしまったんですよ」
(厳しい個人トレーニングについて)「これくらい気 -
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スポーツライターである著者が、欧州を始めとするサッカー名指導者たちから得たヒントを基に、端的なチェックポイントによって、よいチーム、選手、監督の見極める方法を示そうとした試み。
いきなりですが、本書で挙げられているチェックポイントをメモ代わりに列挙してしまいましょう。
【いいチーム、悪いチームの見分け方】
・ボール保持者の周りで、アクションを起こしている選手がいるか?
・クロスに対して、飛び込む選手が何人いるか?
・DFからFWまでをコンパクトに保てているか(守備のスタートラインが決まっているか)?
・ゴール前中央を空けていないか?
・攻撃の布石として、ボールの後ろに素早く戻れているか?
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Posted by ブクログ
本田圭佑選手の哲学が詰まった一冊。
言ってる事や考え方は様々な名書と呼ばれる本などで
見つける事が出来る事なので目新しさは無いとは思うが
サッカーという身近なスポーツに自分の自己哲学を落とし込んでいくプロセスが見れるので凄く興味深く読めた。
人間誰もがなりたい自分像や理想が有ると思うが言い訳したり忘れた振りをして妥協する人が少なく無いと思う。
その中で理想に向かって一直線に進んでいく姿勢は素直に羨ましいし本当に素晴らしいと思う。
本文の中で「未来の事は誰も分からない中で必ず上手くいく事を信じて努力する」
この事を少しでも自分の信じる事や日々思う事を思うだけで無く実際に行動して生活に落と -
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