あらすじ
★カタールW杯クロアチア戦のYouTubeLive視聴者数4万人!
★サッカー情報紙エルゴラッソへの寄稿やJ Sportsのサッカー番組「Foot!」にもレギュラー出演!
日本一チャンネル登録者数が多い
サッカー戦術分析YouTuber「レオザフットボール」の超本格的な戦術書!
―ヨーロッパの真似をする必要はない。
オープンマインドで分析とトライ&エラーを実行しながら、
いい意味でガラパゴス化してそこに日本人の特性を乗せられたら、
世界一のサッカーが生まれると確信している―。(「まえがき」より)
■1章 攻撃編
講義1 ポジショナルプレー×正対理論
講義2 サイドバックは低い位置で張ってはいけない
講義3 チャンスを激増させるWaiting Point論と3つのアピアリング
講義4 3-3-4システムの万能性
講義5 属性表でわかる最高攻撃ユニットのつくり方
講義6 チャンスを倍増させる矢印理論
講義7 攻撃におけるいいプレーのセオリー
講義8 4バックと3バックどっちが強いか?
講義9 クロースロールとアンカー落ちを使いこなす方法
講義10 効果的なニアゾーンランの使い方
講義11 プレースピードを上げる「最大限の高さ」の原則
講義12 得点力を高める「最小限の幅」の原則
■2章 守備編
講義13 相手から選択肢を奪う「同サイド圧縮」
講義14 クロス対応のロックとT字の原則
講義15 1対1で優位に立つポークの原則
講義16 トランジションの原則
講義17 合理的でない戦術のメリットと活用法
■3章 応用編
応用編1 アーセナル対マンチェスター・シティ
応用編2 PSG対バイエルン
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
具体的なサッカー戦術の説明書。ただ単純な説明だけでなく、その裏の思考についても書かれています。サッカーは頭を使うスポーツと言われる事が良く分かります
Posted by ブクログ
こういうビジネス書っぽいサッカー書籍を求めてた。繰り返し読んで理解を深めたい。日本代表も昭和生まれがいなくなってワンランク上に上がったような気がする。俺もこんな時代に少年サッカーをやりたかった。
Posted by ブクログ
レオザフットボールのyoutubeの視聴者で、サッカーの戦術について、もっと知りたいと思いこの本を買いました!
youtubeの配信では、知識がない為、理解する事が難しかった内容に対して、具体例等も出てきて理解を深める事ができました。
戦術についての内容は、また読み返して理解を深めていきたいと思いました。
また、戦術に関しての理解をしている前提で、選手の質や脳の負荷を考慮して、合理的なチーム作りをしていく事が重要だと感じました。
毎週見ている、海外サッカーも、この本をきっかけに戦術的に見ていければなと思いました。
Posted by ブクログ
これは面白い。
中学までサッカーの本とかしっかり読んで、自分なりに分析したり、アーセナルの試合を見て研究とかしてたけど、だいぶアップデートされてて、めちゃ面白い。これを分かった上でサッカーの試合を見れたら面白い!!
Posted by ブクログ
聞き慣れない言葉が多かったので、自分の視野を広げてくれそうとの期待で読んでみたけど、共感できることがいくつかあったので、読んだ甲斐があった。
自分が現役時代に攻撃ポジションを担う機会や学ぶ機会が少なかった為、以下の3つは、現役時代に学んでおけなかったのが悔しいとすら思う。
・ボールを持ったらへそを相手に向ける(正対)
・ファジーゾーンに意識的に立つ
・ウェイティングポイントからの顔出し
逆に、同サイド圧縮やアシンメトリーは、現役時代にそんな言葉づかいはしてなかったけど、既に意図的にやっていたことではあった(高校全国レベル)。
2019年の好調リバプールの属性の組み合わせの視点は面白かったし、その本質は「自らスペースを生んで、活かす」ということなのかなと読み取れ、これはどんなチームも転用可能な切り口だなぁと。
以下、個人的なメモ↓
・ファーストトラップで相手に正対し、スペースに運ぶのではなく、相手に向かっていく(2択を迫る)
・敵ゴールに顔を向けるのではなく、相手に対して正対してボールを持つ
◎バルサの下部組織では「ボールを持ったらへそを相手に向ける」と教わる
◎攻撃で、常に誰かが立っておくべきなのが、ファジーゾーン。相手サイドバックと相手サイドハーフの中間のスペースのことで、対応を迷わせる。サイドバックが低い位置で張ると、相手のプレスにハマる。
・アーセナル(21-22)はビルドアップ時にサイドバックがペナルティーエリアの幅に立ち、2-3-5のような陣形になる。
・バルサもサイドバックがハーフフロントに立つのは同じで、アーセナルと異なるのは、サイドバックがペナルティー幅よりも少し外側に立ち、4-1-3-2のような陣形となる。
・相手DFの迎撃と相手MFのプレスバックを受けづらい絶妙な位置を狙えるウェイティングポイント。
◎ウェイティングポイントの目安は、相手MFの3歩後ろ。ボール保持者がパスを出せるタイミングで、センターバイタル、ハーフバイタルに現れてボールを受ける(アピアリング)。相手が反応しづらい。
・ウェイティングポイントからのハーフゲート抜けは有効。センターバックの死角へスピードに乗った状態で抜ける。
・3-3-4はビルドアップのパスコースを作りやすい
・最終局面は中盤の選手が上がりプラス1以上を作る
・対5バックにはインサイドバックのピン留め(トゥヘルシステム)が有効
◎2019年のリバプールは属性組み合わせのお手本。その本質は「自らスペースを生んで、活かす」。①ウイングとサイドバックの関係性。②ストライカーとインサイドハーフの関係性。③中央に引き込んでボールを奪う。
・名将は属性の組み合わせが上手く、属性を追加できる。
・へそ下にボールを置くことで、全方位に大きく動かせる
・プレパレーションパス(近くに預けてもらい直す)を入れて、相手の矢印を整理させない。
・攻撃に必要な8つのスキルで整理する。
キックコントロール、ボールコントロール、ポジショニング、タイミング(ウェイティング)、ベクトル(正対、同一視野)、インテリジェンス(優先順位判断)、ドリブル、ランニング(最適スピード)。
・4バックから3バックに可変してビルドアップ(ダウン3)。センターバック間にアンカー落ちするか、中盤がの選手がサイドバックとセンターバックの間に降りる。(クロースロール。トニ・クロースの中継が由来)。片方のサイドバックが上がり、逆のサイドバックが残り、アシンメトリーなのも有効。そもそも、センターバック2枚にプレッシャーがかからなければ、無理に降りる必要はない。
・センターバックは可能な限り、高いポジションでパスを待つべき
・ビルドアップは幅を使うのが正解で、フィニッシュワークは最小限の幅をとる。
・中央封鎖からの同サイド圧縮。逆サイドのマークを捨てる。「絶対にサイドチェンジさせない」「ボールを失ったら、すぐに相手を狭いサイドに追い込む」と決める
・競り合いや球際の場面で相手に体をぶつけ、相手の体勢を崩す。ファウルを考慮しながら。ずる賢さを技術として捉える。
・ペップが採用していたボールロスト後のプレス「5秒ルール」は戦術的な意思統一だけでなく、フィジカル面のメリットもあり。(人体の構造上、5秒はクレアチンリン酸がエネルギー源として使われ、それ以上で回路が切り替わり、乳酸が出て疲労を感じる)
Posted by ブクログ
原則とか新しい単語が多くて面白いんですが、やっぱりプレー経験や、サッカーを全体、引きの視野で見られるようになってから読んだ方がよりわかるかも?
Posted by ブクログ
これだけ分析力が高く、サッカーを知っている人のもとで学べたら多くのことを吸収できると思う。
戦術は多様だし、正解はないけれど知ることで見えてくるものがたくさんある。
納得するような分析が多くてとても勉強になった。
Posted by ブクログ
レオザのYouTubeをよく見るので。
サッカー戦略についてここまで広く広めた人はいないと思う。
・元芸人さんなので、喋りがうまくて、サッカーを見る時は彼のコメントを聴きたくなる。
・そんな彼の著書なのでなんとか入手。
・同サイド圧縮などの戦術をうまく例題を示しながら説明された。
・しかしながら、やはり彼の喋りが引き込まれるのであるので活字だとストロングポイントが見えないのが残念だと認識する次第であった。