作品一覧

  • フットボールアルケミスト 1巻
    完結
    4.0
    全5巻759円 (税込)
    フットボール代理人。彼らは選手に代わり契約や移籍を執り行い、スター選手の移籍を実現させると天文学的な金額を動かすことも。サッカー選手の兄を持つ女子大生の夏目リサは「金の亡者」と悪名高い代理人・先崎恭介の事務所のインターンとして採用される。それをきっかけにリサは魑魅魍魎の世界へ踏み出した。試合に出たい選手、戦力が欲しいクラブ、その間をつなぐ代理人―。日本人選手の海外移籍、自分の野望とクラブへの恩義に揺れる選手に代理人は何を語るか。若手ブラジル人選手獲得の裏で会長と代理人の間で動く黒いお金、果たして正義はどこにあるのか。業界騒然、フットボールを裏から牛耳る代理人の真の姿を描く。サッカー界の事情通と気鋭のサッカー漫画家のコンビが贈る第1巻。

ユーザーレビュー

  • フットボールアルケミスト 3巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     ドイツ編の命運を握るチャリティマッチが描かれた3巻である。
     今回もまた表と裏で物語が進行する、実に代理人稼業らしいドラマが見られる一巻になっている。

     表でアクセントになっているのが、チームメイトの先輩アジア人であるヨンピョ。
     どのチームでもそうだが、同国人や意思疎通しやすい関係の選手が居るかどうかは、移籍におけるかなり重要なポイントになる。
     敵方代理人の契約選手ながら、ここでのヨンピョの振る舞いは爽やか極まりない。
     初の公式戦参加で緊張する沼田選手は彼とのやり取りで奮起している。良いスポーツマンシップだろう。

     そしてハーフタイム、遠地でひっそりと暮らすムシッチ監督のチームメイ

    0
    2021年03月25日
  • フットボールアルケミスト 2巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     先崎と因縁を持ち、対立するドイツ人代理人ラルフ・シュバルツが登場する2巻である。
     フロント主導でドイツ二部アルスターSVは沼田選手を獲得したが(1巻の#01)、そこに横やりを入れたのがこの男である。

     ラルフ・シュバルツは、実際にドイツへと日本人選手を引き入れた実在の代理人をモデルにしたキャラクターであるそうだ。
     要は長谷部選手や香川選手といった若き才能を見抜き、売り込んでくれた人物である。
     そうした人物がこうして明確に悪役として描かれているというのも、なかなか興味深い描き方である。
     彼へのやっかみ交じりの批判を踏まえてのデザインのようだが、やはり一筋縄ではいかない世界なのだろう。

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    2021年03月25日
  • フットボールアルケミスト 1巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     裏金、キックバック、脅迫、裏切り――。
     薄々サッカーファンも気付き始めている、そんなサッカー界で暗躍する代理人の稼業を描いた物語シリーズの一巻である。

     同じくサッカー代理人を描いた能田達規さんの「となりの代理人」が表の代理人を描いているとすれば、こちらは裏の代理人を描く物語になる。
     スポーツライターの木崎伸也氏が原作となり、サッカー界の実相が暴かれるような内容だ。

     国連で働きたい夢を抱えながら、足踏みする主人公・夏目リサがサッカー代理人業のインターンに合格したところから物語は始まる。
     彼女を雇うのは金満代理人と悪名高き先崎恭介。
     彼はリサを従えて、テストすると言い、この業界の

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    2021年03月25日
  • フットボールアルケミスト 4巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     4巻は5巻と同時刊行、完結に向けて起承転結における転を担っている巻である。
     兄・マコの後を追うことを目的に代理人事務所のインターンを選択したリサと、そんな彼女の「普通の視点」を利用することを選んだ先崎。
     二人の関係はこの巻で完全に壊れ、二つの物語が完全に別個に展開する物語となっている。

     リサはレオスで兄の跡を追い、先崎は新人王を獲得した期待の若手ドリブラー・三島雅との契約を目指して一騎打ちのコンペに参加。
     それぞれが完全に異なる物語であり、両者がそれぞれ動いた3巻までの物語とは異なっている。
     やや気忙しい感もあるのは、店仕舞いのタイミングの問題もあるのだろう。
     今少し刊行が続く

    0
    2021年10月12日
  • フットボールアルケミスト 1巻

    無料版購入済み

    新鮮!

    サッカーマンガも、選手自身が主人公だった時代から、監督が主人公となる作品が生まれてきた。
    本作はさらに進んで、「代理人」が主人公。
    これは非常に新しい。

    表の面だけでなく、裏の面も取り扱う…というか、むしろその裏の面がメインとして扱っているのも斬新。
    こういう世界、考えれば当然存在するだろうと思われるが、指摘されるまでは深く考えなかった世界。

    一方で、そちらがメインになっているだけに、全体的に「陰」の強い作品になってしまっている。
    主人公のアシスタントが明るく、また選手たちも明るく熱い面を出すことでカバーしようとして入るが、やはり全体的に暗い印象は否めず、ドロドロ感があふれる。
    これは、ス

    #深い #ドロドロ #共感する

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    2024年04月26日

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