朝比奈弘治のレビュー一覧

  • 地底旅行

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    400ページ強ありますが、あっという間に読破しました。
    非常に心躍る作品です。
    改めてSFってイイなぁと思いました。

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    2011年05月30日
  • 文体練習

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    面白かった!
    読書を楽しむというよりは、音楽を楽しんでいるような感覚に似てるかも。まるで、変奏曲を聴いているような感じだなーと思ったら、この作者はバッハのフーガの技法を聴いて着想を得たらしく、なるほど…
    しかし、この本のアイデアもさることながら訳者の創意工夫がえげつない。すごい。日本語の奥深さがとめどない…

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    2025年05月24日
  • 文体練習

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    バスの中でいざこざを起こした男を、その後、別の場所で見かけた……という、単純な流れなのだが。99の文体で書くことによって、99通りの違った話になったように感じるという、面白い試みだった。普段親しんでいる文体だとわかりやすいが、読んだこともない文体だと、わかりにくいし、怖さもあるような気がして。面白かった!Xで見かけて読んだのだけど、本当に、Xの人たちは、どこでこんな面白い本を見つけてくるんだろうなぁ。

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    2025年05月11日
  • 文体練習

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    原書のこだわりの凄さに加えて、翻訳の大変さにも驚嘆する。特に言葉遊びの文体は、訳者あとがきと解説を読みながら読んだほうが面白いし良い。

    「2.複式記述」でいきなりのくどさに笑った。
    「78.らぞなぞね」とか、解説を読まないと仕組みが分からなかった。

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    2025年01月13日
  • 地底旅行

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    アイスランドの火山の噴火口から地球の中心に到達できるという文章を解読したことから地球の中心を目指すお話。

    終始わくわくしながら読めました。
    こんな世界だったら面白いなぁ~と思わせてくれる話でとてもよかったです。
    子供ができたらいろんな想像力を働かせるためにも読んでもらいなぁと感じました。

    ハンスがとても好きでした。
    リーデンブロックも終始ポジティブで明るい気持ちになりながら読めるのでいいですよ。

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    2024年06月12日
  • 地底旅行

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    ネタバレ

    面白かった!!!

    アイスランド旅行をするにあたり、関連本を調べたらこの本がアイスランドの火山の火口から地球の中心を目指す話と知り購入。

    火口に着くまでにもそこそこの分量があり、ややかったるく感じられたが、いざ地下に潜ったあとは、リーデンブロック教授、アクセル、ハンスの掛け合いが面白く、アクセルの危機、次々と現れる衝撃の地下世界、数々の波瀾万丈と、飽きさせずに一気に読ませる。

    数々の地学的知識も織り込まれており、どこまで現実でどこからファンタジーなのか戸惑うほど。

    解説によれば本作は子ども向け空想的冒険科学小説であるという。
    自分の子どもにもぜひ読ませたい。

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    2023年07月01日
  • 地底旅行

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    地球内部へと続く道が発見された…との一文だけで即購入。ロマンしか感じられなかった。高校時代、専攻していた地学のおかげでちょいちょい小ネタを理解できたのが嬉しかった。個人的に中盤までダレることが多かったが、それ以降は怒涛の展開で読む手を止められませんでした。読んでよかった。

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    2018年09月19日
  • 地底旅行

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    『地底旅行』というタイトルを見て、高温高圧に耐えられる特殊車両による旅行だと思っていたが、読んでみたら、徒歩によるものであったことにまず驚いた。現代の科学的知見からすると、正しくない部分が見受けられるが、作者が執筆当時に想像力を最大限に働かせて創り出した状況描写や情景描写は興味深く、迫力のあるものであった。
    SF小説であるが、冒険的要素の強い作品だと感じた。しかし、徒歩で地球の中心部を目指すという計画はいくら何でも無謀だし、これだけ長期間の食糧をどうやって運んだのかという疑問を持たざるをえなかったが。
    何よりも印象に残っているのは、主要な登場人物三人の個性。志をあくまでも貫こうとする強い意志の

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    2017年09月16日
  • 文体練習

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    1つのちょっとした話が、99通りの文体で繰り返し語られる。同じ物語でもこんなに多様な表現の仕方があるのかと感動するような章もあれば、アナグラムなど「文体」とは言えない(しかも出来上がった文は意味不明)ものもある。暗号のような文も、試みとしては面白いと思う。
    訳者のあとがきもかなりしっかりした分量があり、翻訳の裏話が読めるのも嬉しい。

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    2016年09月02日
  • 地底旅行

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    日本で言えば明治時代、日清戦争のはるか前に書かれた冒険小説。
    ヴェルヌの科学的な想像力に感銘。
    物語としても、とても面白かった。

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    2016年01月03日
  • 地底旅行

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    おもしろかった。
    これをなぜ、
    これをなぜ小中学生時代に読まなかったのか。
    今読むのとは全く違うワクワクドキドキを得られたはずなのに!後悔。

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    2015年05月26日
  • 地底旅行

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    ネタバレ

    都合よくハンスに助けられすぎな気はするけど、それでも面白い。
    主人公達もハンスがいなかった成し遂げられなかったであろう旅を、先駆者のサクヌッセンムはどうやって成し遂げたのか、主人公たちが結局たどり着けなかった地球の中心には何があったのか、想像力を掻き立てられる。

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    2015年03月07日
  • 地底旅行

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    ルーン文字で記された暗号をもとに、地底の探索を目指す冒険もの。やると決めたら即行動のリーデンブロック教授。彼の無茶振りに振り回される「私」が主人公。アイスランド出身の寡黙なガイド、ハンス。この三人でアクシデントに見舞われながらも、想像を絶する地底の世界を目の当たりにする...。舞台がアイスランドで、馴染みのないこの風土を知ることができる。火山が身近にある環境で、郊外は荒涼とした土地、と本文で触れている。

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    2015年02月24日
  • 地底旅行

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    小学生以来の再読。

    ハンス川を見つけるまでな切羽詰まった感じとか、アクセルがはぐれてしまった時の絶望感とか、最後上昇していくときのハラハラドキドキ感とかいろいろ思い出した。

    人間の想像力には果てなどないのだよ

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    2015年02月01日
  • 地底旅行

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    東京ディズニーシーのメインアトラクション、センターオブジアースのモデルとなった映画『センターオブジアース』の原作とも言うべき作品。待ち時間のお供にぜひ。

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    2014年12月13日
  • 文体練習

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    ひとつの話を色々な文体、角度から書く正に「文体練習」

    文体のテーマに沿って面白い(なるほど的な)文章。私の今得たいと思っている多角的視点なのかなと思うし、人それぞれ異なると言うことになる。こんなにも人は違うのだなと思う。

    本が好きな人と言うより、文が好きな人が面白いと感じる一冊。と、私も文章と言うものに魅力を感じているのだなぁと再認識する。

    まあよくコロコロとこんなに文体を変えた表現が出来るものだ。

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    2014年10月28日
  • 文体練習

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    一つの出来事を99通りの書き方によって表現してみました、という内容。よくやるよ、まったく……。翻訳した方もお疲れ様です。日本文の可能性を感じたい方はぜひどうぞ。楽しみ方は人それぞれ、解釈の仕方も人それぞれ。本棚に置いてあると、ふとした時に手に取りたくなる一冊です。そんな引力がこの本には働いていると、勝手ながら私はそう思いました。(この本自体もオシャレな作りなんですよ、本当に)

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    2014年02月15日
  • 文体練習

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    まず発想がすごい。この作者さんは「バスで隣の乗客に文句を言っていた青年を、2時間後に再び見た」という何気ないストーリーを、98ものパターンで書き分けています。文字の並べ替え、口調、立場の違い、図版…。
    訳者さんが日本語でも楽しめるような工夫をして、原文の解説をしてくださってるのもありがたかったです。デザインも素敵でした。

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    2013年05月30日
  • 文体練習

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    『藪の中』ではないが、こうやって多角的な視点をもって一つの現象を描写していくということには、なんだかものすごい可能性が詰まっているような気がしてとても好きだ。それぞれの間の隙間というか、齟齬がとてもリズミカル。そしてオチも結構良い。

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    2013年05月22日
  • 地底旅行

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    はるか昔のわくわくする冒険譚



    これが1860年代につくられたおとぎ話だからと言ってなめてはいけない。

    アイスランドの火山の噴火口から地球の中心へ

    現代の科学でも未だ完全解明されてない、まさしく前人未踏の世界をヘンテコな三人が大冒険。
    この三人、特に奇人リーデンブロック教授の魅力がたまらなく、ときに芸術家のモチーフになるほどのおもしろさ。

    作者ヴェルヌの空想力が細部にまでいきわたり、本当に噴火口から地底世界に行けてしまうのでは、そして、もしかするとそこには・・・
    なんてリアルを勘違いしてしまいそう。

    はたして、三人は地底で何を見たのか、そして全員無事に生きて帰ってこれるのか

    少年

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    2013年03月31日