尚村透のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの巻では主人公・蛇喰夢子と生徒会書記・五十嵐清華のギャンブル「扉の塔」を描いています。「扉の塔」というギャンブル自体は、おそらく脱出ゲームをヒントにしたもので、出題される問題というよりは、塔の仕掛けの方がギャンブルのメインであり、その手の話に詳しい人にはすぐにわかってしまうため(私はわかりませんでした)
ゲームの内容に関しては魅力は少ないのですが、生徒会長・桃喰綺羅莉に付き従う五十嵐の狂気や会長との関係性、そして曲者揃いの生徒会メンバーの中では、一見普通に見える五十嵐の狂気の部分が垣間見えたり、会長が五十嵐のどのような部分に惹かれたかが判明したり、最終的に会長と五十嵐との関係性が「理解しあえ -
Posted by ブクログ
ネタバレこんな勝ち方では納得できない。それでも今は勝つことを選ぶーー。
夢に向かって貪欲に突き進むユメミが再登場します。憧れの人物と対峙することによって、大き過ぎる夢と現実との間でもがく彼女が描かれています。
私は現実世界のアイドル(2次元含む)には興味ないタイプですが、もしユメミのようなアイドルがいたら応援したい、
そう思いました。
この作品の官能的なところはリスクを背負ったときの夢子の表情と狂気で、読み手に「この子今どーなっちゃってるんだろ」と想像させるのが面白いと思うのですが、今回は直接的な裸とか水着のシーンが多くてなんだかなといった印象でした。
“心の底から感動する=心を裸にされる”だとして -
狂ってる。。。
金持ち学園の余興として行われているはずのギャンブルが本格化してる。。高校生なのにトラップや、仕掛け人も使い、かなり本格的なギャンブル漫画。学内での戦力も明確となっており、ある意味、暴走族系、不良系の漫画と似ているかも。それにしても最初に登場する男の子、なにもできずに馬の骨すぎるだろw
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心理戦がメイン
ギャンブルによる階級制度に支配されている「私立百花王学園」に、天才ギャンブラー蛇喰夢子が転校して来る所から話が始まります。対戦相手がイカサマばかりで、それを蛇喰夢子が見破った上で勝ちに行く形の漫画です。絵クオリティーがとても高く読みやすいです。表情の描き方が上手いなと思いました。
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ギャンブル怖い
ギャンブルに支配された学園モノのストーリーです。
絵のタッチが綺麗なので素敵なのですが、時々出てくる何かを企む顔がとても怖いです。
ギャンブルが好きな人も楽しめると思うのですが、私はギャンブルをやらないので毎回教えられながら見ている気がします。
それと同時にギャンブルって怖いなーと思いました。 -
ネタバレ
駆け引きと萌えと顔芸
アニメを見てわりと好きな声優が出ていたから見始めたのですが、なかなか面白く引き込まれる部分があります。主人公の女子高生がとてもかわいいのだけれど、ギャンブル狂という設定でギャンブルばかりしている高校に転入してそこの生徒たちと戦いを繰り広げます。独特なルールのギャンブルでイカサマ上等の相手の裏をいかにかいていくかという戦い方なのですが、その際の顔芸がすごく印象的で普段のキャラとギャップが出ており、読んでいて楽しいです。
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顔芸の極致
この漫画のタイトルを始めてみたときに思ったことは、カイジみたいなギャンブル漫画と学園漫画の合わさったものかという軽い期待しかもっていなかったのですが、読んでみて驚きました。この漫画は一言でいえば顔芸漫画であるということがわかりました。ギャンブルシーンの心情表現に使われている顔芸が他に類を見ません。
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ひりつく緊張感に満ちたギャンブ
力関係はギャンブルによって決定する狂った学校生活を描いています。美麗な絵が、狂った世界を余計におぞましいものに仕立てています。主役の夢子の家畜に堕ちて、ミケと呼ばれようが、多額の借金を背負おうが、不利な条件や相手にも関係なく、ギャンブルを行う姿にカタルシスさえ覚えます。しかし夢子は正義の味方ではなく、狂っている方の人間です。夢子が活躍すればするほど「毒をもって毒を制する」という形容詞が一番ぴったりだと思うのです。