弘中惇一郎のレビュー一覧
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「弁護士には情報収集の力や論理的な思考力がもちろん求められるが、それとともに欠かせないのは、想像力と想像力だ。目の前にあるものだけでなく、事件全体をイメージして「何が足りないか」を常に考えなくてはいけない。」(136頁)
「おそらく人々は「かわいそうな被害者」を引き受けたくないのだと思う。被害者に同情を寄せながら、ではその被害者を自分たちが受け入れるかといえば、それはしないのだ。被害の原因・責任の追及、制度改善に向けた努力など、その被害の全体を社会で引き受けること避け、「悪者」を叩くことを自分たちを免責する。それ以上、被害の本質に近づかなくてすむ言い訳を自分にできるよう「悪者叩き」を繰り返す -
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郵政不正事件。一般には厚生労働官僚の村木厚子氏が冤罪に陥れられた事件を指す。もとは郵便割引制度を悪用した罰金刑レベルの事件。手柄を焦る大阪地検特捜部が政官に及ぶ大事件にしようと関係者の供述をでっちあげ、あろうことか、重要証拠書類であるフロッピーを検察官が改ざんしていたというもの。有罪率99。9%、日本最強の捜査機関。裁判では完全無罪を出さない不敗神話さえ謳われていた検察の信頼を地に貶めた事件である。ドキュメンタリーなのに、さながら心躍る勧善懲悪劇。水戸黄門を見るような爽快感があった。とりわけ村木さんの言葉には泣いた。「私にとって犯罪者にされるかどうか、ゼロか百かの大問題。公務員として30年間や
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冤罪、国策捜査、検察のストーリーに沿った供述の強要、自白するまで保釈しない人質司法等々、刑事弁護の経験豊富な著者による検察や司法制度に関する批判の数々。そして、こういうことは決して他人事ではないと著者は警告する。
確かに、こういう事例を並べられると、検察は怖い、日本の刑事司法はめちゃくちゃだという気にさせられるが、他方、犯罪が裁かれ、これにより社会に秩序がもたらされていることも事実であり、これに関する評価は本書には書かれていないが、そういう事実も踏まえて本書を読む必要があるだろう。
たしかに、検察に不利な供述調書の隠蔽のように、冤罪を生みかねない行動はよくないが、かといって、検察官は国家権力と -
Posted by ブクログ
そういやあの事件どうなったっけ、ってずっと気になってた。たまに検索なんかもしてたんだが、幾つも幾つも容疑が重なって、最後アメリカで逮捕されて獄中死したという記憶。
いやー、ひどいね。
この本を読む限り、冤罪というのも恥ずかしい。
ネットもまだない時代に、人の人生をエンタメにして潰したという感じ。ご本人もまたサービス精神旺盛であったのが災いしたのか。
それにしても裁判官の、日本中が祭りで盛り上がってるのに、水はさせんでしょうっていう理由で有罪にするって、何?
マスコミなんか、本当に、今も昔も変わらんのね。
今の方が足掻いてる感じはするか。