無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
村木厚子事件(厚労省郵便不正事件)、小澤一郎事件(陸山会政治資金規正法違反事件)、鈴木宗男事件、マクリーン事件、クロマイ・クロロキン薬害訴訟、医療過誤訴訟、三浦和義事件(ロス疑惑)など、日本の戦後刑事司法史に残る大事件を手がけてきた、伝説の弁護士、弘中淳一郎。「絶対有罪」の窮地から幾度となく無罪判決を勝ち取ってきた「無罪請負人」と呼ばれるその男は、歴史的なそれらの裁判をどのように闘ったのか? 受任の経緯から、鉄壁といわれる特捜検察の立証を突き崩した緻密な検証と巧みな法廷戦術、そして裁判の過程で繰り広げられるスリリングな人間ドラマまで、余すところなく書き尽くす。稀代の弁護士による、法廷を舞台にした唯一無二の思考の指南書にして、類稀なる現代史。
安部英医師薬害エイズ事件、野村沙知代事件、 中森明菜プライバシー侵害事件、加勢大周事件、中島知子事件、「噂の眞相」名誉毀損事件、痴漢冤罪事件、カルロス・ゴーン事件などを扱った「事件ファイル2」も同時刊行。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年05月28日
数々の大事件の容疑者の弁護を引き受け無罪を勝ち取ってきた著名弁護士の回顧録。事件ファイル1としては最大のページを割いたロス疑惑のほか、村木厚子氏、鈴木宗男氏、小澤一郎氏の政治絡みの事件、その他薬害訴訟やベトナム反戦運動を背景としたマクリーン事件や東大裁判を取り扱う。
それぞれの事件につき事件概要を述...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月24日
筆者の弘中さんはベテラン弁護士。1945年10月生まれなので、現在76歳。大学卒業と同時に弁護士になられているので、弁護士業務を50年以上続けておられる方だ。弘中さんは、世間の注目を浴びた事件での弁護人を数多く務められている。本書で取り上げられているのは、村木厚子氏・小澤一郎氏・鈴木宗男氏・三浦和義...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月03日
上巻だけで520頁と分厚いにもかかわらず、読み始めたら、頁を捲る手が止まらなくなる。それは、真実が何であるかを求めるからであろう。
ここで取り上げられる刑事事件は、どれもが検察の一方的な無理筋のストーリーで取り調べが行われ、検察のリークなどに乗っかって興味本位に報道するマスコミに対し、弁護団が現場で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月21日
クロマイ薬害訴訟で因果関係を証明するのに、研究の進んでいた米国から資料・証言を取り寄せた両親の執念に頭が下がる。また逸失利益について死亡した娘さんの姉は東大法学部を出て司法試験と国家公務員試験に合格したから、そのベースで生涯収入は計算すべきとの主張に対して、裁判所は平均賃金でしか認めないという話は印...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月05日
本の厚さにびっくりしたが、それ以上に裁判に関する事実の積み重ねが重い。
取り上げられた登場人物に対する見方も変わった。
事件当時の自分の記憶と違う情報が述べられていて、「そうだったのか⁉︎」と感じさせられる。
やはり、流される情報を何も考えずに受け止めるのは良くないと、改めて考えさせられた。
9...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月28日
分厚い本だ。村木厚子さんの事件は確かに無実だと思うし、弁護士の主張にも共感できる。国策で対立する勢力を嵌める、みたいなことも実際あるとは思う。ただ、鈴木宗男も小沢一郎も、クリーンな立場の人とは思えない。私もマスコミの戦略に乗せられてるようだ。正義の味方のように喝采を浴びる検察官が、自分の思い通りに事...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。