弘中惇一郎のレビュー一覧

  • 特捜検察の正体

    Posted by ブクログ


    司法の問題点がしれた。
    特捜検察は本当に法曹なのか?
    鈴木宗男事件然りIR汚職事件での非人道的な人質司法、調書中心主義、記憶の捏造などはもっと国際社会から批判されていてもおかしくはない。メディアへのリークでの世論誘導は検察だけの責任ではない。検察の調書のストーリーは仮説でしかないのに裁判官が有罪前提の裁判をする(特捜検察への忖度)。特に特捜検察には歪んだ正義感ではなく、冷静に良心に従い全体の奉仕者となるようにして欲しい。

    0
    2025年09月14日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    とある方にお勧め頂き本書を手に取る。
    弘中弁護士とは、厚生労働省の官僚だった村木厚子さんの「郵便不正事件」はじめ、三浦和義氏の「ロス疑惑」他、カルロスゴーン氏、小沢一郎氏、鈴木宗男氏、堀江貴文氏等の弁護人として著名である。
    誰しも聞いたことがあるような事件であるが、それらの事件における検察側と弁護側の泥臭いやりとりの数々。
    読んでいて気分が悪くないような、国策捜査の背景やマスコミによる決めつけ・印象操作の実態。
    世の中は決して綺麗事ではないということを改めて考えさせられる一冊。


    『事件を日常的な感覚で事実関係を丁寧に見ていくと、犯罪とみなされた行為も私たちの日常と地続きの場合が少なくない。

    0
    2025年02月24日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    一度は聞いた事ある有名な事件に関与されてきた中で、一般には知られない検察の実情や弁護士からの視点など、とてもリアルな話が面白かったです。

    0
    2024年07月27日
  • 特捜検察の正体

    Posted by ブクログ

    弘中弁護士。
    知らない人はいない弁護士ですね。

    すぐ思い浮かぶだけで、カルロスゴーン、ホリエモン、村木厚子、鈴木宗男、小沢一郎氏等の弁護人を務めてきた方。。


    (冤罪事件を取り上げた内容という意味で)
    やや不適切かもしれませんが、
    めっちゃ面白いです。

    よく、検察は先ずはストーリーを作り、そのストーリーを完成させるために証拠を作り訴訟手続きを進める、と言われますがさもありなん、と。。

    有名な事件における検察側の問題点をわかりやすく解説、指摘した内容で、面白いのですが、こうやって冤罪は作られる的な内容で怖くなってきます。。。

    注意点は、グレーな部分での訴訟というのは、裁判官が正しいのか

    0
    2023年08月12日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    Audible で聞きました。村木厚子さんの事件はこの本で詳細を始めて知った。どの事件も時代を反映していて、とても興味深く読めます。

    0
    2022年12月29日
  • 生涯弁護人  事件ファイル2 安部英(薬害エイズ) カルロス・ゴーン 野村沙知代・・・・・・

    Posted by ブクログ

    2分冊になっている、弘中弁護士の「生涯弁護人」の2巻目。1巻目、2巻目ともにボリュームがあり、本書は460ページを超える。2冊で、1,000ページ近くなるが、とても面白く短期間で読むことが出来た。
    1巻目も興味深い事件が取り上げられていたが、この2巻目も面白い事件が取り上げられている。安倍英医師の薬害エイズ事件。野村沙知代事件。そして、カルロス・ゴーン事件。その他にも興味深い事件が多く取り上げられている。安倍医師の事件、カルロス・ゴーン氏の事件は、これまで新聞やテレビの報道などで知っていた内容、感じていた印象が大きく変わった。安倍医師、ゴーン氏に対しての検察起訴・逮捕は、全くの冤罪だという考え

    0
    2022年05月31日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    興味深い、読みにくいかと思ったが途中から引き込まれる。

    カルチエ・ラタンの暴動が日本に飛び火し、学生闘争の炎となる

    312〜

    0
    2022年05月30日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    数々の大事件の容疑者の弁護を引き受け無罪を勝ち取ってきた著名弁護士の回顧録。事件ファイル1としては最大のページを割いたロス疑惑のほか、村木厚子氏、鈴木宗男氏、小澤一郎氏の政治絡みの事件、その他薬害訴訟やベトナム反戦運動を背景としたマクリーン事件や東大裁判を取り扱う。
    それぞれの事件につき事件概要を述べた上で著者の受任の経緯、相手側の主張する事件の筋書きがあればそれを取り上げた上でその訴訟にどういう戦い方をしたか、またその判決の結果、それによる社会的影響、その他受任した関連事件の紹介、事件の思い出などを振り返る。500ページ超のボリュームだが、章ごとに異なる問題意識があり、飽きさせない。

    第1

    0
    2022年05月28日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    筆者の弘中さんはベテラン弁護士。1945年10月生まれなので、現在76歳。大学卒業と同時に弁護士になられているので、弁護士業務を50年以上続けておられる方だ。弘中さんは、世間の注目を浴びた事件での弁護人を数多く務められている。本書で取り上げられているのは、村木厚子氏・小澤一郎氏・鈴木宗男氏・三浦和義氏のケースであり、2分冊の第2巻で取り上げられているのは、安倍英氏・野村沙知代氏・カルロスゴーン氏のケース等である。2分冊の第1巻にあたる本書は、500ページを超える大部の作品であるが、一気に読んだ。
    筆者の著作としては、「無罪請負人」という本を読んだことがあり、このブログにも感想を書いている。「無

    0
    2022年05月24日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    上巻だけで520頁と分厚いにもかかわらず、読み始めたら、頁を捲る手が止まらなくなる。それは、真実が何であるかを求めるからであろう。
    ここで取り上げられる刑事事件は、どれもが検察の一方的な無理筋のストーリーで取り調べが行われ、検察のリークなどに乗っかって興味本位に報道するマスコミに対し、弁護団が現場で起きたファクトに基づいて、弁護する構図となっている。
    この本を読むといかに我々が日頃、メディアの報道に翻弄されていることを痛感する。

    0
    2022年04月03日
  • 生涯弁護人  事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義・・・・・・

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実際に手掛けた訴訟だから説得力がある。話題になった裁判もあるが、その割に最終的な結果を知らないことが多いことに気づいた。とにかく裁判には時間がかかりすぎるのだろう。
    改めて検察の横暴について具体的な事例に接して知ることとなった。権力を持つ側が、その力を行使するときの恐ろしさを感じる。表に出てこない事例がまだまだあるのではないだろうか。

    0
    2022年03月13日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    弘中氏の記述をそのままは信じられないけれど
    反対側の記述ばかり見てきたから混乱する
    両方知っておきたい

    0
    2022年01月23日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    衝撃的だなー。正義はどこにあるのだ。国策捜査は冤罪の温床だと!?(((( ;゚Д゚)))

    P79 その意味で刑事事件では、当人がそれまで送ってきた全人生、人間性のすべてが試される

    P85 国策捜査とは検察、なかでも得喪検察が、ある政治的意図や世論を動かすために進める捜査を指す。たまたま犯罪があることが発覚したので犯人を逮捕・起訴するのではなく、何かの理由をつけて特定の人物を逮捕・起訴することを前提にすすめるのである。このため、恣意的な法律の適用や権力乱用的な操作を招きやすく、冤罪の温床となりうる。標的は政治家に限らない。官僚、経済人、学者、弁護士など、社会の中枢に位置する人物が対象となる

    0
    2020年02月16日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    カルロス・ゴーン氏逃亡により一気に注目を浴びている弘中弁護士による著書。ゴーンで悪いイメージがついてしまったけれど、この方は正しい弁護活動をしてらっしゃってきた。村木さんはその代表例。ゴーン逃亡で落ちた印象が世間にはあるだろう、が、この著を読むと、この人が根底に持つ信念がよくわかり、この人のぶれない魂は尊いもので、このような弁護士がいることで世の不正は正されるのだろうと思う。彼の主張は一貫しているし、そもそも謙虚だ。無罪請負人と呼ばれることに違和感を感じていて、すべての事件で無罪を目標にできるわけではないと現実的で、ケースによって何が何でも無罪獲得というものでもない。無罪獲得の数を競うものでも

    0
    2020年02月08日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    圧巻の内容であった。
    刑事弁護についてはもちろん、この国の歪みについて深く考えさせられる一冊だった。
    時間がない人は第5章だけでも読むことをオススメしたい。この国でどうやって生きていくのがよいのか、他国との比較など、実務に基づく深い知見が凝縮されている。

    個人的に特に次のものは印象深い。小沢氏陸山会事件の石川議員女性秘書が検察に呼び出され10時間以上拘束し、夜になって「保育園に預けた子供の迎えに行かなければならない、せめて夫に連絡をさせてほしい」と懇願しても、検察官が「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」と迫った…との検察の取り調べの方法を述べている箇所に、身震いした。

    0
    2019年12月17日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本だと思った。当たり前のように、ニュースや、新聞に書かれている事が事実だと思い、無罪判決が出ても、本当は悪い事したのに、いい弁護士に、無罪にしてもらったみたいな感じで、ニュースを見ている人がたくさんいると思う。
    無罪判決の重み、マスコミの恐ろしさ、権力との戦いを詳細に分かりやすく書いている。

    0
    2016年08月21日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    郵便不正事件、小沢一郎と鈴木宗男、ロス疑惑事件と薬害エイズ事件、これらの事件の被告弁護人をつとめたのが著者。

    これらの事件のうち第1の事件だけは、完全に検察のチョンボであったが、その他の事件は、起訴された当時はさんざんの疑惑報道ばかりだったので、そうかもしれないと思わされ、とはいうもののモヤモヤの状況になってきて、そのうちに報道もなくなって忘れられて・・・結局どうだったのか? というのが自分の認識でした。

    本書を読むと、これらの事件すべてにおいて被告は無罪であるとしか言い様がなく、検察やマスコミの非道に憤りを感じられずにいませんでした。

    とかく検察は非常に強力な権力を持っているので、その

    0
    2014年08月10日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    ○弁護士の弘中氏の著作。
    ○村木事件や小沢陸山会事件など、数々の刑事事件の弁護を担当した著者による、刑事裁判の真実について、検察の捜査や取り調べの実態を通じて明らかにしたもの。また、弁護士の職域の拡大に伴う副作用やマスメディアを中心とする「つるし上げ」社会について警鐘を鳴らしている。
    ○著者の経歴や有名事件ばかりを担当していることから、「目立ちたがり屋」という偏見を持っていたが、それが間違っていることに気づき、恥ずかしい。著者の弁護士としての真摯な仕事ぶりや取り組み方、全体を見通す姿勢は、(本書だけで判断するのは早計だが)尊敬に値するもの。
    ○数々の事件をみると、いつ自分も「無実の罪」に問われ

    0
    2014年07月09日
  • 無罪請負人 刑事弁護とは何か?

    Posted by ブクログ

    被告人の利益を護ることだけを考える。弘中先生のおっしゃる「正義」というものがよくわかった。知識も能力も経験も,何一つ弘中先生に勝てるところはないけれど,せめて刑事弁護についての「気持ち」は負けたらあかんなと思いました。修習生時代に教官から言われた「刑弁魂」という言葉を思い出しました。

    0
    2014年05月24日
  • 特捜検察の正体

    Posted by ブクログ

    特捜検察はもちろん、真実を見極められない、見極めようとしない裁判官も恐ろしい

    ただ的確な捜査で巨悪な犯人を見逃さない人もいる

    操作された情報にメディアが加担するようなことはあってはならないし、真実を報じることが任務である
    特捜検察の人権を無視した捜査は即刻やめてほしいが、そんな悪い話ばかりが出回り、真摯に犯罪に向き合う検察官を妨害するようなことはあってはならない

    0
    2025年08月12日