萌えた、ギュンッて音がした
明日をも知れぬ戦国時代を、己が全てを出し尽くして翔けた武将と、そんな彼らに自分の全てを託した妻に焦点を当てた、少し風変わりな歴史恋愛もの
織田信長を初めとした、戦国の雄らは伝説や漫画、ゲームの中にいるのでなく、ちゃんと血が通い、何でもない事に悩み、ありふれた事で憂い、代わ
...続きを読むりのいない“最愛の女性”を、自分らしいカタチでしか愛せない、どこにでもいる一人の等身大の男なんだな、と実感させてくれる、中身のある内容だった
四コマ漫画が、武将夫婦らのイチャつきぶりを更に際立たせている
男を女が支えているのか、それとも、女がいるから男は倒れずにいられるのか
時代や常識が変わろうが、愛は愛。夫婦の数だけ、幸せも形を変える。傍目から見れば、不幸せに見えても、当人達からすれば、それが自分達に最も合っていた愛なんだろう
単純に漫画として楽しんでもいいが、自分の大事な人への接し方を省みる、好いキッカケにもなりうるかな?
どれにもタイプの違う夫婦愛が詰まっていて、年甲斐もなくキュンとさせて貰ったが、個人的に推しな話は、織田信長×濃姫の『ふたりじめ』 濃姫が謎に包まれている女性だからこそ、一層、魔王として現代でも畏れられている信長の彼女に対する不器用でカッコ悪いけど、一途な愛し方が可愛らしく見えた
是非、他の武将夫婦の睦み合いを綴った2巻を出して欲しい、と思う一方で、信長×濃姫のみで描いて欲しい、とも思ってしまう