竜田一人のレビュー一覧

  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

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    原発作業員のルポ漫画。この第3巻をもって、中締めというか2012年〜2014年編の完結らしい。

    原発作業員のネタが尽きたか、最初にこの作品が掲載に至るまでの過程が描かれ、満を持して原発事故収束作業の最前線が描かれる。廃炉までの長い、長い道のりの第一歩。

    東日本大震災、福島第一原発事故から5年目を迎え、世間では事故の記憶は風化し、原発再稼働へとシフトしているように感じる。この漫画も、そうした世間の風潮による完結なのかなと考えたりもする。

    喉元過ぎれば熱さを忘れる。

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    2016年01月07日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

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    どんな職場でも
    現場はこれだけ頑張ってるという事が
    よくわかる。

    とりあえずいったん〆。

    あ、ゲーム機のコントローラーで
    原発作業ロボ動かしてるのはスゴいな。
    「既存の民生品使った方が開発も習熟も
    早い」の指摘に納得♪

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    2015年10月30日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    ネタバレ

    過酷なお仕事ありがとうございます。不安定な雇用の中で、危険なお仕事をしている人がいるということを私たちは知らなくてはいけないと思います。原子力発電所を稼働させて良いのか、火力発電に頼って地球環境を悪くしているなんていうことも言われるし、もう一度、みんなで省エネしてみませんか?と提案したい。お金を払えば電力は買えるけれど、それと引き換えにはできないほどのものを失っていないだろうか。人にも問いつつ、自分のことも戒めなくては。

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    2015年09月23日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    ネタバレ

    いちえふでの除染作業の実体験を
    元にした作品で、色々と考えさせられた。
    勤務時間こそ短いんだけど
    地味でいつ終わるとも思えない地道な作業。
    着替えばっかりしているのは、
    それだけ危険度も高い仕事であると言うこと。
    自分だったらいくら時給が良いとはいえ
    やるだろうか?やる根性と覚悟がないなあ…。
    そして一番の被害はやっぱり風評被害。
    それは何年かかるか頭の痛くなる問題。

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    2015年08月28日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    雑誌「pen」の漫画特集で気になって購入。気になった点は、絵が古臭いのと、字が多くて読むのが疲れること。前者はそれが味だって言われればそれまでだし、後者はルポの特性上やむを得ないことだとは思うけど。内容としては、現場で実際に働いた人ならではの視点が垣間見れて良かった。外部の人がいくら理論を並べたててみても、実際の現場とはどうしても相容れないところって、どういう現場にもありますもんね。

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    2015年08月04日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    ネタバレ

    作者の「現場のリアルを伝えたい」という気持ちが細かい絵や文字のボリュームに存分に表れているように感じました。
    作業員の一日や作業内容も興味深かったですが、それ以上にハローワークでのやり取りや就業までの過程を関心もって読んでいました。案件掲示していても紹介するとなると多少の躊躇というか意思確認されるんですね。そして希望すれば即就業ではないというのが意外でした。

    「福島で作られた電気を東京で使う当事者」。事故からしばらくはそう思ってたはずなのに、時が流れるうちに希薄になっていたことに気づかされハッとしました。

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    2015年07月19日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    福島第一原発で廃炉作業を行う作業員の日常を描いたコミックの第二巻。
    あの原発事故から3年が過ぎた2014年。より線量の高い現場での作業に従事する主人公の日々が、3年という時間の経過で変わった原発周辺の状況(瓦礫の撤去や国道6号線の開通など)とともに描かれている。
    3年という時間の経過とまだまだここまでという現状、そして、限られた年間線量の制限の中で行われる日々の廃炉作業のなんとも途方のない感じから、復興・復旧や廃炉への道のりの果てしなさが伝わってくる。

    自分の世代では完了しない、いつ終わるともしれない状況に途方に暮れそうになる。でも、作者は、少しずつではあるにせよ確実に変わっていく状況に希望

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    2015年05月31日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    異常が日常になり、多重下請け構造や廃炉技術の継承などの根本的な問題を放置・先送りにしたまま、目の前の作業は続く。たった2万円の日当で除染作業を行う現場と、東電や上流会社を「お客さん」と呼ぶ、意識の断絶。現場の眼である本書を読む限り、東電に当事者意識はまるで感じられない。復興作業はフロンティアスピリッツを感じるのかもしれないが、そういった男気、心意気に自分も含めておんぶにだっこだ。

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    2015年05月26日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    ネタバレ

    どの程度本当なのかはもちろんわからないけれど、そんなに事実とは離れていないんだろうと思う。あんなに着込んで、長距離移動して、短時間勤務。雇用形態もそんなに安定していないようだし、過酷なお仕事だ。それでも、生活のため、人助けのため、働く人がいる。そのような人がいるから、自分の生活があることをきちんと知っている生活者でいたい。

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    2015年04月29日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    いちえふで実際に仕事をしている人ならではの語りであり、貴重な作品だと思う。
    第一巻で、いちえふで働く人達の休憩所で仕事をしていた作者は念願かなって高線量被曝の危険のある場所で仕事をすることとなる。
    自ら望んだこととはいえ、初めてその職場へ向かう日に、防護のためのマスクバンドをきつく締めすぎてしまい苦労するエピソードが書かれている。高線量の現場に入れて嬉しいなどと言いながら心と体はそれへの恐れを表しているのだ(第9話)。
    高線量の現場は給料がいいといっても年間の被曝量が一定に達すればその年はもうそこで働くことはできない。決して割のいい仕事ではない(p.89)
    ひとつへぇ、と思ったのが、作者が高線

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    2015年04月04日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    実際に働いていた方の話はしっかり響きます。ほんと、風評や噂に惑わされて、自分が見たかのように話すのはダメですね。このまま、日常を伝えてほしいです。でも、この本読んで再び震災や原発事故の記憶を掘り起こした自分。記憶が薄れるのを、この作品を読み続けてくいとめたいです。

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    2015年03月27日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)

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    福島第一原発作業員が描く、ルポルタージュ漫画の第2巻。

    原発作業の実態と少しずつ復興していく、周辺の様子がリアルに描かれる。しかし、著者が放射能の影響を安易に考えている描写もあり、読者としては少し心配になる。

    それにしても、廃炉までにあと何十年掛かるのだろうか…

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    2015年04月05日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

    購入済み

    リアル

    リアルな被災地と原発作業の実情が読めて良かった!漫画だからこその伝達力を感じる。

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    2015年02月26日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    称賛されるべき仕事に対して、それに見合う待遇と名誉が与えられないところは自衛隊を思わせる。現場作業員は何と6次下請けという、唾棄すべき業界の中抜き体質。絵のタッチや描きぶりはみやわき心太郎の雀鬼会漫画を思わせる。彼らのやっていることは大変有難い事なのだが、せっかくの稼ぎがタバコ、ギャンブルに消えていく描写を見ると、給料多くしてもその分、消えていくだけなのかなとも思ってしまう。現場の安全性については体験者ならではの、陰謀論やいわゆる放射脳的考えを打ち砕きつつ、予断を許さない緊張感が余すとこなく描写されている。意図的にか作者の性格によるものか、扇情的な描写をしない淡々としたルポ漫画になっている。

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    2015年01月28日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    原発の真実の姿を暴く!とかそういうことではなくてそこにある日常を実体験に基づき淡々と描いているのがすごく良かった。あたりまえだけど、そこに普通の生活があって少し安心した。

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    2015年01月19日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    福島第一原子力発電所で働いている人たちのありのままの姿を描いたもの。
    批判をするわけでもなく、同情を求めるでもなく“ありのまま”を描いたお話です。
    「福島」という文字がなかったら原発で作業をしているって気が付かないんじゃないか
    って思うくらい登場人物たちは前向きにイキイキと、働いています。

    3.11から3年半。
    大きな地震が東日本を襲い多くの人が亡くなったこと。
    その地震は原発も同時に襲い、放射能が周辺の人々の生活を奪ったこと。
    そしてそこで今もまだ様々な想いと葛藤しながら働いている人がいること。
    「キレイゴト」な台詞を言うようで何とも情けないのですが、そのことを私たちは忘れることなく後の世

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    2014年09月07日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    福島の現場で働く人たちの様子が具体的によくわかります。結構昔に読んだ原発の本の労働状況とあまり変わっている感じはしなかったが、環境状態はかなり改善されているような気がする。ただ、過酷な労働には違いない。そして、今現在もそこで働く人たちがいる、という事を忘れてはいけない。

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    2014年08月20日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

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    ただ何となくこわい、というイメージしかない原発。もっと実像を正しく知らないといけないですね。それにはいろんな知識を得て行く必要があります。けど、表面的な情報しか取り入れてきませんでした。ここではお仕事をしている人の姿が描かれているに過ぎないですが、それでも今迄知らなかった原発の一端をみせてくれた貴重な作品です。次作も読みたいです。

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    2014年07月11日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

    無料版購入済み

    リアル

    面白いかって言ったら微妙なんだけど、実際作者がそこで働いていたということでリアルさは伝わります。
    下請けの下請けの下請けっという延々と続く構図とか。

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    2022年08月01日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

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    沈黙の発電所 そういう誇張を入れちゃうとデマで煽ってる連中と同じ穴の狢だな でも断られたままで帰るのも業腹ごうはら ドス・カラス→メキシコの名レスラーでドスは「2」カラスは「顔」を意味するスペイン語だ だが1Fや作業員に対する腫れ物に触るような雰囲気に風穴を空け、もう少し自由闊達に語れる空気を作りたいそんな思いもある。これは謂わば俺なりのルチャ・リブレ(自由への闘い)なのだ。 規制庁(原子力規制委員会)の認可 おーまた名物待機地獄か? 放管さん(放射線管理員) 3Dスキャニング 遠隔操作のロボット 遮蔽体を戻す仕事 サンシャイントマトソフトクリーム 凄艶な美しさ メヒカリ唐揚げ定食 古関裕而先

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    2019年12月12日