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Posted by ブクログ
福島第一原発の作業員となって働いた筆者の体験記。
福島第一原発で働くなんて大変なことだと思ってしまうが、筆者の働く仲間たちは、淡々と働いている。
それなりに訳ありそうな仲間たちだが、笑い話をしながら、力仕事をこなす。
この日常的ではない環境のはずだが、日常性を帯びてしまう雰囲気がこの漫画のリアリティーというか凄さなのだと思う。
正直絵は少し昔っぽい気がするが、体動かすことが好きという作者の人柄とも相まって、男臭い雰囲気が出てて、面白い。
体験漫画、エッセイ漫画にフィットした内容。
漫画というジャンルでルポすることで、不必要に重くならず、ビジュアルで直感的に疑似体験できる。
そこがこの漫画の魅力。
Posted by ブクログ
借りたもの。
福島第一原発の収束作業ルポ漫画。
具体的な作業内容ではなく、主に作業環境についての描写。
2012年時の就業に当たっての講習会が一度きりだった事(それでいいの?)。
装備の説明が現状のものは現場に行ってみないと分からないと言われ、著者は疑問を持ったり……
手探り状態での収束作業である事が垣間見れる。
それでもブラック企業の極端な例ばかりでは無いこと、地味な作業でもそれらがあってこそ収束へ向けて作業が進んでいくという自負がある事の言及は大切だと思った。
こうした地道な作業が「アンダーコントロール下」の実態なのだろう……
“完全に安全”な職場ではないが、男性ばかりの職場は“下請けの普通”の職場で、皆したたかに生活していた。
都市伝説レベルの「裏」の噂にツッコミを入れつつ、蝉の鳴き声や野生化した牛が元気に生きている、自然の力に感動する。
Posted by ブクログ
称賛されるべき仕事に対して、それに見合う待遇と名誉が与えられないところは自衛隊を思わせる。現場作業員は何と6次下請けという、唾棄すべき業界の中抜き体質。絵のタッチや描きぶりはみやわき心太郎の雀鬼会漫画を思わせる。彼らのやっていることは大変有難い事なのだが、せっかくの稼ぎがタバコ、ギャンブルに消えていく描写を見ると、給料多くしてもその分、消えていくだけなのかなとも思ってしまう。現場の安全性については体験者ならではの、陰謀論やいわゆる放射脳的考えを打ち砕きつつ、予断を許さない緊張感が余すとこなく描写されている。意図的にか作者の性格によるものか、扇情的な描写をしない淡々としたルポ漫画になっている。
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