プロフィール

  • 作者名:竜田一人(タツタカズト)

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作品一覧

  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)
    完結
    3.9
    全3巻660円 (税込)
    「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、あくまでも作業員の立場から描写。「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでいただきたい「労働記」です。

ユーザーレビュー

  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

    Posted by ブクログ

    一番驚いたのは、ほとんど仕事の待機で、現場近くの寮に入って寮費と食費がかさんで行く、初任給は手伝い数日で、そこから寮費と食費を引かれ手元に残ったのは14560円ということ、判子を買ったらそのまま預かられてしまって、どんな書類に押されてるかわからないこと。実際に働いた人の話は興味深い。

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    2018年02月10日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

    Posted by ブクログ

    なかなかハードボイルドで良かった!いちえふ、という壮絶な舞台が中心であることも勿論だけれど、日本にあまた存在する「土建屋」さんの裏側を覗けるようで興奮する。なかなかエンタメの登場人物にはならない人々の、泥臭い仕事場奮闘記。

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    2017年06月10日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

    Posted by ブクログ

    報道ではいまいち伝わらない作業内容等がとてもわかりやすく描かれていて、完結は少し残念な気もします。
    近いはずなのにどこか遠い他人事のような気になっていた福島原発のこと。
    この漫画を読んでなかったら関心の度合いも全く違っただろうなと思います。
    「2012~2014年編完結」とあったのでいてかその続きが読めれば、そしてその時には゛いちえふ゛やその周辺の環境がより良くなっていてほしいな…と願います。

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    2016年03月21日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

    Posted by ブクログ

    震災後、多くの人が関心を持った原発事故。しかし、いまはどうだろう。地震発生直後から作業し続け今日がある。そして、まだまだ終わらない。放射能との戦いは、大変な犠牲を払いながら、行われ続ける。
    いちえふのこと、作業員の目線で、よくわかりました。大変さ、やりがい、ここでの楽しみなど。改めて、作業してくださる方々に感謝。ここまでの復興も、本当にありがたいことだと思います。

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    2016年02月14日
  • いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3)

    Posted by ブクログ

    今まで政治的に偏ってしか描かれてこなかった原発作業員の実際を,変に歪めることなく伝えてくれる素晴らしい作品だった。
    作者が経験したのは「被曝労働」という意味では「平時の」作業員よりもずっと苛酷な仕事であるはずなのだが,登場人物にそんな悲哀は見られない。もちろん決して条件に恵まれた仕事というわけではないけれど,皆誇りをもってやってるし,現場の状況や自分達に対する世間の誤解を鼻で笑ったりもしていて,そこにはちゃんと人間がいるんだなという気持ちにさせてくれる。
    地道で地味で単調な作業の中でも,「線量を食わない」ための現場の工夫の成功に喜びあい,見事な月と建屋の瓦礫のミスマッチに感じ入る。作業員同士の

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    2016年01月11日

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