菊池道人のレビュー一覧

  • 斎藤 一

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    新撰組で一番魅かれる隊士です。元々そこには会津絡みと言う理由があるのですが、この本を読んで人間的にもかなり共感しました。どこか自分と重ね合わせてしまいました。

    新撰組や戊辰戦争の頃はもちろんですが、明治に生きる斎藤一の姿が興味深かったです。まさに時代の狭間で、色んな葛藤の中で生きた人間ですね。また、山川兄弟・佐川官兵衛はじめ、多くの会津藩士との関わりは、会津贔屓の者としては嬉しく読めました。

    幕末をある程度知っていて、旧幕府寄りの人は、とても興味深く共感しながら読めると思います。幕末を知らない方は、ちょっと時代の流れが難しいかもしれません。

    土方「大抵の者は建前という裃と本音という褌を着

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    2012年05月18日
  • 北条氏康

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    武田信玄や上杉謙信とも互角に戦った陰の名将。

    戦陣においては数々の謀略を駆使、
    平素は家臣や領民たちを慈しみ、
    道理や信義を重んじた。

    関東八カ国の安寧を志し、
    無理な侵略を慎み、
    勝っても勝ちに奢らない。

    北条氏康の戦略、戦術、心を学べる一冊。
    歴史の勉強だけでなく、仕事にもきっと役立ちます。

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    2010年01月11日
  • 榊原康政

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    貴重な榊原康政が主人公の小説(笑)
    徳川三傑の一人として目立っていいはずなのに、他の二人が派手すぎてどうにも地味な康政の、地味ながらひたむきな人生を描いた作品。
    実の兄である清政がちゃんと出てくる所もポイントです。兄弟の絆と家康への忠誠と時代の流れの中での迷いなど燃え萌えポイントもあり。
    康政ファンなら必見です。

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    2009年10月04日
  • 北条氏康

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    泥臭い戦描写はなく大将のあり方や戦とは何かを自ら采を振って
    学んでいく、新九郎の頃から隠居後の氏康を書かれた作品。

    軟弱と言われていた幼い時から、厳しい中にも優しさを持って仕える小太郎が好き。

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    2009年10月04日
  • 北条氏康

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    とっても読みやすいです。臆病者の幼少時代から関東の覇者になる氏康さまはヒーロー的な存在です。それにしても軍神との対峙はガキの喧嘩みたいな感じで笑った。あと河越夜戦はちょっと泣けた。そして小太郎も格好良かったです。

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    2009年10月04日
  • 斎藤 一

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    斎藤さんに関して不明な部分が多くあるようで、新選組を扱った歴史小説にはあまり登場しなかったのですが、この作品で少し彼の足跡を追えたような気がします。明治維新後も生きた彼にとって、新選組として活動した日々の葛藤や、日本が変革する中での自分の立場など考えさせられました。近藤さんや土方さんと別れる時に交わした土方さんとの会話が良かったです。

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    2011年10月11日
  • 丹羽長秀 信長と秀吉を補佐した「信義」の武将

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    下剋上の世、誰もが野望を抱いていた時代、そんな中に一人、「人間としての信義」を心の軸に据えて生きた男がいた。本書の主人公・丹羽長秀である。武勇にすぐれる将であり、しかも決して裏切ることはない。信長にとっても秀吉にとっても、まさに欠くべからざる存在であった。常に“最も頼れる男”であったその姿を描きながら、自らの利を超越した生き方の美しさを訴えかける、長編歴史小説。

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    2011年07月02日
  • 北条氏康

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    あとがきの「○○とも××とも違う」という存在や生きかたって、とてもいいと思う…という部分に共感するとともに、文体に可愛さを感じました。

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    2010年06月18日
  • 榊原康政

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    徳川四天王のひとり榊原康政を扱った文庫本。
    『無』の旗印を掲げ戦場を暴れまわる猛将でありながら、民衆をも大切にする文武両道の勇将。
    康政を題材にした文庫は貴重。

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    2009年12月09日
  • 榊原康政

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    桶狭間の合戦を脱した家康と寺にて勉学・武芸に励んでいた幼少時に初めて対面してから没するまでを描いています。主君である家康が間違っていれば諌め、秀吉をして首に十万石をかけられるほどどこまでも真っ直ぐで、舅や蟄居した兄、他三傑と仲良しでほのぼのとします。晩年の兄と碁を打つ場面が出てくるのですが、菊池さんの描いてきた彼らしい身の引き方で少し淋しくも感じましたが、温かな気持ちにもなりました。

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    2009年10月25日
  • 北条氏康

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    関東の雄、北条氏康を題材にした文庫本。
    幼少期から戦国武将への成長を綴っています。
    読みやすくて面白かったです。

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    2009年10月14日
  • 関羽

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    真・三国無双シリーズを今まさにプレイしているときに、夫が買って来たもの。関羽というのはゲーム上でも良キャラだし、三国志上でも素敵な人物。某人気ブログを持つ女性タレントも関羽が死んだことに衝撃を受けていましたが(笑)気持ちはよくわかる。

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    2009年10月04日
  • 戦国武将に学ぶ逆転人生――縁、誠意、忍耐、自重、したたかさ……乱世を生き抜く方法

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    真田信之や藤堂高虎、立花宗茂など、戦国武将の人生を通して逆境からはい上がる秘訣を学ぶ本。

    人生には良いときもあれば悪いときもある。悪いときにどう生きるか。普段の生活次第で、悪いときでもチャンスがめぐる可能性は変わってきます。

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    2024年12月08日
  • 丹羽長秀 信長と秀吉を補佐した「信義」の武将

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    下剋上の世、誰もが野望を抱いていた時代、そんな中に一人、「人間としての信義」を心の軸に据えて生きた男がいた。
    武勇にすぐれる将であり、しかも決して裏切ることはない・・・
    それが丹羽長秀である。
    信長にとっても秀吉にとっても、まさに欠くべからざる存在であった。
    常に“最も頼れる男”であったその姿を描きながら、自らの利を超越した生き方の美しさを訴えかける。

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    2017年09月05日
  • 周瑜 「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将

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    呉の大都督周瑜の大活躍を読みたいって人の期待には沿えないかもしれません。天才どころか秀才ですらない、誠実で善良な男の物語です。

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    2009年10月04日
  • 周瑜 「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将

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    『レッドクリフが公開されたし、
    一つその主役の本でも読んでみようかな!!』
    って気持ちで買ってみました。
    内容は可もなく不可もなく、それなりの小説でした。

    周瑜の事がわかるのでレッドクリフ前後に見るとより映画が楽しくなるかもしれませんが、
    ある程度三国志が頭の中に入っていると・・・

    物足りない点は、この著者独特のオリジナリティーが少ない。
    あるのが前半の洛陽での玉璽の件と大喬小喬との出会いくらい。
    ありきたりですが、赤壁の部分にこそもう少し驚きにオリジナリティーが欲しかった。



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    2009年10月04日