対価と孤独と企ての話。さよならロックまたきてロック。前巻はギルタオンが10機登場していたが今巻は4機のみ。また市街地戦ということで前巻とは質の違った戦闘が繰り広げられる。戦いを続けるにあたってライクが救われる道は狂人になるくらいしかないような。すぐに視点が飛ぶ群像劇的な書き方は戦争モノとしては即しているだろうが、勢いのある戦闘描写が期待されるロボットモノとしては功を奏しているのか疑問。付け加えるなら223ページの挿絵とか、イラストで人物が判断できないのでもうちょっと人物の描写を増やしてくれると有り難い。