あらすじ
はるか昔、勇者には三人の仲間がいた。そして、今このときも。勇者は何のために戦うのか。世界の平和のため、愛すべき仲間のため、それとも自分のため? 腐臭が漂えば、少女は立ち上がり剣を取る。
何度でも這い上がり、いつまでも闘い続ける。血は枯れ、肉が削ぎ落ち、身体が朽ち果てたとしても――それが、勇者の使命。仲間の未来を繋ぐため、己の使命を果たすため、勇者は魔物との最後の戦いに臨む。「私が私であるために」。
感情タグBEST3
匿名
読み応えのある作品です。
七沢またり先生の大ファンです。
「死神を食べた少女」と「火輪を抱いた少女」は既に読了。
それぞれの世界観、主人公の意思、物語の終わり方が独特でどれも好きです。
(個人的には火輪を抱いた少女が一番ですが)
今作はタイトルからして、
予想はしていましたが、そっちになりましたか。
これはこれで、ありなのではないかと思います。
この余韻に浸かったあとは、
「みつばものがたり」を読まないと駄目ですね。
それぞれ物語の切り口や特徴が全く異なるので、やはりこの先生の作品は止められない。
Posted by ブクログ
よかったです!!!
文句なしにおもしろかったです
読み応え抜群でした
すべてをかけて 戦う勇者
それは勇者だから
魔物を殺さない勇者に存在価値はないというように
自分の生きる意味は勇者であり続けること
戦って命を落とす そんな終焉を望むが
新しい仲間たちは許さない
生きてと
ラストに勇者ではなくなった勇者が
それでも 生きていてくれてよかったです