栗田隆子のレビュー一覧

  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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     わたしは栗田さんの本ってものすごく面白いと感じる。真面目で深刻なのにどこか滑稽さがある。本書は、本書の執筆をうっかり引き受けてしまったものの、とても書けないと編集会議で号泣したというまさかの事態の告白から始まる。わたしがこう書いても何もおもしろくないし、むしろ引く話にしか聞こえないし、実際多くの人はもしかしたら本書のこの部分を読んで引いたかもしれない、と勝手な心配までしてしまう。でも私にはおかしい。小さなことに躓いてどうしようもなく悲しくなって大泣きして、泣いているうちに、こんな小さなことで大泣きしている自分のことが自分でもおかしくなって泣きながら笑えてくる、そんなときみたいなおかしさ。もっ

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    2026年08月23日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    働けない人はもちろん、休み明けの仕事が憂鬱な人とか、今やってる仕事にもやもやを抱えているすべての人に刺さるんじゃないかな

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    2026年03月04日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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     去年の半ばから、なんかちょっとしんどいなぁと思いながら、そんな自分の声に応えてくれそうな本に手を伸ばして色々読んできた。その中で、星座を作るように点つなぎ遊びをしてみるならば⋯
     野坂きみ子『“発達障害かもしれない人”とともに働くこと』の中で提示されていた、「発達障害というものが人類史においてここ数十年で“発見された”ということをどう捉えるべきなのか?」という問いへのひとつの答えに、本書はなるのではないかと思う。「働けない」とは、産業社会からはみ出しちゃいましたということだが、産業社会の側から見ればそれは傷病だったり障害だったり個人の性格の問題だったりして、それを周縁者として位置づければ制度

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    2026年01月04日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    2025/05/09予約 25
    ハラスメントの被害者は無賃で対処するのに対して、加害者は賃金をもらいながらハラスメントをしているという話は確かにそうだと思う。同じ構造が犯罪被害者と加害者の関係というのもある。
    そして障害や病気で働けない人は『普通の人』でさえなく、論点にも上がらないんだな…最後の砦の生活保護も受ける条件が整わずに貧困に陥る人は今後ますます増えるのかもしれない。
    著者と同意見ではないが、あまり見たことのない視点から描かれた本なので貴重。

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    2025年07月14日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    「ウェブ平凡」の連載に書き下ろしを加えたもの。
    ・世間では「労働」を「当たり前」のものと捉えて論ずるものが多い。当たり前、の中には、とりあえず「よいもの」としている議論が大半だ。でも、栗田さんはその議論には与したくない。さりとて、資本主義を暴走させるような「わるいもの」という議論にも与しない。労働そのものの議論が薄いからだ。
    ・「働く」「働かない」の2つだと、善悪二元論になってしまうのは、ワタシも感じている。ここに栗田さんは「働けない」も加えて考えている。「働けない」理由があるとき「働かない」のと、自己責任論の人たち?がいう「働きたくない」という「わるい」わがままで「働かない」選択をすることと

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    2025年03月05日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    鬱と難病でまともに働けず非正規雇用や本を書き生き抜いてきた話し。とても共感できた。再読してもいいくらい。ただ大学院まで行ってるエリートなので私とは土台が違う。私はお金がなくて大学進学できなかった。そういう意味では恵まれた環境で育ったのでは。文もしっかりとしていて参考資料にも注釈があった。

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    2026年06月04日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    【感想】

    異性愛男性、健常者、既婚、正社員といった「マジョリティの詰め合わせ」としての「普通」を基準にしてつくられた日本の労働慣行や法制度には、ジェンダーに由来する差別がいまだに巧みに埋め込まれたままである、と著者は怒っている。けれどもその怒りの文章を、複数の仕事のかけもちと障害基礎年金の受給でどうにか生活をやりくりしている高学歴女性が書いたことに、怒りを覚えるハードワーカー男性もいるかもしれない。本書はそれでもなお、仕事をしないでいる人や怠けている人になぜ人は怒るのか、と問いかけ返す点で、なかなかしぶとい。

    【まとめ】

    ★ 日本の労働慣行や法制度は、シスヘテロ男性、健常者、在日日本(ヤ

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    2025年09月22日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    自分が言語化したかったことをつぶさに語ってくれていてありがたく思った(自分の言葉で語ることを諦めないようにしようと思いつつ)。似た立場である部分もあるし、能力や環境の違いを感じる部分もある。そもそも働けないことについて当事者(かつ文筆家)が語っている本があるだけで嬉しい。

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    2025年09月20日
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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    子供の頃からの話も思春期のことも、飾らない形で書かれているから、あぁ、分かる…とかそういうこともあるんだ…とか思いながら読んだ。
    最後に、ここまでの全てを「抱きしめたい」と書いてあって、著者がそこに行きつけて良かったと思ったし、自分もそうありたいと思った。
    細かいけど、職場の「園児のみなさん」と書いてあるところが私は好きだと思った。

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    2025年09月01日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    働けないことで社会から排除されるのが今の話になってるのだな。そこまで腹が立つかな。明日は我が身と思わずに暮らせるのだろうか。

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    2025年08月15日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    働くことが辛いからこそ、「働いていない」人(そしてこの中に「働けない人」も含む)に「ズルい」という思いを抱いてしまう、というのはまさにそうだと感じた。もう少し働くことにグラデーションがあればいいのにと思っている。いや、いまもそれなりに色々な働き方があるのだけど、フルタイム正社員以外の働き方が割に合わなすぎる(要するに儲からない)んだよなあ…。
    なので今日も明日も残業しながらフルタイムで働くしかない。

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    2025年06月08日
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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    大好きなシリーズ。
    筆者の幼少期からの「ハマれない」体験や、その当時の心をつまびやかに記しています。ここまで曝け出していいのかと思うとともに、曝け出されている危うい感覚とか思いとかが、ふたをしてみないようにしている自分の奥底にもいるんじゃないかな?という何だかヒヤヒヤするような、新鮮な気持ちを覚えました。
    考え方やここまでの人生がわたしのそれとは大きく違う方のお話だからこそ、想像力を少し広げてくれる良い読書になったなと思います。ここまでことばにするのって、かなり体力も心もけずったんじゃないかなぁ。

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    2024年09月27日
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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    「否定が自分の中に食い込むと、自分の行動を改めるよりも自分自身を消してしまおうとしてしまう。」

    心当たりがありすぎて頭を抱えてしまった。

    このままでいいとは思えないけど自分が変われると思えない、それならいっそ、と思ってしまう気持ちはとてもわかる。

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    2024年06月30日
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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    タイトルだけ見て、「なにか(だれか)を推すということが馴染む人と馴染まない人の違いを考察」みたいな内容かと思って読み始めたため、全然違ってびっくりした。(副題にちゃんと書いてありました。装丁が素敵すぎてよく見てませんでした)

    著者の半生の生きづらさを考察した内容で、雨宮処凛さんの著書と通うものを感じる。

    キャリアを積まず、一人での生活を大事に満足して送る女性の生き方を前向きに捉える作品が届くことで、社会で息がしやすくなる人が大勢いると思った。

    「あいだで考える」シリーズ、もっと読んでみたいです。

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    2024年06月16日
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ

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    久々にここまであからさまに偏っている人の本を読んだ。やはりフェニミズムは反社会性と結びつきやすい構造である。なぜなら今の常識を疑うことが出発点だから。
    だけど、それが新鮮であり気付かされるところもあった。人生は自分の歩き方、泳ぎ方を見つけることであり、らしさにハマることではないと教えてもらった。
    常識から外れることは生きにくいことでありハマりにくいことであるが…。
    振り幅によるけど、そんなスタンスは生きて行く上では必要なチカラなのかもしれない。

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    2024年05月28日
  • 高学歴女子の貧困~女子は学歴で「幸せ」になれるか?~

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    明治期以降に国家によって推進された教育は、皮肉にも女子を自立や解放に導いたのではなく、むしろ女子に期待される仕事やイメージを具現化させただけである。男性にとって学歴は「地位形成機能」を持つが、女性にとっては「地位表出機能」でしかないp117.そのことを教育史や高学歴保有女子当事者の声を紹介することで浮き出させた本。

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    2015年03月01日
  • 高学歴女子の貧困~女子は学歴で「幸せ」になれるか?~

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    学歴もそれなりに役には立つがけして女子には特に集背の手形にはならない。むしろめんどくさくする。世の中はゆっくりと変わるのね。

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    2014年05月01日
  • 高学歴女子の貧困~女子は学歴で「幸せ」になれるか?~

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    人文系の研究者、またはアーティストを目指しながら非常勤の仕事で生計を立てている女性達の背後にある問題について論じた本。

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    2014年03月19日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    ロスジェネ、非正規雇用といった属性を持つ筆者、栗田隆子氏による世間への批評が書かれた本でした。

    フェミニズムの視点を中心とした鋭い指摘が多い印象。日常生活を過ごすなかでいろんな人が感じていた言葉にならない不安や理不尽を上手く文章にしていると思いました。

    また、筆者の生活で生じた出来事から問題提起されることが多いので、批評というよりもエッセイのような感覚でも読むことができます。

    しかし、取り上げる問題の一つ一つが、それだけで多くの議論を交わす必要がありそうな内容
    (例:賃労働をしていないという点では同じ属性である専業主婦(夫)の人と、投資家ではどうして社会的な見方や扱いが異なるのか?)への

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    2026年08月22日
  • 「働けない」をとことん考えてみた。

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    思っていたのと違う内容だった

    2章「普通になりたい」という願望
    は自分の今の状況とあっていて刺さった。

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    2026年05月08日