久松達央のレビュー一覧

  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    やや挑発的だが、主張に矛盾がなく視野も広い。
    農業者を批判する、という日本では許されないことができるのは農業者だけだが、他の人は誰もしない。勇気と自信があるのだろう。
    小さくて強い農業の素晴らしさを説きながら、それができるのは大きいプレイヤーがいてくれるから、という視点も忘れない。
    これからもどんどん発言していって欲しい。

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    2023年04月04日
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    いろいろ勉強になることが多かったです。
    やっぱり農業は体が資本。体を大事にしないのは2流の技術者というのは本当に納得した。

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    2023年02月08日
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    内容が勉強になるのはもちろんだが、久松さんの文章・表現が相変わらず面白いなというのが読みながらの感想。
    内容としては、第一章、第六章、第七章が特に勉強になった。第一章は「農家はもっと減っていい」の根拠となる数字が書き連ねられていて、全ての農政関係者と赤字兼業農家に読んでほしいと思った。本業収入や年金収入の注入なしでは成り立たない兼業農家モデルは、農業界全体の最適にはつながっていない(一番儲かってるのは機械メーカー?)と常々思っています。第六章も然り。
    第七章は、自分が何となく感じている「オーガニック」への違和感がすっきり言語化されたように感じた。思想は人それぞれの自由たけど、これからもっと冷静

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    2023年01月27日
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    農業の産業構造や課題について色んなインプットがあり勉強になった一冊でした。農業に限らず、自分の志向や状況に応じて戦略をどう組み立てるかという点についても学びがありました!

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    2022年09月25日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    有機とは何か、野菜の在り方について立ち返りたい時に読む本。

    久松農園で農業体験したことがあるけど、この本にも書いているイズムを貫いていてとてもためになった。

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    2022年03月13日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    彼氏に振られたショックで脱サラして農業でもやろうと思って読んだ本
    農業やったら補助金とか出そうだし、税制も割と優遇されてるしいいと思ったけどしんどそう、自分はシェア畑ぐらいで十分だな現状は。
    友達が農地買い取って小口証券化したら面白いって言ってたけど、金になれば何事も面白いよねきっと

    普通に読み物として良い本だったので星4つ。

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    2021年07月13日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    これまで「農業」には、そこまで興味をひかれなかったのに、なぜか最近まわりで「農業」関係の話しがちらほら。そして、実は実家がお米とブドウを作る農家のせがれ。。。笑

    「有機農業」という言葉を聞けば「無農薬」と一律に体に良い!おいしい!というイメージを持っていますが、どうやらそれはすべてが本当ではないらしい。ということを元サラリーマン、脱サラ農業家という視点から語っている一冊。

    ほ〜。へ〜と思うことが随所に。その先、「有機農業」をどう捉えるかは自分次第!

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    2018年04月04日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    刺激的題名だ。外資系の杉山氏とは違うが、輸出関連のサラリーマンから有機農家に転身した著者。どちらにも共通するのが営業・営農に通底する利益につながるノウハウを持っているということ。既存の農家の常識にとらわれない思考と共に、大規模農業ではなく小さな農業に商機があるという論調も共通していて面白い。「二流の超一流」という引用も良かった。東日本大震災での風評被害(放射能汚染)をどう乗り切ったかの記述は生々しく、考えさせられた。国や自治体の農業施策批判は当を得ていると思う。

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    2017年08月24日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    ネタバレ

    もっと上から目線の本かと思っていましたが、とても親近感のわく本でした。
    憶えておきたい内容をメモしておきます。

    ・ヒトの1日許容摂取量(ADI)=「仮にある農薬が、関連するすべての農産物に基準値上限まで残留していたとする。それを一生涯にわたって毎日、国民平均の100倍食べ続けたとしても、動物実験で健康に影響が出ない範囲に収まる」

    ・野菜の味を決める大きな要素=栽培時期(旬)、品種、鮮度

    ・野菜は自然なものではなく、人が手をかけなければ自然界では生きていけない、いわば植物の奇形

    ・日本の農家約200万戸のうち7%にすぎない販売金額1,000万円以上の農家による売上が、全生産額の6割を占め

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    2015年12月10日
  • キレイゴトぬきの農業論

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     脱サラして、オンライン野菜販売の農園を経営している筆者による、現代日本の農業論である。
     有機農業だから安全だ、に代表される有機農業の誤解から始まる本書は、ガチガチの農業論かと思いきや、次章から自分の実体験に基づく農業の実態の説明が始まる。
     野菜は旬がおいしいなど基本から、筆者の農園経営論まで、幅が広い。独立心の強い新規就農者はこういう農業経営になるだろうな、と思わせるような日本の農業の問題点も指摘している。
     地震後の原発事故の風評被害や、行政の就農支援システムの疑問点などにも触れていて、実際に土や野菜と向かい合っているからこその説得力が感じられる。
     本書を読むと、日本の農業はまだ潜在

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    2014年07月26日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    有機農法は安全で美味しい、とは限らない。
    農業界はマーケットレビューより、仲間内での評価が先行する社会=ピアレビュー社会になっている。
    農業の名人ほど、そのノウハウが言語化・数値化されておらず、暗黙知化されている。
    農業技術はまだまだ整理されていない。
    センスが無いから考えることで、農業技術が拓ける。
    実際の農業の現場が少し分かる。

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    2014年07月16日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    野菜の味を決める要因は、栽培時期、品種、鮮度であり、栽培方法ではないと強調している.通読した後、その通りだと感じた.確かに、真冬にホーレンソウがあるのはおかしいことだ.最終章で現状の農業への苦言を呈しているが、実際に農業をやっている人の本音であり、重要な指摘だと感じた.農薬が通常の使い方をする場合は、全く無害であることは理論的には予測していたが、農業従事者からのこのような意見が出てくることは価値あることだと思っている.

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    2014年05月18日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    新規就農を考えている人にも・・ 食に対して 不安や疑問を抱えている人にも読んで見て欲しい・・
    消費者の目も経営者の目も持った著者だから こんなにわかりやすいのかもしれない・・

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    2014年03月05日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    今の農業における問題点や誤解、今後の目指すべき姿などが、具体的な事例を交えて分かりやすく説明されてあり、自分たちの食生活を豊かにするためにも、もっとしっかりとした農業を見る目を養わないといけないと思った。消費者が農業の本当の姿をもっと知ることが、結局は自らが美味しくて安心できる野菜を食べられることにつながるのだから。

    日本の農業はまだまだ発展できる余地のある面白い事業分野だと思う。そのためには、過剰な規制や保護など今の時代に合わない事業環境を打破し、正しい生存競争の原理が働くようにならないといけない。昔からのルールを変えることは難しいが、変わらないとますます窮地に追い込まれるこの状況の中で、

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    2014年02月02日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    タイトル通りの、非常によくできた農業論。

    農地という税制上優遇されている環境が、農家の発展を
    妨げているという指摘。
    旬のものは旬の季節に食べるべし(冬のほうれん草は、おかしい)。
    有機でなくても、安全な野菜は作ることができる。

    著者自身ストーリーマーケティングと言っているように、
    卵一つでも、鶏の姿や生産者の顔が浮かぶようなものを
    提供することで、値段以上の価値をあげる、などは見事。

    感心した箇所は、今回の震災の放射能問題について。
    農業経営者として、風評被害で支持が落ちるようでは
    経営者として負け。
    個人と個人が、強くつながっている関係を築くべし。

    こないだの小ざきの先代社長の言葉

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    2014年01月16日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    農業はクリエイティブな仕事。既存農家は法や規制に守られた持てる者だから、新しいことにチャレンジするインセンティブが働かない。

    農地の所有者と、職業としての農業従事者のずれ。過去の遺産・遺物があまりに大きすぎる。

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    2013年12月15日
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    ■ Before(本の選定理由)
    なかなか刺激的なタイトル。JAの闇など暴いてくれるのだろうか。

    ■ 気づき
    農業経営者が著者の本。成功されていて、自分なりの哲学を持っている。主張が甘え農業者は去れ!というのが、やや勿体無いように感じた。

    ■ Todo
    補助金やJAの仕組みの弊害も大きいのだと思う。そうした、経営としての農業の課題・展望みたいなものをもっと教えてほしい。

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    2023年10月29日
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~

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    小規模な兼業農家が市場に残り続け、弱者のレッテルが貼られ、政府が助成してくれてあたり前、になってしまっている農業。産業発展の時代に合わせた大きな農業・弱者の戦略を取るべき農家群。条件不利地域は耕作をやめた方がいい。

    持つものにとっても、新規参入するものにとっても、土地を所有することの縛りが大きいと思いました。

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    2022年11月06日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    有機農業とは、、、とモヤモヤ思っていたものが言語化されている。分かりやすい。第1~3章は一般人へ、第4~7章は農家としての思い。


    「有機農業三つの神話」の勘違い
    1、有機だから安全
    ・適正に農薬を使った普通の農産物”も”同程度に安全
    ・安全=客観的なもの、安心=主観的なもの
    ・力を借りるべき生き物を減らしてしまうので農薬を使わない、という選択(安全とか、環境に良いから、ではない)

    2、有機だから美味しい
    ・野菜の味を決める三つの要素=旬、品種、鮮度

    3、有機だから環境に良い
    ・環境保全型農業=有機農業ではない
    ・有機農業という方法が、”あらゆる側面”において環境負荷が少ない、ということ

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    2018年01月19日
  • キレイゴトぬきの農業論

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    読みやすかった。書くの上手!
    まともで素直で、納得できる意見だった。
    そして、やりたいことをやろうとしている新規就農者の足をひっぱらないで。挑戦させて。多様性を認めて。改革をさせて。と言っていた。
    これを阻むことに何のいいことがあるだろう?

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    2016年09月22日