大和田尚孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
上層部と現場の間の連携が大事。
進捗報告、課題やゴールの共有など、上層部の意見を踏まえつつ現場からも意見を出して、協力して進めるべに。
システムは完成したら終わりではなく、稼働した瞬間から陳腐化する。
いつまで使えるのかを見極める。
時代の流れや業務内容の変遷に柔軟に対応して改修していく必要がある。
目先のリスクを見極める力が重要。
どんなトラブルが起こりうるかを予測し、トラブルを最短で打ち取るためのプランを検討しなければいけない。
トラブルをなくすことはできないので、リスク対策を念入りに行う。コンチプラン。
社名や登場人物が多くて理解するの大変。
1章、2章、3章と時間を遡るので、同じ -
-
-
-
Posted by ブクログ
"東京スカイツリー建設費650億円 7本分かかった
→4000億なかば
→35万人月
→ベンダー千社(日本のITベンダの1割)
一次委託先70-80社
■勘定系システムとは
→銀行における預金や融資、振込などの業務を支える情報システム
メガバンクの勘定系システムは
計1億ステップほど
→★絶句、、、
1人のエンジニアが1ヶ月で5-8行
→1000人のエンジニアが10年間開発を続けないといけない量
■合併や企業統合は100日勝負 と言われる
→統合を発表して100日以内に、統合の方針を固め、関係者一同がその方針に沿って進んでいくように、意思の統一を図る必要がある
→★ITプロ -
Posted by ブクログ
名実ともに日本最大となったIT開発プロジェクト「MINORI」について、その全容を記した一冊。
総開発費4,000億円超、1,000社以上が開発に携わった(少なくとも国内全IT開発ベンダーの10%以上が参画した)「IT業界のサグラダ・ファミリア」が、どのように推し進められたのかを知ることができる点で、とても貴重。
2021年現在もトラブルが頻発している現状を鑑みても、成功譚と呼ぶにはあまりにも複雑で、「苦闘の19年史」という副題が言い得て妙だと感じる。歳月をかけて肥大化したモンスターは簡単には御し難く、これから長い年月をかけて付き合っていかなければいけない問題として残り続けるんだろう。
こ -
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレフォトリーディングNo.69
目的:システム全体の不安要素をおさらい
トリガーワード:バグ、性能、テスト、データ移行、デッドロック、冗長化、要領、処理遅延、メモリ不足、バッチ処理、環境、保守、運用、待機系、故障、RAID、設定
質問:①ソフトの不具合は何があるか?
②環境設定ミスには何があるか?
~20120716ポストレビューここまで~
~20120717アクティベーションここから~
質問に対するまとめ:
①テストでつぶせないバグ、データ移行での不具合、日付問題、トランザクション制御の不備、パッチ適用やバージョンアップ、メモリリーク
②端末追加時の情報追加、変更ミス、モジュール登録 -
Posted by ブクログ
システム・ダウンの事例と原因が数多く紹介されている。
ありとあらゆる部分にダウンの危険が潜んでいて、読んでいるとだんだん落ち込んでくる。
今まで何の問題もなく動いていたとしても、1時間後も正常に動いているとは限らないというなんとも憂鬱な事実が繰り返し語られる。
二次災害とか…やってられるか!と言いたくなるレベルの話だ。
手をかければかけるほど良くなっていくわけではないと分かった時の失望を思い出した。
何か問題を指摘されても「いやぁ、そんなはずないんですけど…」と、弱気に返すしかないという事態。
「テストしなかったの?」というお決まりのセリフに怯える日々。
そしてこの本を読んで知る、さらに最悪 -
Posted by ブクログ
6000人のプロジェクトの凄さを感じた。特に、ビルにトイレを増設するとか、ファシリティ周り(座席調整等)の選任者を置くなど、超大規模ならではの話なんですかね。
海外の金融機関では、Day1相当(旧行のシステムを接続+α)くらいまでしかしないのに、国内ではDay2相当(完全統合)をする等の違いが分かった。ただ、それが適正品質なのか、過剰品質なのかは判断が難しいところですね。
あとは、成功したプロジェクトだからという面もあるけど、うまくいかなかった点等ももう少し書いてもらうと、リアルさが増すかなと思った。(流石に、全てが全てうまくはいってないだろう…と思うが)