雁須磨子のレビュー一覧

  • 私の嫌いなおともだち
    短編集。
    「あした死ぬには、」でかりすまこ先生の描く世界のファンになりました。
    人の感情とか性格とかは本来、単純に「好き」「嫌い」や「明るい」「暗い」といったことばでは表現しきれないもので、そういう「一言では語れない」もやもや〜っとしたリアルさが、この短編集でも絶妙な加減で描かれています。
  • あした死ぬには、 1

    一気に読めました

    世間で話題になっていたのもあって読んでみました。いつのまにか迎えてる40歳でこんなふうに周りから思われてるとか対応されてるとか、読みながらなんだか客観的に自分と比べたりして良かったです。久々会う友人のくだりはとてもよく分かりました。続きもそのまま読みたくなりました。
  • あした死ぬには、 1

    こういう漫画が読みたかった

    等身大なアラフォーの姿で良いです。同年代でおひとり様なら共感できるポイント多いのでは。こういう漫画を読みたかったんだ!と思いました。とはいえ、全く違う環境だったら感想も違ってくるでしょうね。
  • あした死ぬには、 1
    同じく42歳になる自分にいたいほど刺さる内容
    不調の現れ方などうんうんとうなずける忍び寄る更年期症状
    42歳じゃまだ意識するにははやいかな?と思っていたけれど
    ちゃんとむきあっておいたほうがいい案件。
    若い時を知っている人と会いたくなる、ての納得。
    60歳と20歳という大きな区切りのちょうど半分、ハ...続きを読む
  • のはらのはらの
    暑い暑い夏の日、具合が悪くて動けなくなった西戸崎は、同じ高校の先輩・糸島に親切にされる。腰を傷めて野球をやめてしまった糸島。西戸崎は糸島が気になってしかたがない。ずきずきして、くらくらして----- この気持ちはなんなのか?
  • 胸にとげさすことばかり 下

    大好き

    相変わらずの雁須磨子先生の作品。上下巻イイネ!
    まあ、どちらかと言えば日夏父の物語ですよね。全篇にどっしりと横たわる父の影。何かが起こると父の影。生前に分かり合えなかった親子が、手遅れになったのちにそれぞれの思いを理解しはじめます。父は息子が遠く離れてから、息子は父が亡くなってから彼の足跡を辿ること...続きを読む
  • かよちゃんの荷物 新装版 下
    201704/上下まとめて。元のも持ってるけど、おまけの新エピソードも収録ってことで買ってしまった。雁先生の作品では、このシリーズが一番好き!
  • かよちゃんの荷物 新装版 上
    201704/上下まとめて。元のも持ってるけど、おまけの新エピソードも収録ってことで買ってしまった。雁先生の作品では、このシリーズが一番好き!
  • 新装版 連続恋愛劇場
    ときめくしかないもう。冒頭の「ときめいたりときめかなかったり」からしてもうときめくわ。雁須磨子さんの漫画って本当にもう、読んでると顔ニマニマしてしまう。

    弁当屋店長と女子高生の歳の差カップルの連作はとても可愛かった。ファミレス店長と女子高生のラブコメ「恋は雨上がりのように」(これも大好き)を彷彿と...続きを読む
  • 名前をつけて保存しますか?
    タイトルがいい。表題作なんて、割りとさらっと読めてしまうんだけれど、このタイトルがのった瞬間に巨大な“人間愛”みたいなものがぱあっと花開き立ち上がってくる。最終話も好きだよ。/これと『ちはやふる』と『たそがれたかこ』を同時掲載してるBe Loveって雑誌、超かっこいいな……。ロックだよな。人・間・愛...続きを読む
  • 感覚・ソーダファウンテン(1)
    雁須磨子さんの短編の、独特のテンションというか、感覚というか、じわじわはまってきているなぁ。

    今回も視点がいいなぁと思った。
    続刊なのかな。
  • オロチの恋 (1)
    オロチこと木羽…真っ直ぐ過ぎ!!(笑)そしていつも雁さんの作品を読む時に感じる「音のなさ」…無音なのではなく、人物同士が相手と対峙している時に「周囲の音が消える」感じ、この「感覚」的なものを描いてしまう雁さんが凄すぎ。もう~、めっちゃ好きやわー、オロチの恋!!!静かなる大興奮、ってやつだよ!!相手と...続きを読む
  • オロチの恋 (1)
    久々、手応えある面白さ❗ マンガの文法を知ってないと読みにくそうなんだけど、このセリフは誰のかや、言葉少ない中に込められた意味や関係性を探りながら読まなきゃなのが、逆に味わいを深めます。
    私、BL好きなわけじゃないんですけど、作家買いしてると本棚にどんどんBLが増えていく…と、要らぬ言い訳をしてしま...続きを読む
  • オロチの恋 (1)
    来た……。
    今年のナンバーワンBL来た……(そんなたくさん読んでないけど)!
    こわもて電波→とまどい優男→ノンケヤンキーの三角関係!
    めちゃ笑えるのにちゃんと切なくて素晴らしい!
    なんでこんな風に描けるんだろ?
    まさに雁須磨子の真髄。
  • こくごの時間
    『言葉の力』のお話がとてもよかった! キュンキュンした。載ってなかったのか授業で飛ばしたのか、元のお話自体は記憶になし…。
  • 右足と左足のあいだ
    全体的に好きだが、ホイホイの話がすごい、衝撃だった。
    そうくるのか…!!

    色んな人を好きになれそう^^
  • つなぐと星座になるように(6)
    ヒロインが報われて良かった。本当に良かったのかな?とも思うけど。
    途中はふらふら流される展開にいらっとしたけど、最終巻でようやく、ヒーローものとして正しい流れに。
    悪(ヒモ男)をバシッと叩きのめして(なおして?)めでたしめでたし。追われる側が追う側になる展開は大好き。
    人と人の関係が、どんどん、それ...続きを読む
  • 右足と左足のあいだ
    良い短編ばかりで大満足。
    雁さんは長編よりも短編の方がぐっとくる。表題作は少し涙してしまったし、「空空寂寂」はみんなの幸せを祈らずにはいられない。
    それにしてもみんなかわいい。かわいくて愛おしい。
    特に女子達は最高にかわいいなあ~!
    「おそるるにたり」の声のデカい後輩ちゃんも最高かわいい。
  • 新装版 連続恋愛劇場
    同時発売『右足と左足のあいだ』がとてもよくて、こちらも。
    新装版としての販売みたいだけど、ちょっと前、って感じもしなくてきゅっと、切ない女の子たちのからまる思いが読む手を進めた。
  • 右足と左足のあいだ
    あぁ、いいっ!
    女子の気持ちが…って煽りや感想たくさんみたけど、まさにそれ。
    かゆいところに手が届く感じ。なにも恋愛だけの話じゃない、人間関係の細かいところの描き方が、こういうのを機微を読むというのか、すごく好みだったし、おすすめできる作品。