雁須磨子のレビュー一覧
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購入済み
大好き
相変わらずの雁須磨子先生の作品。上下巻イイネ!
まあ、どちらかと言えば日夏父の物語ですよね。全篇にどっしりと横たわる父の影。何かが起こると父の影。生前に分かり合えなかった親子が、手遅れになったのちにそれぞれの思いを理解しはじめます。父は息子が遠く離れてから、息子は父が亡くなってから彼の足跡を辿ることになりました。その合間にラブが入ってきたな〜という感覚です。
大変面白かったです。先生の描くBL大好きです。基本的に悪い人がいなくて、ちょっと面白くて、ちょっと切ないかんじで、そして幸せな結末がたまらなくいい。
作風がかなり飄々とされているので軽いタッチに惑わされがちですが、いつも胸に沁みこむお話ば -
Posted by ブクログ
オロチこと木羽…真っ直ぐ過ぎ!!(笑)そしていつも雁さんの作品を読む時に感じる「音のなさ」…無音なのではなく、人物同士が相手と対峙している時に「周囲の音が消える」感じ、この「感覚」的なものを描いてしまう雁さんが凄すぎ。もう~、めっちゃ好きやわー、オロチの恋!!!静かなる大興奮、ってやつだよ!!相手との会話とか相手の心の内を考えてる時に、自分の内面に集中するがあまりに周囲の音が消える、って感覚を紙面から感じ取ってしまうんだよ…『こめかみ~』も『のはらの~』もそうだったけど、ホント凄いわ!!ムタはホモフォビア発動しちゃってるので田之崎に対して持ってる感情は過去形になるまで認められんだろう、そんな奴
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Posted by ブクログ
今までで一番面白い巻だと思う。
面白すぎて、むさぼり読んでしまった。
ただのメガネモブキャラだった男が
イケメン??(るかに接近)に変わる瞬間の扉絵にやられた。
憲章と大場の組み合わせや、
水美の本心、
修のきもち、
漫画アシスタントのメガネモブキャラが一気にメインキャラ?になるとある一話(私的にはここがイチオシかもしれない)、
沖プロデューサーが自分の過去を思い出しながら
敏腕女プロデューサーの話にのまれていく一話
(沖プロデューサーがやっぱり細身のイケメンであることが立証される、かっこいい)、
主人公るかの毎日、
すまこさんの描く少女漫画は共感できるし、
なにより登場する男子キャラの