雁須磨子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に雁須磨子先生が読みたくなって
本棚から引っ張り出しました。
この先生の独特の間がすきです!
あたまのよわいかんじ、というか、
こう、それこそよく分からないのですが
「こんなかんじ」という間の取り方…
たまたま手にとったのがこれだったというだけですが、
あと、「のはらのはらの」とか好きだった気がします。
野球部だからか。いや、そのあたりも含めつつ。
主夫になる話が印象的です。
「ライジングアリゾナ」か。
あと、いちばんはじめの「はしろうか」。
微妙なふたりの間が、よるべなくて。
「ひな菊」は表題作なのですが、
個人的な印象としてはそんなに強くはないです。
この方の学生ものって、もっと -
Posted by ブクログ
先輩(糸島年彦)×後輩(西戸崎農)/高校生
雁さんの話に出てくる人って皆揃って貧弱(笑)だが、西戸崎の場合は、それが良い作用を起こした結果か(取り様によってはノンケがホモの道へ導かれたという見方もある)。
西戸崎が夏の暑さにやられているところに、日傘を差した糸島がやって来て、助けてくれる。西戸崎はそんな野球部の坊主な糸島が妙に可愛く見えてしまう、という始まり。
表紙から見て、西戸崎の方が受けなのかと思ったら意外や意外、糸島の方が受身である。というか、糸島は野球ばっかでちゃんと恋愛をしたことがなかったんだろう。西戸崎はそういうところにも、それから糸島が大好きな野球ができなくなってしまった寂しさに