鳴海四郎のレビュー一覧

  • 白昼の悪魔

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    このストーリー、どうやら、NHKで放送されていたドラマを先に観ている。

    島まるごとをリゾートとした舞台での殺人事件。
    登場人物は誰でも疑わしく、また、決定的ではない。
    男性を虜にする美貌の元女優
    虜にされた夫と嫉妬する貞淑な妻
    元女優を妻に持つ実業家とその娘
    他にも何かありそうな宿泊客たちのなかで、休暇で訪れたポアロが事件を解明する。

    洞窟、ヨット、小瓶、テニス、時計、垂直の梯子、タイプライターの音、バスから水を流す音、様々な場面が事件のピースとなり、ポアロなかで、形作られる。

    テレビドラマで観たにもかかわらず、十分楽しめた。

    0
    2023年05月29日
  • 白昼の悪魔

    A

    購入済み

    面白かった

    謎とはいえないような
    細かな疑問点が提示されて
    最後にカチッとはまるのが、
    とても面白かった。
    なんというか、被害者がとてもかわいそうだなと思った。

    0
    2022年12月18日
  • ねずみとり

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    ミステリーの女王アガサクリスティー戯曲
    1952年S27ロンドン初演以来2万回以上世界で最も上演させている作品。若き夫婦が山荘を開業させた日ロンドンでは殺人事件発生し犯人が逃走中山荘は大雪に見舞われ孤立にどこか怪しげな宿泊客がやって来てそして殺人事件が発生する。カーテンコールでは観客に筋書きの結末を漏らさないようにお願いしているらしいです。
    いつか日本でも上演していただきたいです。

    1
    2021年07月27日
  • ねずみとり

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    クリスティは結構読んでると思ってたけど、戯曲は読んだことなかった。
    良質な古典ミステリとはこういうものだ…とシミジミ。

    0
    2019年02月12日
  • ねずみとり

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    ネタバレ

    戯曲なので、つまらないんじゃないか?と思ったけど、先が楽しみでならなかった。
    雪の山荘のゲストハウス。オーナー夫妻と、客と警察官。ロンドンで起きた殺人事件の、現場に落ちていた手帳に山荘が、記載してあった。
    誰がなぜ殺されるのか、誰が犯人か。
    雪はひどく、電話線は、切られていた。
    もう、ワクワクです。

    1
    2018年09月07日
  • ねずみとり

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    本国では60年のロングランだというこの舞台。2013年3月、六本木にて上演された日本人キャストの「マウストラップ」を見ました。
    セリフはほぼ文庫の戯曲のまま忠実でした。
    犯人を知らずに舞台を見たら、面白いだろうなあ…

    カーテンコールでキャストが「結末は誰にも言わないでください」と言うのもやってました。

    0
    2013年03月17日
  • ねずみとり

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    僕が最初に触れたミステリは、『シャーロック・ホームズ』と、『そして誰もいなくなった』だと思う。

    ミステリ界の巨人と言えば、コナン・ドイルとアガサ・クリスティ。

    そのクリスティの傑作戯曲と言えば、なんといっても、『検察側の証人』でしょう。

    ぐいぐい見るものの興味を引きつけ、一瞬たりとも目が離せなく、二転三転していくラストは、圧巻の一言。

    「エルキュール・ポワロ」シリーズや、「ミス・マープル」シリーズなどで、小説ばかりがどうしても目立ちますが、戯曲もけっこう書いていて、その中でも、ロングランを誇る作品として知られるのが、この、『ねすみとり』。

    実は、ミステリというのは、芝居にはしにくいん

    0
    2012年11月03日
  • ねずみとり

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    きょう開店の、雪の中のペンションが舞台。
    舞台の脚本用らしく、動きと連動しての演技の指示も入っている

    閉鎖された空間・知らないもの同士・・と そしてだれもいなくなったを少し思い出します
    事件も解決も「らしい」かんじで迎えます。

    短めでさらっと読めるので、ちょっとミステリーがよみたい、という時にいいかもしれない

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    2009年12月12日
  • ねずみとり

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    これの本には、ト書き・セリフ・人物の動きが書かれていて、まるで台本のよう。
    ロンドンでどうしてもこの舞台が見たくて、でも英語を聞き取る自信がなくて飛行機の中で読みました。
    舞台見たから、本の印象が変わった!
    悲劇であり、喜劇である脚本。本読んだだけじゃ笑えないんだけど、舞台で見て「あぁ、笑いどころだったんだぁ」って気づきました。
    会話で成り立ってる物語だから読みやすいかも。

    0
    2009年10月04日
  • ねずみとり

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    戯曲だけれども、読みやすい。演劇作品としてとても人気があり、ロングラン上演されているそうだ。大雪によって孤立状態にある山荘、経営者の若い夫婦と5人の客と1人の刑事。誰もが怪しく思える、緊迫した状態にゾクゾクする。

    0
    2009年10月07日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    気をつけなさい、そこに悪魔がいる。

    ポアロが滞在するホテルには様々な人が集まっている。平穏な休暇はある女性の死によって終わりを告げた。女性に敵が多かった、男を引きつける元女優の死。首を絞められるという死因から、犯人は女ではなく男と思われたが、夫にはアリバイがある。ポアロが見つけた悪魔とは——。

    怪しい男にはアリバイがあり、女たちでは絞殺できない。洞窟から麻薬が出てきたり、呪いを実行する娘がいたり、偶然再会する幼馴染がいたり、込み入った犯人当てではあったが、最初のシーンのポアロのセリフが犯人を示していたとは。なるほどとしか言えない。

    0
    2025年11月23日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    物語の最初からポアロが出ている嬉しさとワクワク感!
    如何にも怪しい人物を犯人だと思い、終盤にその裏付け証拠も出てきた時は「これで終わるのかな?」と少し残念(勝手に)だったけれど最後に全部ひっくり返されてとても気持ちよかった!
    クリスティーの小説でこの「やられた〜」感覚をまだまだ味わいたい。
    登場人物の関係性も分かりやすく、物語の舞台も相まってサクサクと読めた。

    ただ後書き解説の温度が合わない。モヤモヤして本を閉じてしまったことが残念。

    0
    2025年10月07日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    少し物足りなかった。面白い話ではあるんだろうけど。

    クリスティーの旅行先での話はある種、様式美のようだと思う。人間関係も緻密に構成されていて、今回は元女優で男性たちが惹かれずにはいられない美貌の持ち主、アリーナ・マーシャルを中心に恋愛模様が絡み合っていく。そして、このアリーナ・マーシャルが今回の被害者なのだ。

    あまり心が動かなかったのはどうしてなんだろうと考えてみたが、犯人たちが殺人を犯す動悸があまりにもありふれていて、そのへんのネットニュースにでも出てきそうだったからかもしれない。クリスティーにはどうもドラマチックさを求めてしまう。
    物語の落としどころも、まあそうなるよねといった感じにな

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    2025年09月20日
  • 白昼の悪魔

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    久々のポアロさんです。
    新訳が出たのでそちらをと思ったのですが、本屋さんで手に取ったらなんと1800円+税……!
    さすがに躊躇ってしまい、旧訳の方で読みました。本も高くなったなぁ。。

    以前、ドラマで「砂に書いた三角形」を視聴しており、その短編を発展させたものがこの『白昼の悪魔』だと耳にしました。
    なので、あのお話と似た結末なのかな〜と先入観ありまくりで読んでしまい、結果的に犯人にはすっかり驚かされることに。
    まあ私が勝手に騙された話は置いておいて、今作は非常にシンプルなフーダニットであり、途中で疑問点が整理されるなど、なんだか久しぶりに王道なミステリーを読んだ気がしました。
    『エッジウェア卿

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    2025年08月10日
  • 白昼の悪魔

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    久しぶりのポアロシリーズ!
    やっぱりポアロは長編が面白いなあ。
    島にあるホテルの宿泊客の間に起こる殺人事件のお話。今回ヘイスティングズは出てこない。あからさまに怪しい人がいたので逆に違うだろうなと思って読み進めた。最後の最後で「え、そっち!?」という展開になり、かつポアロが犯人の正体を決定づける肝心のシーンが解決後に語られたので少し消化不良。もしかしたら伏線とか見逃していたかもしれない。
    ラストシーンのとある人物の選択をちょっともったいなく思ってしまったけど、人生で何を選択するかは人それぞれだからこういうこともあるんだなと納得した。

    評判のいいものから気まぐれに読み始めたポアロシリーズもあっ

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    2025年06月08日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    うんー「カーテン」の後に読むとちょいパンチが足りないかも。
    美男美女だらけの物語であったため、登場人物の多くをハリウッドスターでビジュアルイメージしながら読んだ事が功を奏し、映画的楽しさがあった。
    1番印象的なキャラクターはリンダ。

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    2025年03月08日
  • ねずみとり

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    短期集中アガサ・クリスティー第三弾。

    突然ですが著者の名前問題。
    みなさんアガサ・クリスティーって、何て呼んでます?

    名前の呼び方って三種類あると思うんですよ。
    ①姓で呼ぶ
    ②名前で呼ぶ
    ③フルネームで呼ぶ

    ①の姓で呼ぶのが一般的かなー。
    エラリー「クイーン」
    エドガー・アラン「ポー」
    コナン「ドイル」
    「太宰」治

    ②の名前呼びは国内の人に多い。
    江戸川「乱歩」
    夏目「漱石」

    ③が一番無難かな。
    藤沢周平
    パット・マガー
    村上春樹
    ダニエル・キイス

    で、アガサ・クリスティー。
    なんとなくだけど、「アガサ」「クリスティー」「アガサ・クリスティー」と人によって呼び方がまちまちな気がする

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    2024年10月10日
  • 白昼の悪魔

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    スマグラーズ島の浜辺で、周囲の異性に魅力を振り撒きながら避暑地を満喫していた元女優アリーナ・マーシャルが殺害される。「白昼にも悪魔はいる」というエルキュール・ポアロの言葉どおり、不穏な空気が流れる中、ホテルの客の1人と不倫していた彼女に殺害の動機を持つ容疑者が浮かび上がるが、完璧なアリバイに捜査は難航する。

    話は面白いのだが、訳が古すぎる。今時絶対に使わないであろう言い回しや謎のカタカタ多用が気になって仕方がない。ポアロのイメージも何だかいつもと違う感じで別の作品を読んでいるようだった。早川書房さん、さすがにそろそろ新訳出してくれてもいいのでは?
    鉄壁のアリバイからは2人以上が協力しているん

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    2024年10月06日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    1986年
    1930年頃のイギリスの話
    (日本だと昭和9年)
    .ポアロ(私立探偵) 含め
             島にある
             ジョリーロジャーホテルに
             休暇で泊まっている滞在客達
     雑談から始まる
        (日焼けすると毛が濃くなる..とか
         今時の若者は..とか
         船酔いは背骨に関係ある..とか
        その当時の噂話...面白かった)

     「全体的に人物達の中に
     善悪の基準みたいなものが
     しっかりあって..清潔というか..
    ..倫理的というか..

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    2024年09月23日
  • 白昼の悪魔

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    【ポアロ】
    孤島の高級リゾートホテルのクローズドサークル。大好きなクローズドサークル!

    宿泊客同士の人間観察のゴシップが面白い。でも人の噂話は表面しか見えてなかったりする。

    今回はクリスティー作品で初めてトリックに少し気付いたものの、怪しい人だらけなのでやっぱり最後まで犯人はわからなかった。
    解決編ではパズルを一つずつはめていくようなポアロの推理が美しかった。

    孤島クローズドサークルなので、次々と起こる殺人を期待⁉していたけど違った。
    自分も旅行している気分で楽しめた。
    美しい風景のこの作品は今度ドラマでも見てみたい。

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    2024年06月26日