鳴海四郎のレビュー一覧

  • 白昼の悪魔
    久しぶりにアガクリさんの小説を読んだ。
    ポアロシリーズ好きだな〜

    島の中の事件だから、宿泊者に犯人が居るんだろうなーと思いながら読むが、全然犯人を推測できなかった。
    ポアロの話し言葉や考え方が面白くて好き!
  • 白昼の悪魔
    あまり有名な作品ではないと思いますが、面白かったです。
    犯人、全然分かりませんでした。
    アリーナの本質(男を狂わせる女と見られがちだが、アリーナ本人が男に入れ込んでしまう)を見誤っていました。
  • 白昼の悪魔
    明るい太陽、紺碧の海、平和な島で、白昼にも悪魔はいました。まさに魔女のような、元女優のアリーナ・マーシャルが扼殺されていたのです。

    島のホテルの宿泊客に殺された可能性が高いと考えられますが、関係者にはアリバイがありました。嫉妬、痴情のもつれにより殺されたのでしょうか。はたまた別の理由でしょうか。
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  • 白昼の悪魔
    天と地をひっくり返すほどの見事などんでん返しを味わったので、ものすごく面白かった。犯人は予想していた以上に残忍な性格と犯行だったけれど、そこまで含めて見事な構成だったので、ぜひ読んで欲しい一作だと感じた。話の締めとなったケネスとロザモンドのやり取りも割と好き。
  • 白昼の悪魔
    アリバイが完璧な人ほど疑うべきでした。。
    途中で登場する窓から投げられたビンやらお風呂の水の流れる音やらは、犯人とどう繋がるんだと考えてもわからなかった。
  • 白昼の悪魔
    前回から3人で感想戦、充実した読書+読書後です。さて、今回も楽しめた。閉鎖的な小島が開発された避暑地そのスマグラーズ島のリゾートホテルを訪れた優雅な客人。そのなかに休暇を楽しむポワロもいた。。穏やかな避暑地の入り江で元女優(アリーナ)が首をしめられた無残な死体で発見された。女優は悪女か?天然か?怪し...続きを読む
  • 白昼の悪魔
    うーん、と唸る一冊!
    アガサクリスティというと、オリエント急行や誰もいなくなったが有名です。
    本書はそういう作品と比べると、無名に近いモノになります。それでも読まされるし、考えさせられます。
    台詞や描写に含まれた伏線の数々。
    トリックの緻密さや、それを解き明かすポアロの活躍!
    どれをとっても負けてな...続きを読む
  • 白昼の悪魔
    クリスティーの作品、色々凄すぎて面白いのにそれが当たり前みたいになってきた。
    こんなに面白いのに、面白くて当然と思える唯一のミステリー作家なのかも。

    【読みやすさ】9
    【衝撃】7
    【推し度】9
    【引き込まれ度】9
    【安定感】10
  • ねずみとり
    同じ訳者による『白昼の悪魔』を読んだときに、なんだか癖のある文体の人だと思っていたので不安だったが、こちらは気にならなかった。

    舞台の大道具の配置図が載っており、また、話が一つの場所だけで進行するというのもあり、読みやすくもある。内容も短くまとまっていて面白い。しかし、大団円のところで、登場人物が...続きを読む
  • ねずみとり
    アガサクリスティーがミステリーの女王と言われる理由は、ミステリーとしての組み立ての見事さはもちろんだと思うのですが、英国文化にあまり詳しくない私でも登場人物のキャラクターがきちんと判別出来る、関係性をそれとなく感じるといった表現にあるのだと思った。

    よく結末が見えてしまって興醒めすることもあるので...続きを読む
  • ねずみとり
    読んだのは2度目ですが、犯人はすっかり忘れていました。
    読んでいる途中で、ひょっとしたら全員が関係者なのではと思いましたが、別の事件でした。

    1度目読んだときは、すごくおっくうだったのですが、2度目だと、だいぶすらすら読めました。
    出てくる歌の曲が思い出せないので、映像作品を見てみようと思い...続きを読む
  • 白昼の悪魔
     クリスティー特有の人物同士の繋がりやポアロの捜査は面白かったものの、「ナイルに死す」程は引き込まれなかった。
  • 白昼の悪魔
    ジグソーパズルで、どこに当てはめるか分からないピースがいくつもあって、それをいろんな人の証言をもとに正しい場所へはめる展開だった。

    もっともそれらしい人を疑う、だがその人は鉄壁と見られるアリバイがある。
    そんな状況でわずかなヒントをもとに本質を見抜く力はポワロのすごいところだと思う。

    今回も面白...続きを読む
  • 白昼の悪魔
    ポワロと一緒に人間観察をしていると思っていたら、違う見方をしていたことにハッとさせられる。視点をずらすこと、物語を俯瞰して広い視野で考えることの面白さを改めて感じます。

    唯一困ったのは、訳が古く違和感を感じて、要所要所で興が削がれること。当時の訳程は古くないだろうけど、いつ訳出したのだろう?
    クリ...続きを読む
  • 白昼の悪魔
     ポアロシリーズはメロドラマ的なスタートから始まる事が多いが、今作でも元女優の美しい女性とスポーツマンでとても美青年が物語の主軸になる。
     舞台となる美しいリゾートホテルは描写だけでも煌びやかで、お金持ちが宿泊する。評判のホテルだ。ポアロは休暇で訪れていたが、案の定、事件を呼び寄せてしまう(笑)ホテ...続きを読む
  • 白昼の悪魔
    通常「悪魔」と言えば薄暗い空間に潜んでいそうな代物だけど、本作のタイトルは『白昼の悪魔』
    白昼に悪魔だなんてしっくりこない言葉の連なり。けど、序盤から男を狂わせる魔性の女性が登場している事でその単語に納得してしまう構成となっているね
    魔性のアリーナ・マーシャルは既婚の身でありながら、妻帯者に平然と絡...続きを読む
  • 白昼の悪魔
    一見すると単純な犯行だと思われたが、緻密に張り巡らされた伏線。それを見事に回収するポアロ。クリスティの醍醐味がつまった作品。
  • 白昼の悪魔
    このストーリー、どうやら、NHKで放送されていたドラマを先に観ている。

    島まるごとをリゾートとした舞台での殺人事件。
    登場人物は誰でも疑わしく、また、決定的ではない。
    男性を虜にする美貌の元女優
    虜にされた夫と嫉妬する貞淑な妻
    元女優を妻に持つ実業家とその娘
    他にも何かありそうな宿泊客たちのなかで...続きを読む
  • 白昼の悪魔

    面白かった

    謎とはいえないような
    細かな疑問点が提示されて
    最後にカチッとはまるのが、
    とても面白かった。
    なんというか、被害者がとてもかわいそうだなと思った。
  • 白昼の悪魔
    金田一少年の事件簿外伝という、本家の作品を犯人側の視点から見たコメディタッチのスピンオフがあるのですが
    あのノリでこの作品を犯人側の視点から見てみたいです!

    アリバイ工作でヘトヘトに疲れたり、ポアロ達がミスリードされてるの見てほくそ笑んだり、ポアロへの内心のツッコミも面白そうです。

    最後まで犯人...続きを読む