中村能三のレビュー一覧

  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    今週末、「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」が上映されるそうなので原作を再読。犯人、覚えていなかった。わざわざ買い直したけど翻訳者は同じだったのがちょっと残念。ところどころ口調がポワロらしくなかったので、しっくりこなかった。クリスティ晩年の作品で、理屈っぽい描写が多いのは仕方ないにしても、登場人物すべてを生かしきれなかったような気もする。割と地味な作品なのに、なぜ映画化しようと思ったのか。それもイギリスの片田舎から舞台をベネチアに変えて。楽しみなようでもあり、不安でもあり。

    0
    2023年09月12日
  • 象は忘れない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。相棒はオリヴァ夫人。
     冒頭のオリヴァ夫人の葛藤はクリスティのそれを反映したものだろう。スピーチへの嫌悪感や分別の無いファンへの煩わしさというのはとても共感を持てる。売れっ子作家としての人生は本人達でなければ気づく事は出来ないが、様々な苦労があるのだろうと勘繰ってしまった。
     今作は作中でも触れられているが「五匹の子豚」と対をなしているイメージだ。過去に戻りながら事件の真相に辿り着くという一連は、どちらにも共通しているテーマだ。
     今回珍しく幾つかの作品に触れられており、上記作品と「マギンティ夫人は死んだ」、「ハロウィン・パーティ」についても簡単だが言及がされている。ネタバレ等はないが少しヒントが出ている為未読の人は注意が必要だ(五匹の子豚はだいぶ言及されている)
     結婚を控えた若い二人の男女。男の継母がオリヴァに近づき(オリヴァが女性の方の名付け親だった為)息子の相手の両親が拳銃で死んだ事件について根掘り葉掘り引き出そうとする。オリヴァは娘の母親と面識はあるが、当時、オリヴァが海外にいた為、事件の真相はわからず、更には警察などでも詳しい内容の究明がされないまま、自殺という事で決着した。オリヴァはなんとか継母から逃げ仰せたが該当事件の真相が気になりポアロに相談する。
     クリスティ作品でありがちな全く事件に関係無さそうな手掛かり(夫人の四つのかつら。かつらを四つ持っているのは違和感。飼っていた犬が夫人に噛み付いた事。愛犬は警察よりも賢いというポアロの皮肉が印象的)を皮切りに、警察に保管されている当時の資料や当時事件に関わった人達への聞き込み等(オリヴァ夫人も活躍!!)を繋ぎ合わせ、ポアロが悲しい事件の真相に辿り着く。
     クリスティ作品は古典にあたり、現代と表現や感覚、考え方が難しい部分がある。今回、事件の真相には一卵性双子の入れ替えが関わるが、彼女達の遺伝的な考え方や過去の殺人についての姉への処遇等について、理解が難しい部分が多い。
     一方で、若き娘シリヤの両親や家庭教師ゼリーが家族愛に溢れ、全てが報われないドロシアへの愛故の行動である事は、シリヤへの救いであり、シリヤの相手であるデズモンドの継母の怪しげな行動についてもデズモンドの実母から多額の遺産が入り、それが原因であるという事も作中では真実として知る事ができ、読者としては物語通して納得のいく物語だった。
     クリスティ作品は意外にコッテリした味付けが多く、最後真相究明後、家庭教師とポアロがその場に留まって会話をしていたため、残りページは全くないながらももう一つ変化があるのかと期待してしまった。悪い癖だ(笑)出来栄えは「五匹の子豚」に軍配が上がると思うが二作連作で読むとそれぞれ何倍にも面白さが膨らむ様に思う。
     「象は忘れない」の諺は教訓になるだろうが、知らない人から見れば「サファリに象狩りに・・・」となるのだろう(笑)

    0
    2023年08月23日
  • 忘られぬ死

    Posted by ブクログ

    ミステリーを久しぶりに読みました。アガサ・クリスティの作品は初めて読んだのですが、とても面白くびっくりしました。最後まで犯人は誰か分かりませんでした。巧妙なトリックと伏線回収が素晴らしかったです。これを機に他の作品も読みたいです。

    0
    2022年12月10日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    真相解明にいくまではなんかよくわからなかったけどラストスパートで一気にホロー荘に対する印象が変わった。こんなに誰も救われないことがある??誤解だったこととか、生きてたとしてもずっとすれ違ってたんだろうなって思ったらめちゃくちゃ切ない。子供たちどんな気持ちなんだろう…

    0
    2022年09月04日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    ポアロもの。
    トリック自体は、オリエント急行に似た、ちょっとズルな印象も受ける。しかし、本作は、ポアロの活躍楽しむ作品ではなく、周辺の人間関係を楽しむ作品なのであろう。そう考えて読むと、よく出来た作品だと思う。

    0
    2022年09月02日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    週末にホロー荘に集まる親族たち。それぞれが胸に秘めた(秘めてない人も多い)想いが交錯する中、殺人が起こる。その場に居合わせたポアロは、その現場がなぜか作り物のように感じたが……。
    メロドラマ風なんだけど、それで終わらせない→

    きちんとミステリーしてるんだよな。これだからクリスティはやめられない(笑)モヤモヤした関係がスルスル解けていく瞬間がたまらない。
    ヘンリエッタ好き。あとルーシーと彼女を見守るヘンリーも。クリスティが描く頭のいい女性、好きだなー。


    0
    2022年08月22日
  • 象は忘れない

    Posted by ブクログ

    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『象は忘れない(原題:Elephants Can Remember)』を読みました。

    『鳩のなかの猫』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    推理作家「ミセス・オリヴァ」が名づけ親になった「シリヤ」の結婚のことで、彼女は先方の母親から奇妙な謎を押しつけられた。
    十数年前の「シリヤ」の両親の心中事件では、男が先に女を撃ったのか、あるいはその逆だったのか?
    「オリヴァ」から相談を受けた「ポアロ」は“象のように”記憶力のよい人々を訪れて、過去の真相を探る。
    -----------------------

    1972年に刊行された「エルキュール・ポアロ」シリーズ長編第32作目の作品、、、

    『カーテン』が「エルキュール・ポアロ」最後の作品ですが、『カーテン』は1943年に執筆された作品なので、実質上(執筆順)では本作が「ポアロ」最後の作品となります。

    『象は忘れない』という題名は、英語の諺「An elephant never forgets.:象は(恨みを)忘れない(そして必ず報復する)」に由来しているそうです。

     ■1. 文学者昼食会
     ■2. 象に関する最初の言及
     第一部 象
     ■3. アリスおばさんの手引き
     ■4. シリヤ
     ■5. 過去の罪は長い影をひく
     ■6. 旧友の回想
     ■7. ふたたび子供部屋に
     ■8. ミセズ・オリヴァの話
     ■9. 象探しの成果
     ■10. デズモンド
     第二部 長い影
     ■11. ギャロウェイ警視とポアロ覚え書を検討する
     ■12. シリヤ,エルキュール・ポアロに会う
     ■13. ミセズ・バートン=コックス
     ■14. ウィロビー医師
     ■15. ヘア・スタイリスト・ビューティシャン,ユージン・アンド・ローズンテル
     ■16. ミスタ・ゴビーの報告
     ■17. ポアロ出発を告げる
     ■18. 間奏曲
     ■19. マディとゼリー
     ■20. 審問廷

    十数年前に起きた心中事件の真相と、心中事件の真相を調べるため「オリヴァ婦人」に近づいた「ミセズ・バートン=コックス」の目的を、「エルキュール・ポアロ」が「オリヴァ婦人」を巧く使いながら、見事に解決する物語、、、

    ちょっともどかしい序盤の展開と、縺れて絡み合った糸がスッキリ解けるような中盤から終盤にかけての展開が、「アガサ・クリスティ」らしい作品でしたね。


    心中したとされる「シリヤ・レイヴンズクロフト」の父親「アリステア」と母親「マーガレット」には、自殺すべき動機が見当たらない… 過去の関係者から聞き取りを進めるうち、当時、「マーガレット」の一卵性双生児の姉「ドロシア」が同居しており、心中の数日前に事故死していることが判明、、、

    「ドロシア」に精神的な疾患があったことや、「マーガレット」との結婚前、「アリステア」と「ドロシア」が恋愛関係にあったことが判明… 「ポアロ」は、様々な証言から真相を推理し、真実に行き着きます。


    一卵性双生児だった「マーガレット」と「ドロシア」の容姿が酷似していたことや、「ドロシア」の過去の奇行、「マーガレット」のカツラが4つも残っていたこと等が、大きなポイントになっていましたね。


    「アリステア」も「マーガレット」も、「ドロシア」を愛していたことから起こった事件、、、

    ちょっと哀しい結末でした。


    ちなみに、、、

    「オリヴァ婦人」って、どこかで見た名前だなぁ… と思っていたら、何作か「ポアロ」と共演しているらしく、そのうち、『死者のあやまち』と『ハロウィーン・パーティ』は既読でしたね。

    どうも、「アガサ・クリスティ」本人がモデルみたいです。





    以下、主な登場人物です。

    「アリアドニ・オリヴァ」
     ポアロとは旧知の女流推理作家

    「ミス・リヴィングストン」
     オリヴァの秘書

    「ミセズ・バートン=コックス」
     未亡人

    「デズモンド」
     バートンの養子

    「シリヤ・レイヴンズクロフト」
     オリヴァの名付け子

    「アリステア・レイヴンズクロフト」
     シリヤの父

    「マーガレット・レイヴンズクロフト」
     シリヤの母

    「ドロシア・ジャロー」
     シリヤの伯母

    「マディ・ルーセル」
     シリヤの家庭教師

    「ゼリー・モーウラ」
     シリヤの家庭教師

    「ジュリア・カーステアズ」
     オリヴァの友人

    「ミセズ・マッチャム」
     オリヴァの友人

    「ミセズ・マーリーン」
     オリヴァの友人

    「ウィロビー」
     医師

    「ミセズ・ローズンテル」
     美容院

    「ミスタ・ゴビー」
     情報屋

    「ギャロウェイ」
     元警視

    「スペンス」
     ポアロとは旧知の元警視

    「エルキュール・ポアロ」
     私立探偵

    0
    2022年07月22日
  • 忘られぬ死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティーの中期ノンシリーズ。
    ミステリというより、どちらかというとロマンスメイン。

    最後が少し駆け足気味で、途中、散々含みを持たせたセリフとかは放置。もうちょっと解決編が長くても良かったのかなと。
    意外な犯人ではあったけど。。。
    うーん、読者が置いていかれる意外性というか、騙された!とはならない。

    あと、題名が間違いやすい笑
    「わすれられぬし」じゃなくて「わすられぬし」なのね。

    0
    2022年01月22日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

    ミステリーの女王として日本でも有名な作家による「クリスマスブック」。聖書の物語をベースにしつつミステリーを得意とする作家らしい”ひねり”があって、とても面白かった。また、日本の作家によるクリスマス話でよく見られるキリスト教徒を貶したり笑い物にしたりするような不快な描写もないし、サンタクロース関連の話が一切ないのも良い。

    0
    2021年12月30日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

    ミステリと思う勿れ笑

    季節に応じた作品に触れようの回。(今夏は横溝正史の『獄門島』)
    オリエント急行もポワロ・シリーズも未だ手付かずなのに、いきなりソフトな面からお邪魔する。あとがきにも書いてあるけど心理描写が巧み。「何?どうなる⁉︎」とビクビクじゃなくてワクワクした気持ちで各話の続きが気になっていた。

    彼女が料理したクリスマス・ストーリーズはどれも不思議な構成だった。短編集ではあるけれど「信仰」をキーワードに各話が一本の糸で繋がっている。(自分にとって短編は変わらずとっつきにくいものだけど、そう考えたら個々の話として楽しめた) 彼女の代表作もこのスタイルで展開していくのかな。『クリスマス・キャロル』みたいなストーリーブック調にも見受けられるけど、聖書の知識を蓄えるのもさる事ながら大人になって再読するとまた違った味わいになってくると思う。

    第1章は彼女なりにアレンジした聖誕劇だけど、とにかくルシファーの登場シーン(聖誕劇で⁉︎と思うだろう…)が一番度肝を抜かれた、を飛び越して笑いでつんのめった。東方の三博士が”VIP”と呼ばれていたのも。(間違ってはいない笑)

    『いと高き昇進』もお気に入り。聖者達の行進で幕を開ける衝撃のイントロ。14人の聖人(ペトロ以外知らない人達。翻訳者さんですらご存知ない人もいる汗)が静物として崇拝される運命から解放されてそれぞれの形で現代を生きるところが何だか清々しい。(「解放された」って解釈で合っているのかは疑問だけど…)

    彼女がどれほどの信仰心を持たれていたかは知らないけれど、普段「目に見えざるもの」への感謝を忘れがちな人が読んでも説教っぽくは聞こえないだろうし、クリスマスを機に思い出させてくれる仕掛けになっているのかね。

    1
    2021年12月19日
  • 忘られぬ死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょい役が黒幕(この悲劇は誰の責任かと言うとこの黒幕の母親=愚鈍なのに割とちゃっかりしていて息子を甘やかし放題で極悪人にした被害者の伯母に負う所大だと思う)で、従犯者の叙述はアクロイド殺しと違ってアンフェアでは…また如才なく世の中をよく知っている女性が、いくら魅力を感じたにしても初めて会った悪人の話にころっと乗るのは現実味がない気がする。
    ただし一人ひとりの登場人物の書き込みが丁寧にされていて読み応えがあり面白かった。ファラデー夫妻の顛末は結局筋と関係なかったけれど結構感動した。でも途中でアレクサンドラが「あの時それを知っていれば、今はもう手遅れ」と言っていたのは、小説の半ばごろでいきなり犯行の告白のようにも取れるけれどそれにしては露骨すぎるし何なのか頭をひねった。結局何のことだったのか回収がなかった。彼女の印象についてケンプ警部が昔のキリスト教の聖者についての独白が斬新でアガサって意外とこういう人だったんだと思った。女優にキャンセルを伝えたのも結局ルースだったのか、どういう目的があったのかよくわからない。アンソニーの設定はひねりすぎ、レイス大佐は映画「ナイル殺人事件」の軽妙洒脱な陽性キャラクターがちらついてちょっと違和感。
    夫を除くほとんどの語り手からディスられていたようなローズマリー(キャラクターとしては白昼の悪魔の被害者に近い)だったが、落ちたバッグ の偶然は、万霊節の夜に彼女の意思が働いたような、人生これからの妹を守り、代わりに自分を愛してくれた夫を呼び寄せたとも取れ、残された妹が姉の想いに応える結びがほんのりじんとくる。

    0
    2021年11月27日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスティーのクリスマス。

    聖書の話を知っていると、あのことか、と気が付く。さすがクリスティーというべきか、やってきた天使(を騙る者)は何者か、このロバはどんなロバか、など正体が最後にわかる作品の楽しさ。聖人たちの会話も楽しく、もしかして町の中にいたりして、と思わせる。

    1
    2021年07月22日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    ポアロ
    面白かった。人間関係のドラマを楽しむタイプの作品。「アガサクリスティー完全攻略」p98によれば『後年クリスティーは、「ポアロを出したのは失敗」と述懐していた』そうだが、たしかにポアロがいなくてよいように感じた。事件の真相は心が苦しくなるようなものであったが、幸せになって欲しいなあと思う登場人物が幸せになれそうなところが救い。

    0
    2021年07月06日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

     クリスティーはミステリ作家以前に、作家としての筆力が尋常ではない。
     本書はノン・ミステリ。表題作はミステリ寄り。
     クリスマスブックとあるが、ディケンズ「クリスマス・キャロル」辺りから始まった伝統だろうか。

    0
    2021年06月08日
  • 死者との結婚

    Posted by ブクログ

    あぁまた一気してしまった。ウィリアムアイリッシュはサスペンス小説の巨匠なのだが、私は最も好きな恋愛小説家は誰かと問われればアイリッシュと答える。彼の描く男女はいつも甘く切ない青春ど真ん中なのだ。そういう面で一番は暁の死線。幻の女も言うまでもない。殺人現場というドキドキのシチュエーション、揺れる心理、言えない秘密、逃げるふたり、それらは恋愛を引き起こすきっかけでしかない。まだ読んでなかった『死者との結婚』を読む。ニューヨーク行きの列車に一人乗った身重の貧しいヘレンは博打打ちの夫に捨てられ今後の不安に打ちひしがれていた。彼女にヒューとパトリスという婚約中の裕福なカップルが優しく声をかけてくれる。しかし列車転覆の大事故。ヘレンは病院のベッドで目を覚ました。そこから彼女の運命は一変する。アイリッシュは本当に魅力的な女性を描く。少し残念なのはラストで話をループさせたこと、そんな小細工はいらない。恋するふたりはすべてを投げ打ってでも運命を打ち破り明日への希望へ向かわねばいけないものなのだから。

    0
    2020年11月22日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    ミステリーというとトリックや犯人探しのための本と思いがちだが、これは文学だったのだとわからせてくれる本。

    冒頭の、ハロウィンパーティーの準備中の良くも悪くもぼんやりとした、穏やかではあるがつまらなくもある時間をそのまま描いている描写はアガサクリスティーの文才が如実に現れていた。
    また、ポアロの友人である探偵小説家のオリヴァのキャラクターが愉快なのはもちろん、オリヴァの友人の娘であるミランダが非常に愛らしく、それだけに終盤の展開には焦燥感があって充実していた。

    文学であり、小説であって、トリックや犯人にも気を配られた素敵なミステリー小説だ。 

    1
    2020年11月08日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    ハロウィンパーティdw殺された少女
    殺人を見たことある と言ったのがきっかけで殺されてしまう

    数年前の資料をも辿った結果、犯人が明らかになる
    犯人誰!?と思いながら読み進めていくのが楽しかった
    死人は若い女の子と男の子の2人

    0
    2020年08月10日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

    先に『像は忘れない』を読んでしまっていたのは後悔。めっちゃネタバレしてた。
    庭園の情景を描いたシーンはなかなか良くて、クリスティが庭園に興味を持っていたことを解説で知り納得。

    0
    2020年06月02日
  • ハロウィーン・パーティ

    Posted by ブクログ

     結論だけ書くと「やっぱりクリスティーは巧かった」これに尽きると思います。

    解説によるとクリスティー晩年の作品ということで、確かに派手なトリックや展開もなく、ポアロがひたすらに関係者の証言を集めていく、という地味な展開が続きます。

     ただ地味な証言集めが続く一方で、幻想的というか、ポアロが美しい庭園に足を踏み入れる場面があり、そこがなかなか面白かった。その庭で出会う女の子は、キャラが濃くてこの作品でしか見られないのが、もったいないくらいです。

     さて、なぜ自分がこの作品で巧さを感じたかというと、遺言状をめぐる展開もそうなのですが、犯人の動機の描き方が、なによりも巧い!

     動機としてはかなり特殊なのですが、しっかりと小説の筋を追いかけていると、その動機もなぜか納得出来るというか、そういう風に話を展開させていたんだ、と後になって気づかされるのです。

     クリスティーの有名どころは結構読んできたつもりなのですが、まだまだ伏兵というか、
    有名どころに埋もれている他の作品たちの可能性を、感じさせてくれた一冊でした。

    1
    2019年10月06日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

    ミステリーでないアガサ・クリスティー。全編、クリスマス、キリストに関わる話と詩。感動的だったり、ほんわかっと暖かかったり、クスっと面白かったり、SFみたいだったり、ちょっと辛口だったり、様々な小さなお話と詩が集まる短編集。薄手の本だったので、一晩で読めたが、なかなか面白かった。ちょっと星新一っぽくも感じた。

    1
    2017年12月27日