桜林美佐のレビュー一覧

  • 陸・海・空 軍人によるウクライナ侵攻分析 - 日本の未来のために必要なこと -

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    元陸将、元空将、元海将という、自衛隊のトップクラス幹部を務めた方々が出演し、ウクライナの状況について考察を述べるYouTube番組の書籍化。

    個人的にこれといったことは何もできないながら、関心を持ち続けることだけはやめないようにしようと思っている中で、プロの分析を読みたいと思い検索で見つけた。

    自衛隊幹部の分析ということで、政治の延長としての戦争という現代的な定義をベースに展開される論理的な考察は、テレビでは全く聞けない具体的で実際的なものばかり。期待を上回る内容であった。
    本書の元の動画は最初の5ヶ月間に公開されたものなので、2023年6月現在では新しい事実が分かっていると思われることも

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    2023年06月17日
  • 陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方 -

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    こういった本はやはり専門家が解説したものに限る。三人の将軍が専門的知見から解説してくれるので、プロの視点からどう考えるのかを理解できる。

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    2023年01月07日
  • 自衛隊の経済学

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    桜林美佐さんの警告と、提言です。

    色々と気づかされることを述べられています。

    経済のなかに防衛は存在し、防衛は外敵から国民の幸福、すなわち経済そのものを守っているのです。

    現実的に恐れるべきなのは、万が一、日本が戦争に巻き込まれたとしても、何もできないことの方です。
    戦争によって多数の人が命を落とし、傷つき、人生を変えられてしまう。
    現在の日本には他国を侵略するような能力がないどころか、「専守防衛」すらも、人員面でも装備面でも十分にまかないきれません。
    国防力を整備し、戦争が起きないようにしていくことこそが国防と防衛経済育成の最大のポイントです。
    周辺各国は停滞を続ける日本の都合など構わ

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    2021年02月18日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    10年後の悪夢を避けるために、今やらなければならないこと…それができる人に気づいて欲しい…手遅れになる前に…

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    2014年06月06日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    2011年3月11日に東北地方を襲った未曾有の大災害。
    自衛隊の一側面である「災害派遣」を伝えるノンフィクション。

    「第1部 誰かのために」では、被災時の生々しい様子や懸命の救助活動、被災者の方々への細やかな配慮、隊内でのやりとり等が紹介されています。ひとつひとつのエピソードはとても短く読みやすく、不安を抱えながら生活している人々の心にもすんなりと入っていったのでは。
    誇りと使命感を抱いて任務に当たられる尊い姿。国防上の危機に備えて、平時から厳しい訓練を積んで来た自衛隊だからこそ為し得た事です。
    私も本書から(つまり、自衛隊の活動から)いただいた勇気は計り知れません。

    続く「第2部 災害派

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    2013年03月10日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    自衛隊は日陰の存在ではならない。
    注目が浴びる時は、国民が困っているとき…。

    自衛隊員の中には自分も被災しながら被災者を助けていく。
    飛びたくても、飛べないヘリ。

    東日本大震災で注目を浴びた自衛隊についての本。

    サボっていると思われないように、陰で食事をしたり、腹持ちがいい「赤飯」を食べていると国民から勘違いされるのでやめたり…。

    つくづく、大変で感謝しなければならないところが沢山ありました。

    原発事故についても書かれています。

    一ページ、一ページめくるごとにこみ上げる思い。


    本当に、ありがとう。

    そして、日本に自衛隊がいてよかった。

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    2013年01月13日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    東日本大震災の時の、自衛隊の活動を丹念に追った一冊。

    - 今無理をしなくてどうする

    この一言がすべてを表していると、そう感じます。
    ただ読めばいい、それだけで何かしらは感じ取れるものがあるはずです。

    そしてもう一つ、我ながら不思議に感じたのは、
    ここ最近"10年後"を意識する書籍を手に取ることが多いこと、でしょうか。

    色々と、準備をしておかないとなぁ、、なんて。

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    2012年04月11日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    タイトルのとおり,日本に自衛隊がいてよかったと心から思える一冊。ただ,災害などがないと,そういう風に思えない自分に反省。毎日毎日,日本のためにご苦労様です。感謝です。

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    2011年12月13日
  • 危機迫る日本の防衛産業

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    現役時代、防衛庁技術研究本部に出入りしていた経験からすると、詳細な話は出てこないと予想して目を通したが、それなりに取材をしているもののこれが限界だと感じた.ライセンス国産の研修でアメリカには何度も行ったが、話ができる部分は少ない.国内開発アイテムも担当したが、時間がかかる.一般の人が防衛関係の大まかな全体像を本書によって見ることが出来るだろうが、実際の中身はつかめないと思う.

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    2024年10月31日
  • 軍産複合体―自衛隊と防衛産業のリアル―(新潮新書)

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    2024年60冊目。満足度★★★★☆

    自衛隊と防衛装備品を製造する企業に関して、現状と問題点をコンパクトに解説

    知らないことだらけだった

    日本人は知っておくべき内容

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    2024年09月28日
  • 陸・海・空 軍人によるウクライナ侵攻分析 - 日本の未来のために必要なこと -

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    ロシアの現状が分からないので、知る機会となった。ウクライナをしっかり支援しないといけないと思う。ヒトラーの台頭を許したばかりに世界は、惨禍に包まれた。独裁者には、協力して立ち向かわなければ。辛抱が暫く続いても。

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    2022年09月26日
  • 危機迫る日本の防衛産業

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    著者が長年にわたり防衛産業について調査し、雑誌「丸」に連載してきたものをまとめた本。よく調べられていると思う。知らなかった内容が多く、勉強になった。

    「(防衛産業問題)この問題が産業政策だと捉えている人も多く、そうではなく、これは「安全保障政策」であるという認識を高めなければならないのである」p10
    「防衛装備品生産に従事する企業における防衛需要依存度は平均で4%程度だ。防衛産業の規模は約1.8兆円といわれ、自動車などの製造業全般は58兆円である中、100円ショップよりも小規模である。企業にとってこの部門ははっきり言って、なくなってもいいものである。防衛需要への依存度は企業によっては1%以下

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    2022年09月11日
  • 終わらないラブレター 祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」

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    1970年生まれの桜林美佐さんの「終わらないラブレター」(祖父母たちが語るもうひとつの戦争体験)、2009.8発行です。私は、明治の終わりに生まれて戦争体験のある父、大正の初めに生まれて戦禍を生きた母、ほんの少ししかその経験を聞けなかったですが・・・。著者の「人は、ものごとに熱中すればするほど、後になって極端に冷めてしまうことがある。戦争の記憶を後世に伝えていくことは、戦争を知らない世代の務めではないだろうか」との思い、頭が下がります!著者の人間としての素直な気持ちが伝わってまいります。再読です。

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    2016年08月18日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    東日本大震災のとき、まさに国民のために滅私奉公した防衛省・自衛隊の記録。平時は顧みられることなく、批判や無理解にもさらされる自衛隊。未曾有の大災害にあたって、彼らはどのような思いで任務に臨んだのか?

    女性自衛官や事務官、即応予備自衛官、警備犬など、防衛省・自衛隊のなかでも特にスポットの当たりにくい部分も紹介しているのがよかった。

    著者はおそらく保守的な思想の人で、この本も美談本という側面はあるのだが、あの時、あの場所で、確かに賞賛されるべき行為が、評価されるべき人たちが存在したということは事実だと思う。

    終盤では国防の現状にも触れている。人員減、「純粋な」国防予算減。自衛隊は災害派遣専門

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    2015年03月09日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    ネタバレ

    東日本大震災の起きたあの日あの時。
    日本の防衛の要である自衛隊の方々がどのように行動されたのか。
    自らも被災しながら、家族や仲間の安否も分からぬまま、ただただ任務を遂行していた彼等の志の有り様に心を打たれます。
    それは普段からの厳しい訓練に裏打ちされた自信と誇りが成せる技。
    頭の下がる思いと、感謝の念しか浮かびません。

    ただ忘れてはならないのは「自衛隊は災害救助隊ではない」ということ。
    削られ続ける防衛費と人員。
    自衛隊の置かれている状況には個人的に思うところも多い。
    メディアが正しい報道をしないおかげで国民の目は誤魔化されていますが、後から後悔しても遅いのです。

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    2013年12月30日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    ネタバレ

    阪神淡路大震災の時に若かった隊員が、現在は曹長などリーダーになっている。その経験からかだれも命令したわけでないのに、夜は5−6人の作業部隊が車座になる。つらかったこと、ひどく悲しかったことなど、黙々と作業し続けたその日のすべてのことを声に出して吐き出し、そして泣く。やがて、明日も任務を精一杯やろうと誓い合ってその日を終えるのである
    試練は乗り越えるためにある
    自衛隊が感謝されるのは国民が不幸な時だ。けっしておごるなよ
    海上保安庁は海猿がいるが、自衛隊は言わざるばかりだ(陸自の無口な活躍)
    ソクラテス 戦いにおける指揮官の能力を示すものとして、戦術がh閉める割合は僅かなものである。第一にしてもっ

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    2012年03月20日
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

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    かなり自衛隊よりな本だと思う。が、自衛隊を知るには事務官、警備犬の事も広く書かれていて良かった。国民が不幸な時にしか感謝されないって、何だか悲しい…。政治家の皆様しっかりしてよ!

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    2012年01月18日
  • 陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方 -

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    YouTubeにちゃんねるくららなる番組があって、そこで陸海空自衛隊OBと保守系知識人が現在進行形のウクライナ戦争と日本の防衛問題について扱っていて、それを書籍にしたもの。ウクライナ戦争は細かくフォローしていなかったのでその分析がどうなのかを評することはできないが、オープンソースで説得力のある分析をしていると思う。
    ロシアのBTGや黒海の封鎖、ドネツ川渡河作戦の失敗など話していて勉強になる。現状のウクライナのロシアへの逆侵攻とかどう議論しているのか気になる。あまり時間ないので見ないけど。
    日本の防衛に関しては、ここでOBたちが言っていた統合司令部の創設や戦車のモスボールなどは実行に移されてきて

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    2024年09月13日
  • 陸・海・空 軍人によるウクライナ侵攻分析 - 日本の未来のために必要なこと -

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    やっぱり各分野専門家の対談本だけあって、分析が高度だった。こういった人たちがいざというとき活躍できるとき、必要な装備で戦えるように国民は考えないと、議論しないと。

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    2023年05月28日
  • 自衛隊の経済学

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     FMSとかイージスアショアが何千億とか国産の装備を売るだとかいろいろテレビでやってるけど、防衛に関するお金って、市場の原理とか働かなそうだし国策が超絶深く関わるんだろうし、どうしてるのかなーと思って購入。

     最初に著者と経済評論家の対談が載っていて、大前提としてアメリカ主導の防衛ネットワークの中で、日本を中心としたアジア太平洋のネットワークを築くべきだというものがある。大東亜共栄圏と、メチャクチャ攻めたワードも使ってる。
     先日読んだ地政学の本では、トランプ大統領以後の本ということもあり、米中どちらに付くか、という選択肢もあった。素人目にはそりゃアメリカなのかなとも思ってしまうけど、日本が

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    2019年03月23日