桜林美佐のレビュー一覧
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2011年3月11日に東北地方を襲った未曾有の大災害。
自衛隊の一側面である「災害派遣」を伝えるノンフィクション。
「第1部 誰かのために」では、被災時の生々しい様子や懸命の救助活動、被災者の方々への細やかな配慮、隊内でのやりとり等が紹介されています。ひとつひとつのエピソードはとても短く読みやすく...続きを読むPosted by ブクログ -
自衛隊は日陰の存在ではならない。
注目が浴びる時は、国民が困っているとき…。
自衛隊員の中には自分も被災しながら被災者を助けていく。
飛びたくても、飛べないヘリ。
東日本大震災で注目を浴びた自衛隊についての本。
サボっていると思われないように、陰で食事をしたり、腹持ちがいい「赤飯」を食べている...続きを読むPosted by ブクログ -
東日本大震災の時の、自衛隊の活動を丹念に追った一冊。
- 今無理をしなくてどうする
この一言がすべてを表していると、そう感じます。
ただ読めばいい、それだけで何かしらは感じ取れるものがあるはずです。
そしてもう一つ、我ながら不思議に感じたのは、
ここ最近"10年後"を意識する書籍を手に取るこ...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルのとおり,日本に自衛隊がいてよかったと心から思える一冊。ただ,災害などがないと,そういう風に思えない自分に反省。毎日毎日,日本のためにご苦労様です。感謝です。Posted by ブクログ
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前線で救援活動にあたった方々、後方支援部隊の方々、すべての自衛隊員に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。Posted by ブクログ -
著者が長年にわたり防衛産業について調査し、雑誌「丸」に連載してきたものをまとめた本。よく調べられていると思う。知らなかった内容が多く、勉強になった。
「(防衛産業問題)この問題が産業政策だと捉えている人も多く、そうではなく、これは「安全保障政策」であるという認識を高めなければならないのである」p1...続きを読むPosted by ブクログ -
1970年生まれの桜林美佐さんの「終わらないラブレター」(祖父母たちが語るもうひとつの戦争体験)、2009.8発行です。私は、明治の終わりに生まれて戦争体験のある父、大正の初めに生まれて戦禍を生きた母、ほんの少ししかその経験を聞けなかったですが・・・。著者の「人は、ものごとに熱中すればするほど、後に...続きを読むPosted by ブクログ
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東日本大震災のとき、まさに国民のために滅私奉公した防衛省・自衛隊の記録。平時は顧みられることなく、批判や無理解にもさらされる自衛隊。未曾有の大災害にあたって、彼らはどのような思いで任務に臨んだのか?
女性自衛官や事務官、即応予備自衛官、警備犬など、防衛省・自衛隊のなかでも特にスポットの当たりにくい...続きを読むPosted by ブクログ -
東日本大震災の起きたあの日あの時。
日本の防衛の要である自衛隊の方々がどのように行動されたのか。
自らも被災しながら、家族や仲間の安否も分からぬまま、ただただ任務を遂行していた彼等の志の有り様に心を打たれます。
それは普段からの厳しい訓練に裏打ちされた自信と誇りが成せる技。
頭の下がる思いと、感謝の...続きを読むPosted by ブクログ -
阪神淡路大震災の時に若かった隊員が、現在は曹長などリーダーになっている。その経験からかだれも命令したわけでないのに、夜は5−6人の作業部隊が車座になる。つらかったこと、ひどく悲しかったことなど、黙々と作業し続けたその日のすべてのことを声に出して吐き出し、そして泣く。やがて、明日も任務を精一杯やろうと...続きを読むPosted by ブクログ
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かなり自衛隊よりな本だと思う。が、自衛隊を知るには事務官、警備犬の事も広く書かれていて良かった。国民が不幸な時にしか感謝されないって、何だか悲しい…。政治家の皆様しっかりしてよ!Posted by ブクログ
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一言で言うなら「惜しい」。
東日本の時の自衛隊の活動の表も裏もそれぞれにきちんと見ているはずで、しかも防衛畑のバックグラウンドも持っている著者ならば、もっともっと深く詳しく、まさに「この人ならでは描ける自衛隊の貢献」を引き出せたはずなのに、何だか少し「物足りない」感がある。
例えば石巻赤十字病院の医...続きを読むPosted by ブクログ