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Posted by ブクログ
自衛隊と防衛産業の関係性について、筆者の経験を元に記述された本。「軍産複合体」という著書名は少し言い過ぎではないかと感じるが、防衛産業がどれほど悲惨な状況にあるか、その実情が描かれている。
本書を読んで、特に改善が必要だと感じたのは、競争入札が不適切であるという点。どうにかして変わって欲しいなと思う限りである。
本書により、防衛産業というものに興味を持つきっかけとなった。なかなか実態を知ることがない産業であるため、ここまで悲惨な状態であるとは知らなかった。それを知る第一歩として良い本であったと思う。
一方で、本書の中で著者が主張する内容は、議論が甘いと思われる点も多い。防衛産業の現状をレポートしているが、その背景にある原因などの考察はかなり甘く、筆者の個人的な考えが多く記述されている。その点で星-2とする。
Posted by ブクログ
自衛隊を含めた防衛産業の現況と問題点、並びにこうなったらいいのに、という願望・希望が語られている本。
防衛に関わる事業は儲からない、自衛隊のためにやっている、という老舗又は中小企業の努力は本当に頭が下がります。
随意契約ができず競争入札で、定常的な発注が見込めない以上、企業としては赤字になりやすいプロジェクトを認めにくい状況はその通りでしょう。
製品に対する原価計算方式が問題との指摘がありました。これは、医療機器(特定保険医療材料など)の保険適用希望書を提出して、厚労省に認めてもらうスキームのように、研究開発費を原価に含めることができれば、理論的には、赤字は解消されるのでは?と感じました。(時間がかかっちゃいますけどね)
学術界もそうですが、防衛産業になんであんなにアレルギーがある人が多いのか個人的には理解できない。国の安全があってこそ、というか、日本に手を出したらやばい!って思われるような体制(ソフト面、ハード面の広い意味で)にしないと本当に舐めてくる隣国が多いので、自衛隊をはじめ、防衛産業に従事する方々には頑張ってほしい。
平和ぼけと言われて久しい国ですが、本当に、街中にミサイルが落ちて、実際に被害が出ないと変わらないのかもな、と少し暗い気持ちになって閉じました。
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