高村透のレビュー一覧

  • おきつねさまのティータイム

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    あらすじやタイトルから想像していた内容とはだいぶ違った。拓巳のいる世界がとてもシビアなもの。ファンジー設定にしては、なかなか現実的な話のような気もした。ただこの話はこれで終わりなのだろうか。それとも続編があるのだろうか。

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    2021年05月09日
  • 金星で待っている

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    良い話だった。 最後はほんの少し目が潤んだ。  
    劇団員の生きてる姿を見させてもらった。  
    特別なことは何もないけれど、自分のことを見失いそうになるけれど、ただやりたいことを精一杯やり遂げる、きっと未来は拓ける。   

    最後の金星人の行動の身勝手さにはさすがに文句が言いたくなるが、そこに目を瞑れば、とっても良いお話でした。

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    2012年11月09日
  • 逃げろ。

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    なかなかにリアルだった。
    つまりは何かとてつもない脅威によって、世の中が瓦解してしまったとき、世紀末と言っても過言ではないかのような、都市機能が失われ、秩序が崩壊したとき、そんな世界で人はどう生きるのか、何が変わり、何が変わらないのか、何を想い、何を想わないのか、そういうのを書きたかったのだろう。   
    色々なものから逃げていた。  形あるものないもの。  
    何か色々なことがあった。  でも……何も言えない。
    そんな中でも……
    確かにそこにはあった。二人はこんな世界で出逢い、惹かれ合った。  
    全部やり遂げました、と言った。  
    生きたのだ。生を全うした。  
    このクソッタレな世界で。  

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    2012年11月03日
  • 金星で待っている

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    ネタバレ

    夢追い人たちの甘酸っぱい青春群像劇.
    その日,人類は初めて金星人と遭遇した.
    小さな劇団で夢を追いかける個性的な若者たちを鮮烈に描く甘酸っぱさ満載.

    面白かった!
    ぐいぐい引き込まれていくね.

    主人公というか語りの「僕」の名前が途中まで分からない.
    「僕」が「君」に向けた語りに名乗りなんて必要がない.
    ということですね(知らんけど).

    しかしあれだ,
    「理想の彼女のつくりかた」を書いてた人と同じとは思えないな.
    こっち系の方が良いんじゃないか?
    ってくらい良かった.

    「金星人」だなんて「東京アンダーザブリッジ」系かと思った時期もありました.

    いやー,良かった.
    推すのです.

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    2012年06月30日
  • 金星で待っている

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    演劇の専門知識はなかったが、興味深く読めた。
    キャラ立ち、構成の丁寧さ、短い章立てによるテンポのよさ、どれもよかった。
    金星人との交流に少々の物足りなさもあったが、その分主人公の成長が全面に押されていて、とても前向きな気持ちになれた。
    素直に読める作品だと思う。

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    2012年06月02日
  • 逃げろ。

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    ライトノベルを勉強するために読んだ一冊。期待してなかったけど、十分楽しめました。巨大隕石が落ちてくるかもというなかで、人間の行動なんてこんなもんでしょうね。

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    2024年03月18日
  • あの、一緒に戦争しませんか?

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    キリのいい終わり方で、1冊のみ。
    登場人物と学校が沢山あるし、扉絵で紹介されていないJKが沢山出てきて理解が最初進まない。女の子達 のことをよーく頭に入るようになった中盤以降楽しく読めた。実際に体を動かしてやるオンラインシュミレーションゲームって感じのライトノベルです。不謹慎ともとれる題材に眉をひそめる良識派には多様性はライトノベルの魅力といいつつ作品に出てきた爆弾が落ちない爆撃を食らわせてやりたい。色んな女子高生の、特に八王子の英雄と云われる少女の一人無双や東京のカリスマ女子高生の狂気が爽快な作品でした。 この先の関東編、全国編も読んでみたい。

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    2022年08月29日
  • 幸せは口座に預けることはできません はみだし銀行員の業務日誌

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    ほっこりとした作品だった。ロボットではない、人間ならではの素晴らしさ、未来はどうなっているのか思いを馳せながら読んだ作品だった気がする。

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    2020年01月03日
  • バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室

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    店舗の銀行のお仕事はイメージできますが、銀行の本社、内部犯罪調査のお仕事は知らなかった。著者は元銀行員とのこと、面白おかしく銀行内部のことが描かれていますね。お堅いイメージの銀行員ですが、八代さんの不思議な柄のネクタイには笑う。監査室の阿久津の毒々しいキャラ、まさに劇薬。これはシリーズ物なのかな、続きが気になる。

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    2018年04月26日
  • 愛して愛して愛してよ

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    この本のタイトルを友達に見られた時、馬鹿にされてとても恥ずかしかったですが、読んでいる内に様々な 愛 について触れることができたと思います。
    小説への愛
    恋愛感情の愛
    家族からの愛
    友人への愛
    などが私の中では読み取れました。
    しかし、なかなかハッピーエンドにいかない主人公が最後にだんだんと愛について知ることができ、私も愛について考えさせられました。

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    2016年02月17日
  • 理想の彼女のつくりかた3 第三稿 彼女と僕のアラウンド

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    三巻ということもあって主人公の意味不明な言動が少なくなり、シリアスな部分が多くなっていた。
    てっきり宮野が物語行為を行っているのだと思っていたがそうではないようだ。ここに来て物語行為を使う場面が全くないというのは作者のねらいだったのだろうか。
    内容が普通の青春小説になってしまっていた。

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    2015年04月24日
  • バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室

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    メガバンクに就職した女性社員が配属されたのは内部の不正を追及する「コンプライアンス部内部犯罪調査室」。
    普通の企業では考えられない事件に立ち向かう奮闘記。

    作者が元銀行員ということで、なんというか内部事情描写がリアルに感じる。
    文章構成は4章立てで、最初はこんなとこという入りで、後の方に行くに従って生々しい、ノンフィクションのような話のような出来に。
    これだけだと重い、つまらないものに思えるけど、新入社員(主人公)が一種の緩衝材になっていてそうは感じない。
    不満は、人物が苗字で書かれていて、各章をすすめるごとにどんどん人物が増えてくるのでその部分が読みにくいか。
    挿絵があるといいけど、この文

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    2012年12月25日
  • バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室

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    銀行の内部を描いた生臭い話。キャラ造形もいいし、話のテンポもいい。銀行内部の人の動き、お金の動きも、小説なりの誇張はあると思うけどなかなか説得力がある。1つ難点を上げるとすれば、主人公が有村なのか八代なのか、ぶれてる感じがすること。
    銀行という組織を信じられなくなること請け合いだけど、物語としてはおもしろい。伏線張って終わってるので、続巻があるかもしれません。

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    2012年11月14日
  • バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室

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    汚いさすが銀行汚い。  
    醜いさすが権力醜い。   
    八代さんは有村さんを見てると心が洗われる気がしますね。   
    “悪”に立ち向かえ。   
    そしてコンプライアンスを“正す”のだ。        
    ……まぁあくまでも小説ですからね……いくら元銀行員が書いたとはいえあくまでもフィクションですからね……ですよね……であってくれ……。     
    面白かったです。

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    2012年10月26日
  • 金星で待っている

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    最近の好みとしまして
    劇団が背景にあると
    ちょいと手がのびちゃいます。

    そんなこんなでこの本とも出会ったのですが、

    主人公の男性
    なかなかにいい魅力・能力(?)を持ってらっしゃいます。

    劇団をやってく上での
    あるあるも含まれてるのでは…

    (私はまだ劇団にそこまで深く関われてないので
    なんともいえないですが)

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    2012年10月04日
  • 逃げろ。

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    いつか必ず落ちてくる理不尽な隕石

    欲望に飲まれ正気を失った人々
    から
    逃げる

    のではない

    主人公パーティーはそれぞれ向き合うことができず立ち止まっている、眼を逸らし続けている

    最終兵器彼女、塩の町、バカをあやつれ、ラプンツェルの翼、Another とかが頭のなかに浮かんだ

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    2012年07月23日
  • 理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!

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    先月末の出勤時になんとなく購入。

    一文一文テンションが高い前半部分、ちょっとシリアスになる後半部分。
    登場人物の魅力はたっぷりで愛せるし、テンションに耐えながら最後まで読むと、話の筋が一本通っていい話になってます。

    ただ、場面の変化がわかりにくいし、主述もわかりにくい。彼女がポンコツというか、記述がポンコツな気がします。

    続きはどうしたものかな…。

    あと題名的な意味で、持っていると周りの視線が痛い本w

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    2010年09月13日
  • わたしを追いかけて

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    メディアワークスにしては思いの外重たいテーマで臨んできた、というのが第一印象。
    本作は『架空の人物』が書いた連作短編集+インタビュー+遺稿という形になっている。

    にしても他の作品とは受ける印象が違い過ぎて、なんと評してよいやら。テーマ自体、結論など出せそうにないものであるし、小説というより問題提起文としての色が強いのかと。

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    2022年09月12日
  • 幸せは口座に預けることはできません はみだし銀行員の業務日誌

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    未来の人が、21世紀の人を調査するために21世紀の市井に溶け込んで生活をする話。

    未来における21世紀の調査がちょこちょこ間違っていて可笑しい。

    未来人の男と21世紀の女が少しづつ惹かれていく恋愛の要素が強い感じ。

    軽く読むのにいい本です。

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    2021年09月15日
  • 金星で待っている

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    区切りが分かりやすく読みやすかった。最初の方は、主人公が荒みすぎてて、少し気が滅入ってきますが、その分、後半の成長した姿を引き立たせます。
    君に宛てた文章という構成を採用したのは、只の一人称よりも良かったように思います。

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    2019年02月04日