【感想・ネタバレ】逃げろ。のレビュー

あらすじ

地球に巨大な隕石が落ちてくる――。 救いのないニュースで、人間たちはパニックに陥った。街が狂気の渦に飲み込まれる中、僕はひとまず会社へ出勤してみる。しかし、そこで待ち受けていたのは、閑散としたオフィスと、血まみれの死体だった……。 明日をも知れぬ恐怖で次第に歪んでいく日常を潜りぬけ、僕は逃げる。途中で出会った、殺人犯の老人や、ひきこもりの無口な少女とともに、僕は逃げる。 空に光る隕石から。 そして避けられない運命から。

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Posted by ブクログ

なかなかにリアルだった。
つまりは何かとてつもない脅威によって、世の中が瓦解してしまったとき、世紀末と言っても過言ではないかのような、都市機能が失われ、秩序が崩壊したとき、そんな世界で人はどう生きるのか、何が変わり、何が変わらないのか、何を想い、何を想わないのか、そういうのを書きたかったのだろう。   
色々なものから逃げていた。  形あるものないもの。  
何か色々なことがあった。  でも……何も言えない。
そんな中でも……
確かにそこにはあった。二人はこんな世界で出逢い、惹かれ合った。  
全部やり遂げました、と言った。  
生きたのだ。生を全うした。  
このクソッタレな世界で。  

これはとてもとても難しい問題。  
軽々しく言えるようなことではないのかも知れない。  
でも言おう。  
現実は残酷だ。でも、世界は美しい。  
人の目にはそれぞれ違う景色が映る。  
あなたはそれに何を映す?

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2012年11月03日

Posted by ブクログ

ライトノベルを勉強するために読んだ一冊。期待してなかったけど、十分楽しめました。巨大隕石が落ちてくるかもというなかで、人間の行動なんてこんなもんでしょうね。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

いつか必ず落ちてくる理不尽な隕石

欲望に飲まれ正気を失った人々
から
逃げる

のではない

主人公パーティーはそれぞれ向き合うことができず立ち止まっている、眼を逸らし続けている

最終兵器彼女、塩の町、バカをあやつれ、ラプンツェルの翼、Another とかが頭のなかに浮かんだ

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2012年07月23日

Posted by ブクログ

個人的に終末ものが好きなので読んでみましたが、これは厳密には終末ものではないですね。終末の象徴として落ちてくる隕石はあるわけですが、それはまったく落ちてこないわけで、この本のテーマはタイトル通り何かから逃げることのようです。
最終的にちょっと中途半端なのと、登場人物がどの人もシニカルに過ぎるので、今一歩ノリ切れませんでした。

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2012年01月24日

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