【感想・ネタバレ】バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室のレビュー

あらすじ

全国に数多くの支店をもつメガバンク、東協名和銀行。新入社員の有村麻美が配属されたのは、表沙汰にはならない数々の不正を追究する 「コンプライアンス部内部犯罪調査室」。そこには、仕事はできるもののファッションセンスが壊滅的な八代主任や、頼りなさそうな中尾課長など、クセ者ばかりが揃っていた。 前途に不安を覚える有村だが、普通の企業では考えられないような事件が次々と起こり、激務の奔流に呑み込まれていくのだった――。 元銀行員の著者がリアルに炙り出す、銀行内部の驚くべき実情。銀行って……こんなに生臭いものなの……!?

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Posted by ブクログ

店舗の銀行のお仕事はイメージできますが、銀行の本社、内部犯罪調査のお仕事は知らなかった。著者は元銀行員とのこと、面白おかしく銀行内部のことが描かれていますね。お堅いイメージの銀行員ですが、八代さんの不思議な柄のネクタイには笑う。監査室の阿久津の毒々しいキャラ、まさに劇薬。これはシリーズ物なのかな、続きが気になる。

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2018年04月26日

Posted by ブクログ

メガバンクに就職した女性社員が配属されたのは内部の不正を追及する「コンプライアンス部内部犯罪調査室」。
普通の企業では考えられない事件に立ち向かう奮闘記。

作者が元銀行員ということで、なんというか内部事情描写がリアルに感じる。
文章構成は4章立てで、最初はこんなとこという入りで、後の方に行くに従って生々しい、ノンフィクションのような話のような出来に。
これだけだと重い、つまらないものに思えるけど、新入社員(主人公)が一種の緩衝材になっていてそうは感じない。
不満は、人物が苗字で書かれていて、各章をすすめるごとにどんどん人物が増えてくるのでその部分が読みにくいか。
挿絵があるといいけど、この文庫なんでそれは仕方なしか(笑)

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2012年12月25日

Posted by ブクログ

銀行の内部を描いた生臭い話。キャラ造形もいいし、話のテンポもいい。銀行内部の人の動き、お金の動きも、小説なりの誇張はあると思うけどなかなか説得力がある。1つ難点を上げるとすれば、主人公が有村なのか八代なのか、ぶれてる感じがすること。
銀行という組織を信じられなくなること請け合いだけど、物語としてはおもしろい。伏線張って終わってるので、続巻があるかもしれません。

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2012年11月14日

Posted by ブクログ

汚いさすが銀行汚い。  
醜いさすが権力醜い。   
八代さんは有村さんを見てると心が洗われる気がしますね。   
“悪”に立ち向かえ。   
そしてコンプライアンスを“正す”のだ。        
……まぁあくまでも小説ですからね……いくら元銀行員が書いたとはいえあくまでもフィクションですからね……ですよね……であってくれ……。     
面白かったです。

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2012年10月26日

Posted by ブクログ

全国に数多くの支店をもつメガバンク、東協名和銀行。新入社員の有村麻美が配属されたのは、表沙汰にはならない数々の不正を追究する「コンプライアンス部内部犯罪調査室」。どこかズレた個性的なメンバーが揃っているのを見て、前途に不安を覚える有村だが、普通の企業では考えられないような事件が次々と起こり、激務の奔流に呑み込まれていくのだったー。元銀行員の著者がリアルに炙り出す、銀行内部の驚くべき実情。銀行って…こんなに生臭いものなの…。

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2018年06月07日

Posted by ブクログ

適当に就職したメガバンク。
配属されたのは、車内で内々に不正を追及していく部署。
しかも上司は、やたらにかわったネクタイをする男。

連続短編4作なのですが、当然主人公は配属された女性。
妙な上司は坦々としていているわ、ただの好意なのか
違うのかよく分からない発言をする人。
出てくる人達もヘンな人が多いですが
個性が強いので区別が付きやすいかと。

しかし処分の仕方にものすごくリアルを感じます。
訴えた人は首状態なのに、上司は減俸のみ。
その前の話の、相手を辞職に追い込むやり方は
会社として訴えられたらどうするのか、というのが
気にはなりますが。

敵対する人が出てくるのは当然ですが
ものすごく後味が悪いというか…救いがない。

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2014年03月07日

Posted by ブクログ

ラノベでした。
「金融腐食列島」みたいなのかと思ってたんだけど、ちょっと違ってて、読後感はまちがいなくラノベ。一応、謎解きものに分類されるのかな。

そういう意味では緊張感やリアリティは薄いが、十分に楽しめた話。思わぬ拾いものであった。

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

銀行のコンプライアンス部内部犯罪調査室に配属された新人女性行員の物語。
と紹介されていたけど、どっちかというとその世話役の先輩行員、八代の物語。

表沙汰にならない内部犯罪を追及する話ではあるものの、
どちらかというと内部抗争に大きく比重がかかっている。

普段目にしない銀行業界内のミステリかと思って手にしたけど
ちょっと期待はずれだったな。。。

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2012年12月19日

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