峰月皓のレビュー一覧

  • エキナカには神様がいる

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    どんなに辛くても、ちょっとした誰かの支えで生きる希望が湧いてくる、そんな作品。
    誰かに助けてもらえれば、その誰かは自分にとっての神様になるから、中神くんは神様なんだと思った。
    短編だが、登場人物たちが繋がっていて、誰かが誰かを助けて生きているような感じがした。
    久しぶりに心温まる話を読んだ気がする。
    自分にもそんな感じの人はいるのだろうか。人間関係を大切にしていきたいと思った。
    それから中神くんの絵を見てみたい。

    個人的には液タブが羨ましい。普通のペンタブと比べて書きやすいようだが、ものすごい高いのに。

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    2017年03月19日
  • エキナカには神様がいる

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    かなりすごく好き、電車で泣きそうになった
    エキナカには様々な思い、物語が詰まってる
    他人事、見て見ぬふりが増えた世の中でも
    こういうことは今も何処かに残ってる
    他愛ない一言、少しの事で救われる人がいる
    温かい物が心に流れる物語でした

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    2017年02月07日
  • 天使のどーなつ

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    最高に面白かったぁ!中小ドーナツチェーンの本社開発部で、日々新しいドーナツ作成のため試行錯誤する25歳の女の子が主人公。ドーナツ馬鹿で口を開けばドーナツのことばかり、服装は着古したジャージにすっぴんと女子力皆無だが、ドーナツ愛だけは誰にも負けない。はじめはこんな子と同期だったら嫌だなぁと思ってたのに、いつの間にか気にならなくなっていた。むしろ応援したくなった。会社の吸収合併の危機に、ドーナツのことを心置きなく話せる友達、連日の終電帰りに最後のお祭り……ラストは本当に心が晴れやかになった。コンビニシリーズもそうだったけど、作者の作品はちゃんと社会人の視点が入ってて面白いな。
    続きが読みたいとは思

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    2014年02月22日
  • 天使のどーなつ

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    ネタバレ

    主人公の灰庭留衣(はいば・るい)は、ドーナツが好きで好きでたまらないOL(もどき?)。ドーナツチェーン店『羽のドーナツ』に勤める彼女は、毎日ドーナツを作ることで頭がいっぱいで、周りの目なんて気にしない。そんなドーナツづくりの天才ともいえる彼女が作った新作ドーナツは、何故かあんまり売れない。加えて、会社の買収の噂も出てきて…。

    主人公の紙一重っぷりが素敵です。好きで好きでたまらなくて、一つのことだけに打ち込むこと。確かにそれは大切なことだけど、時にはそれだけでなく、他の観点から見てみること、他の能力も必要になるんだということが描かれています。会社の一員として成長していく主人公の姿に、社会人7年

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    2013年11月27日
  • 俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち

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    面白かった!
    コンビニのことを知り尽くした上に、地方コンビニならではの話を盛り込んだ作品。

    中心メンバーが高校生ばかりなところにドリームがあるけど、それも田舎町で観光メイン、大学は郊外ってことならまあアリな設定かなと。
    何より展開が面白かった。
    常連客もバイトたちも、ヒール役にまわるチェーンのSV。
    最後はスカっとしました。

    メディアワークス、こういう作品も取り扱ってるんだなー。
    読後感いいです。

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    2013年01月11日
  • 七人の王国 総理大臣は十七歳

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    面白かった。
    ぜひ、ドラマ化か映画化して欲しい。
    目黒さんは、俳優の、えっと、あの、あれ?名前、出てこない…。
    その何とかさんにやってもらいたいなぁ。

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    2012年11月19日
  • 俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち

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    前巻は開店までの話が主であったが今回はコンビニ営業に奔走する話だった。
    客とのいざこざは良くあることなのだろうが問題があってからの追い詰められようとそれを乗り越えていこうとする登場人物たちの言動に心を打たれた。
    高校生と大学を出たばかりの主人公を中心に話が進んでいくので彼らの成長ぶりに感心しつつも一気に読んでしまった。

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    2012年10月18日
  • カエルの子は

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    とある遊園地で蛙の着ぐるみ(ケロ吉)係として働いている、晃のもとに“とーちゃんの子供だ”と言い張ってきかない少年、明がやってきて…
    子供嫌いなのに遊園地で働く主人公、そんな彼に邪険に扱われながらも慕う、自称息子の少年。
    本当に少年は彼の息子なのか?そして何故、主人公は遊園地で働くことになったのか。
    蛙のケロ吉がマスコットの遊園地で繰り広げられる人と人とのあたたかい繋がりに気付ける素敵なお話です。
    彼ら意外にも遊園地で働く色んな人のそれぞれの想いにも、すごく心があったかくなります(´-`*)

    なにはともあれ、蛙がマスコットキャラっていうのが…私的にすごく良いww!!

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    2012年02月12日
  • カエルの子は

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    笑えないことがコンプレックスの女性や、口がきけない子どもなど、感情表現が難しい人たちが多く出てくるけれど、やわらかい文体がこの物語の登場人物たちの表情をとても豊かに表現していて、まるで映像のように、私の脳内に映し出されます。
    大人になったら忘れてしまう“夢”を思い出させてくれる、そんな物語に出会えたことに感謝。
    結局、明くんの母親の謎は解けないまま終わってしまったのが気になるところですが‥
    大人から学生まで、楽しめる素敵な作品だと思います。

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    2011年12月21日
  • 俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち

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    すごくおもしろかったです。

    今巻では賢治くんが重要人物だったので、次は瑠美ちゃんあたりのエピソードを読んでみたいです。

    このコンビニがどうなるのかが気になります。
    もう続編を心待ちにしています。

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    2011年03月28日
  • 俺のコンビニ

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    読みやすい文章で、サクサク読めました。
    主人公がどうやって店をやっていくかにドキドキしたり。

    ただ、ちょっと都合いいような展開だったかなー

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    2011年01月15日
  • エキナカには神様がいる

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    あなたの駅はどこですか。
    そんなことを思いながら、読んでいただけたら幸いです。(あとがきより抜粋)

    峰月皓(ほうづき こう)さん初読み作品『エキナカには神様がいる』は、辻村深月さんの『ツナグ』や青山美智子さんの『木曜日にはココアを』が好きな方にオススメします。

    「燕町駅のエキナカには神様がいる。」

    そんな噂が聞こえてくる燕町駅では今日も多くの人が慌ただしい1日を迎えているが、ちょっと視線をそらすと、

    (ん?あそこにいる少年は、どうしてずっと立っているのだろう…。)

    (あ、行きつけの花屋の店員さんが!!)

    と小さな事件はチラホラと…。
    そんな燕町駅で起こった奇跡に、ほっこり笑顔な私が

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    2025年08月16日
  • 君に続く線路

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    鉄道員の物語は幾つも読みましたけど保線係員を主人公にした話は初めてかもしれません。
    運転士や車掌、駅員の様に旅客の前に出る仕事では有りませんが、軌道を支える無くてはならない正しく縁の下の力持ちの仕事が描かれています。

    偶然線路で出会った少女との淡い恋の物語も切ないですね…その後2人はどうなったのかなぁ…

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    2025年07月13日
  • 七人の王国 総理大臣は十七歳

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    本州からは遠く離れた小さな島。その島では7人が暮らしていた。ある日、その島の代表である若き少年は日本からの独立を宣言する。日本の喧騒から離れた生活を夢見る国民たちが奔走する壮大な物語。

    街の発展、内部闘争、恋、自然災害、日本政府との対立など要素が盛りだくさん。転スラのような心地の良い無双感と王国ゲームのような発展にワクワクが止まらない。主人公を応援したくなる。設定がとにかく最高だった。

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    2024年05月10日
  • 俺のコンビニ

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    文章のぎこちなさや拙さを題材やキャラクターの新鮮さがカバーしていた。自分と他人の区別がつかない心の病気を抱えた純に目を引かれたし、勤労少女の瑠美の反応や対応や個性も、やんちゃな男子高生ふたりも、纏めてチャーミングで興味深かった。前半の良平の母親の関西弁も良かった。オープンに向けて共に頑張るアルバイトが高校生だけなことや良平の若さによる平均年齢の低さに多少違和感があったけれど、そんなものなのかな。良平の本部とのやり取りにも著者の若さが透けているような気がしたけれど、その時だけで、上回る面白さがあった。

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    2018年10月19日
  • 俺のコンビニ

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    久しぶりに面白い!と感じた一冊。

    大きな展開はないけど、皆で一生懸命頑張る様だったり、それぞれがこの店を選んだ理由、葛藤が描かれており、もっと彼はの続きが見たいと素直に感じました!

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    2018年04月21日
  • 俺のコンビニ

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    割とありがちなドタバタ劇ですが内容も実際によく取材されているようで面白かった。

    あとは最後にオチがあるとナイス

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    2017年11月13日
  • エキナカには神様がいる

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     東京のターミナル駅である、燕町駅。一日に何十万人もの人々が利用するこの駅には神様がいると噂になった。
     このターミナル駅のエキナカショッピング施設『えきっぷ』に来る人々、働く人々、それぞれに物語があり……。

     サラリーマン、『えきっぷ』の花屋の店員、いまだ警備員、等々優しい文体で引き込まれるように読みました。そして、この連作短編の物語、エキナカ画家の中神の存在感がありました。

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    2017年01月25日
  • エキナカには神様がいる

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    駅ナカでの揉め事の仲裁、困っている人の手助けをしてくれる「神」様。駅にはドラマがたくさん。他人との繋がりがいいものだなと思わせるストーリー。

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    2016年10月03日
  • エキナカには神様がいる

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    みんなが集まる所だから居心地の良い所にしたい。その心持ちがみんなを繋ぐターミナル駅になる。一話目で感涙してしまった。

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    2016年07月14日