瀧音能之のレビュー一覧

  • 「鬼滅の暗号」解読の書

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    「鬼滅の刃」を絡めた日本書紀や紋様や時代を知るためのの入門書的な本でした。相変わらず本編は未読ですが、サラッとした歴史の本や関連本が出てくるのは嬉しいです。
    それにしても後追いで歴史との考証をする関連する書籍が出てくるのは、それだけ原作も歴史を深く反映させたものなんだろうなぁと思います。

    挿絵として関連する浮世絵などが多数掲載されていて、それも楽しめます。白黒で大きくはないので、興味あれば検索するレベルですが。

    あとがきで鬼を生む現代社会の闇が描かれています。本当にその通りだと納得してしまいます。意見を言うために声をあげるのはいいですが、他者を傷つけるのはよくないですね。

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    2021年07月03日
  • 風土記から見る日本列島の古代史

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    蛇に関する本を読んで風土記を読みたくなったけど、いきなり大元にいくのはなかなかハードル高そう…と思ったのでまず新書から。
    風土記とは、奈良時代、国ごとに編纂開始されたと思われている地理書である。地名の由来や特産物、土地の状態、伝承などが記されている。
    本書は風土記に出てくる神々、古代人の生活や信仰など、現存する風土記を横断して分析している。

    伝承とか生活のパートがなかなか面白い。今じゃ当たり前になっている浦島太郎の話とか、当時から現代まで続く温泉地…1000年以上も受け継がれているのすごくない?荒ぶる自然を神とみなして共存(もしくは打倒)していく姿も面白い。
    ほぼ完全な姿で残っている五国だけ

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    2025年02月24日
  • 聖徳太子に秘められた古寺・伝説の謎 正史に隠れた実像と信仰を探る

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    著者もちゃんとした人ぽく、250ページほどに伝説の初期から現代の扱いまで、問題や議論になる点、現代の説と著者による解釈がコンパクトにまとまっている。現状把握に。

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    2021年09月01日
  • 風土記と古代の神々

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    古事記や日本書紀はファンタジー歴史書だったのかもしれない。と思った。

    後半の風土記に現れる地域の神々から当時何が起きていたのかを考察するのも面白いが、造化三神のカミムスヒではなくアマテラスが主神なのはなぜかの考察はなるほど〜と思った!

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    2020年04月27日
  • 古代日本の実像をひもとく出雲の謎大全

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    これだけのボリュームで1000円。正直、大丈夫?と思い奥付や引用・参考文献リストを見たけど大丈夫そうでした。リーズナブルなのはペーパーバックだからかも。

    謎に満ちた、そしてワクワクがたくさんの出雲お話がいっぱい詰まっています。記紀神話と「出雲国風土記」その他の資料、伝承や考古学的発見などを照らし合わせながら、古代の出雲地方でなにが起きていたのか、神話に描かれた越や筑紫との関係、スサノオは、オオクニヌシは何者なのか、などを丁寧に探っていく良書でした。

    広く深い世界なので全てを網羅するのはもちろん無理ですが、出雲の入門書としては非常によいかと。
    個人的に信頼感を持てたのは、現状目にすることので

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    2018年03月10日
  • 出雲大社の謎

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    驚きはなかったが、いろいろな謎を提示して考えるきっかけをくれる入門書。天津神系の出雲国造家がなぜ、出雲大社の宮司を務めるのか?なぜ出雲大社より熊野大社の社格が高いのか?出雲と紀伊の類似。記紀と出雲国風土記の違い。大国主のキャラクターやスサノオの扱い、タケミカヅチと経津主神の違い、タケミナカタはいたのか?など。古墳で見る出雲の東と西の違い。

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    2015年02月03日
  • 出雲大社の謎

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    地元に出雲大社の分院があり、以前から出雲大社についてもっと深く知りたいと思っていたので読んでよかった。しかし、難しい。それだけ、歴史があるという事か。事前にもっと、勉強をしておくべきだったと反省。だが、出雲大社についての長年の謎が解けた事により、とてつもなくスッキリ。出雲大社は縁結びで有名だが、病気平癒でも御利益がある。出雲大社の分院で御守りの正しい持ち方(御利益のある持ち方?)を教えていただき、親切丁寧な神主さんがいらっしゃったりと素敵なパワースポットである。

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    2014年12月28日
  • 出雲大社の謎

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    「出雲国風土紀」と「記・紀」を比較しながら、出雲大社の起源を説き明かす。丁寧な論証がされているが、いくつかの説の提示レベルに留まり歯切れは余りよくない。

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    2014年12月07日
  • 風土記謎解き散歩

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    風土記って、結局、一体なに?とおもって、読み始めたら、
    そういう疑問に答えてくれる感じではじまったので、
    とても読みやすかったです!

    浦島太郎とか因幡の白兎とか、
    聞いたことのある話に関連した内容もあるので、読みやすいです。

    コラムの集まりのような本なので、
    さくっと読めます。

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    2013年08月03日