小笠原慧のレビュー一覧

  • あなたの人生、逆転させます―新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌―

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    いろいろなメンタルの問題を抱えた患者の話を聞いて、解決していくお話。幼少期の育て方、愛情のかけ方って大事だなと思いました。

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    2021年08月13日
  • あなたの人生、逆転させます―新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌―

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    メンタルクリニックの新米療法士さんの話。
    感じた事は、自分の人生は子供時代に親とどのくらい関わっているかで変わってくるという事。
    私も子供の頃は、親と離れて生活していたので、そういう事かと、この本を読んで納得しました。

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    2016年07月04日
  • あなたの人生、逆転させます―新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌―

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    現役の医師が書くメンタルクリニックの話。著者の「タロットの迷宮」とかが好きなので、気軽な気持ちで読んでみたけど、勉強になることもたくさん。その代わり、専門用語も多い。そこは現役の医師と言うことで。最後の章の「安全基地」は自分の経験とシンクロしてしまい、すごく考えさせられる話だった。続編が出たら、また読むと思う。

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    2016年02月14日
  • 手のひらの蝶

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    DZもでしたが 作者の知識量 情報量が多くて読んでいる間 理解に必死。理解していくのが楽しい。→読んだ次の行で忘れてしまうのですが。

    自分に知識と理解力がもっとあればいいのに、『こんなすごい小説を100パーセント理解できないなんてもったいない 』 と 自分を恨めしく思いながら読み進めました。

    昆虫 障害児童施設 猟奇 精神医療・・人間を取り巻く驚愕の世界の数々に圧倒。知ってしまうとどれもリアルで悲しい。知らないという事はなんと能天気な事でしょう。ミステリーとしてのプロットよりも 未知の世界の情報量に圧倒されたというのが正直なところです。

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    2015年08月21日
  • 風の音が聞こえませんか

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    難しいテーマにもかかわらず、重苦しいというよりはむしろ爽やかな気持ちになれたのは驚きです。
    ラストの締め方も誰かの死や、元の鞘に収まって幸せに暮らすといった予定調和的で陳腐なものではなく、作者なりの考え方が充分に込められていると感じました。

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    2013年11月14日
  • DZ

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    小笠原慧の本はこれが初めて、かな、たぶん。

    ちょっと大人な感じ(?)。ミステリ+ハードボイルド+SF、みたいな。

    雰囲気的には、浦沢直樹のマンガ『Monster』に似てるかも。
    いろんな場所でストーリーがそれぞれ進んでいって、次第にそれらが1本のでっかい流れに集約していく、映画みたいなとこも、人の進化を扱ってるところも。

    ストーリーは文句なしにおもしろかったです。

    でも、この本とは直接関係ないんだけれど、「人の進化」…。みんな、それのどこに興味があるんだろう?

    あたしはあまり、種の保存みたいなことには関心がありません。っていうか、自分が死んだ後の話のどこに関心をもっていいのかわからな

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    2013年09月30日
  • DZ

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    ネタバレ

    最後に意外などんでん返しが待っていて、なかなか面白かった。こういう展開は私の好みに合っているらしい。
    命というものが関わってくる点でちょっと重めの内容ではあったけど、進化という面での話としては興味深かった。

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    2013年04月20日
  • 風の音が聞こえませんか

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    ネタバレ

    幻聴、妄想に苦しむひきこもり青年と担当する新人ケースワーカーとの恋のお話。
    難しい題材だと思うけど、精神科医の作者ならではの細かい描写が胸打ちます。
    純粋ゆえにせつなく、苦しい恋が描かれていて、読んでいてつらくなります。
    本人同士だけの問題ではなく、家族や友人、病院関係者との無視することが出来ない関係もちゃんと描かれている。
    現実を直視し何を受け入れ、諦めなければならいかに向き合っていく姿に感動しました。

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    2012年12月19日
  • DZ

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    ネタバレ

    すっごいスケールの大きな小説なので外人が書いたみたいになってます。
    のめりこんで気づくと「そうだ、日本人が書いたんだよな~」って思い出すほど。
    最初は、シーンの展開が早く、いつの間にかに年月が経ってたりして、「あれ?」と思うとこがあったんだけど、それを乗り越えれば、ぐいぐい読めてしまいます~。

    精神病患者とその染色体に関する背景は、まさに精神科医兼医学博士兼作家のなす技で、こんなわたしにもよくわかりました~。説明して箇所は何箇所かあるけど、その説明もしつこすぎず、簡潔にわかりやすく書かれてたので読んでて苦にならなかったし、小説としてもミステリとしてもおもしろく、最後は「あーっ!」と言わせてく

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    2012年11月27日
  • 手のひらの蝶

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    ネタバレ

    本の中で載っている話。
    吸血鬼ドラキュラの話しである。心理学や社会学の理論がちりばめられてある。ドラキュラの性各をフロイト的解釈で、十字架とニンニクは男根の象徴。オザリオ(輪)は女性器の象徴。つまり、性的なものを忌避している。ドラキュラが鏡に映らないのはラカンの鏡像段階理論から「幼児は鏡像段階を経て、対象化さあれた自我へと発展する。その場合の鏡とは、幼児の姿を映し返す母の目差しでもある。ドラキュラは鏡に映らない。彼は自己愛を獲とくすることにさえつまずいた」のである。
    <悪のポジティブ・フィードバック>理論
    犯罪が坂道を転がり落ちるような加速過程に陥りやすい理由として、自己処罰的な無意識の破壊行

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    2014年11月20日
  • DZ

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    遺伝子学とか動物発生学とかそのあたり好きなひとは楽しめると思います。こういう、最初はどこがどう関わるのか分からないのとか楽しいですよね。勿論オチに納得出来たからこそですけど。

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    2013年02月06日
  • 風の音が聞こえませんか

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    ネタバレ

    前半の二人はとてもほほえましく、若干にやけます。
    統合失調症とか忘れてしまうくらい、関係を保とうと努力する姿が眩しかった。
    読み進めていくうちに、いろんな関係が交差して、大人の世界を垣間見た気が。
    終わり方が個人的に少し腑に落ちない部分もあるけれど、次の展開がとても気になって一気に読めました。

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    2011年05月28日
  • DZ

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    アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた—。人類という種が背負った哀しい宿命を、壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリ。第二十回横溝正史賞正賞受賞作。

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    2011年04月18日
  • DZ

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    確かに難しい内容ではあるが、
    ストーリーがしっかりしている為、
    一気に読み終えた。

    良作。

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    2011年01月14日
  • 風の音が聞こえませんか

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    文庫化にあたり再読。
    最初に単行本で読んだときほどの感動はなかった。最初に読んだのが2年前位だと思うけど、その間に私の感じ方が変わってしまったのか。

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    2011年01月06日
  • 風の音が聞こえませんか

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    ケースワーカーと精神病患者と精神科医の三角関係−−というとドロドロしているが、実際はピュアな恋愛小説。
    テーマは重いが、もし自分がヒロインだったらどうするだろう???とても深い。

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    2010年11月10日
  • DZ

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    職場の方に借りた本。「症例A」のあとに続けて読みました。
    こっちのほうがもっと“怖い”です。もちろんフィクションですが、あまりにリアルな描写が多くって本当にありそうなお話だなぁと思ってしまいます。それがまた怖いです。

    でも、人間って生命ってすごいんだなぁ、と。
    ラストはとても切ないです。コワいだけじゃなくて面白い本でした。

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    2010年08月16日
  • DZ

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    ストーリーが緻密で伏線の張り方も丁寧。
    話の中心人物がころころ入れ替わり、スピードのあるストーリーが楽しめた。

    ただ、専門的な用語が多くて読みながら『何だ?』となる。
    内容が内容だから仕方ないかもしれないけど。

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    2010年05月11日
  • DZ

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    読み終わった
    友達に薦められて読んだ一冊。

    2013/12/16
    今読んでる
    10年ぶりに読みます。前に読んだのは高3の夏だったと思う。もう一回読む本を本棚から探すのは楽しいね。

    2013/12/29
    読み終わった
    10年ぶりに読みました。こんな本だったかー。内容も、人も、背景も。
    遺伝子医療に関する本なので、作品が発表された頃にはセンセーショナルな研究!みたいな事でも今は割と普通、だったりするような気がして、それも時の流れ。

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    2013年12月29日
  • DZ

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    【あらすじ】
    アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた―。人類という種が背負った哀しい宿命を、壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリ。第二十回横溝正史賞正賞受賞作。

    【感想】

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    2010年01月06日