小笠原慧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私はもともとあまりミステリーは読まないほう。読んだのっていえば
中学時代に読んだ辻真先と山浦弘靖(ミステリーというより少女小説に近いか?)、江戸川乱歩もミステリーに入れていいですよね。。。。ぐらいでした。それら以外でミステリーを読もうと思ったのが、この本。
きっかけは・・・本書の筆者は私が以前勤めていた精神病院のDrなのである。病院主催のフリマでちゃっかり購入し、サインまで頂いてきちゃいました(ちょっと気恥ずかしかったが)。この本、まだ実家にあります。
あらためて思いましたが、ミステリーってこんなに面白いなんて!というのが率直な感想。映像化してほしい作品のひとつなのですが二時間ドラマにさ -
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新米臨床心理士の森田美夢。難航した就活を乗り越え、やっと見つけた個人経営の心療内科。そこは伝説の精神科医が新規開院させたメンタルクリニックだった。
勉強のため院長助手も兼務しながら心理士としてのキャリアをスタートさせた女性の成長物語。
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森田美夢は日曜日のショッピングモールを悲壮感漂わせて歩いていた。3月に入り、モールはホワイトデー商戦真っ盛りだ。そんななか美夢は、とあるカフェを目指して急いでいるのだった。
美夢は大学院を卒業したばかり。憧れの臨床心理士の資格も取った。なのに就職先が見つからない。
もともと求人数が少ない職種だからどこも高倍率になる。完全に買 -
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読み出があるボリュームだぅたが、一気に読んでしまった
精神科医である先生による小説。
ケースワーカーである美知と精神を病んでいる晃。
難しい仕事だが、美知は懸命に彼に向き合おうとする
後半に向かってどう行き着くのかなぁと想像していた 美知の、彼のことをワーカーとしての仕事としてと、男性としての想いと複雑に絡み合って感情が揺れ動く様子がよく表れていて切なくなってしまった
「風の音を聞こえますか」は レッドツェッペリンの「stairway to heaven」の引用のようだが、晃がギターの話を振った時に機嫌が悪くなった理由はどこかに書かれていただろうか