阿久悠のレビュー一覧

  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    阿久悠さんの日記の写真が掲載されているのだが、すごく細かくて几帳面!

    自分の日記だから心の変化や今日と昨日は違うと気づかせてくれるメディアになるらしい。

    0
    2015年04月25日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    著者曰く、日記を書くという事は自分をよく知るということ。
    好きと嫌いがよ〜くわかってくること。
    他人に流されずに自分を確立するには、日記というものは大変役立つものだ。


    著者のアンテナは日記を書くことで、常に動き続けていたのだと思う。だから、膨大な詩だけに留まらず、随筆や小説を執筆できたんだと思う。
    著者が使用している青い日記帳が重厚な一冊の本のような感じで、大変素敵だ。
    どこで買えるのだろうか?
    Day by dayのイタリア製というのは、わかったのだが。。。
    はたして、伊東屋あたりで買えるのであろうか。。。

    0
    2013年12月29日
  • 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代

    Posted by ブクログ

    ノスタルジーを持って見ていたスター誕生の人たち。出演者も制作者も、何かしらの野望を持って番組に臨んでいたんだと分かった。彼らが共闘することでスター誕生は成功した。
    当然成功する人もいれば、しない人もいる。そんな当然のことが分かった。
    ただ、中森明菜とか小泉今日子とかの時代になると、自分の力で芸能界を生き抜けるだけの力があったんだとか。

    1
    2013年07月04日
  • 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代

    Posted by ブクログ

    副題のわりには、話が60年代のGSにまで及んでいるので、全体がややぼやけてしまっているかもしれません。しかし初出が新聞連載であった点を考えると、それは仕方のない事でしょう。当時を知る人は在りし日を懐かしみ、知らない世代は今も昔も、そんなに変わっていない(ただし、決定的な違いがあるのですが)と知る事ができると思います。また、ドキュメントとしてだけではなく、様々なスターを売り出すくだりは、その気になれば、ビジネス書として読めるかもしれません。著者の仕事に対する姿勢は、クリエイター志望の方は参考にできるかと。

    1
    2012年09月17日
  • 作詞入門 阿久式ヒット・ソングの技法

    Posted by ブクログ

    これは書いてる人が偉大すぎるな。もとは1972年ごろの本。これからさらに暴れるわけだからすごすぎる。

    0
    2021年01月05日
  • 作詞入門 阿久式ヒット・ソングの技法

    Posted by ブクログ

    ・心構えからテクニックまで


    ・作詞は文学ではない
    マーケティングを心得ていたこと、また、メディアとしてのテレビの事情・仕組みを把握していたことが強みだったのでしょう。

    ・実働18時間
    ・映画主題歌
    ・ご当地ソング
    ・CMソング
    ・物事を裏側から見る
    etc

    参考にさせていただきました。

    0
    2013年06月24日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    昭和の大作詞家による日記論。社会をどのような方法で見ていたかが垣間見れる。

    ・自分のアンテナに引っかかったことや思いついたアイデアは、すべてメモに残す。
    ・世界情勢、国内の事件、スポーツの結果、記憶に残る言葉、自分の考えと行動を同格に書く。
    ・ネタは5つを選んで順位を付け、1ページの日記に書く。選ぶ作業をすることで、その日のニュースが頭の中に入る。その日の自分の視点を確認できる。
    ・一番の関心事は、今現在の日本人。人間や世の中を観察することで、時代の風が見えてくる。
    ・どのような時代に生まれ、どのような時代を生き、存在してきたかを確認した方がいい。
    ・重要なのは、ニュースをどのような状態で聞

    0
    2018年10月31日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    「二十世紀が映像の世紀であるならば、二十一世紀は映像催眠の世紀。それに対する抗体をどう体内に培養するか、降り注ぐ情報やイメージに個人が対決する世紀。日記はこうしたことを考えるためにある。」2009/1

    0
    2009年10月04日
  • 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代

    Posted by ブクログ

    作者の残された深みのある歌詞には、常に「昭和」と自分の「青い頃」の思い出が重なる。口ざわり、耳ざわりの良い言葉だけの羅列ではなく、歌詞のどこかに本音や情念を感じる。そんな歌の作詞活動を通しての歌手達との関りや「スター誕生」という番組に纏わるエピソードが綴られている。特に、「山口百恵」との関りの章には知られざる場面もあり興味深かった。昨年逝去された、この方の書を読み終えた後、つくづくと「昭和の終焉」を感じた。

    1
    2009年10月04日
  • 無名時代

    Posted by ブクログ

    ほんとうに"無名時代"でおわってしまったのでそれほど興味がわかなかったが、その時代の雰囲気が伝わってくるのはよかった あとがきにもあるとおり虚実が混合しているためどこが事実かわからないが、こう在りたかったという理想の部分も大きいのだろう

    0
    2023年05月31日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    読んでいて阿久悠さんの声が聞こえてくる気がした。日記を書くことで昨日とは違う今日を確認する事ができる、ものの見方や話の聞き方が変わる、等とても説得力のある言葉とともに読むことができた。言葉で表現する事が苦手な私にとって、日記を書くことが

    0
    2019年05月06日
  • 君の唇に色あせぬ言葉を

    Posted by ブクログ

    読み手の心に突き刺さったり、染み込むような感覚というよりは彼の人生哲学だったり生き様がよく分かる、そんな感じ。

    0
    2018年10月15日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     作詞家阿久悠さん(1937~2007 享年70)の「日記力」、2003.6発行です。確かに著者がご指摘のように、日記を書けば(読めば)、何を大切にして生きているか、どんな情報、どんな出来事に反応しているかがわかりますね。著者は「何が美しい」「何が恥ずかしい」の基準を持ってれば立派に生きられると仰ってますが、全くそうだと思います。私としては、立派云々ではなく、普通に暮らすために(とても難しいけど)自分を律したいと思っていますw。
     私は小学校低学年の頃から日記帳に日記を書いています。最近20年位は手帳一冊に何でもかんでも書いています。挨拶した人、主要な出来事、読んだ本、収穫した野菜、野球・相撲

    0
    2021年09月11日
  • 瀬戸内少年野球団

    Posted by ブクログ

    設定はちりめんじゃこの詩とほぼ同じ。ちりめんじゃこの方は、登場人物に様々な価値観の転換を代弁させたが、こちらは「墨ぬりまつり」という章がわざわざ設けられていたり、教師に話させたりちょっと直接的。混乱期のシンボルの登場人物も「ちりめん」では赤鬼青鬼兄弟という魅力ある兄弟だったが、こちらではガキ大将バラケツの兄姉で、ややおちる。野球団という題名の割には野球の試合が面白い訳でもない。

    0
    2013年02月17日
  • 飢餓旅行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    舞台は敗戦直後の日本。
    戦死した長男の遺骨を、両親の故郷にある墓に納めるため、淡路島から九州に渡る恩田一家の物語。
    戦後の混乱によって大幅に計画が狂わされるなか、恩田一家は家族の絆を見出していく。

    題名に「飢餓」とありますが、葉っぱ一枚や薩摩芋一欠で一日を凌ぐといった、いわゆる餓死系の描写はほとんどありません。 
    もちろん、戦時戦後の貧しい食事場面は出てきますが、それよりも戦後復興を彷彿とさせる豪華な食事場面(ほとんど闇市の商品ですが)に見所が集中しています。まあこの小説自体が、戦争に負けた日本に於ける新しい価値観の萌芽を主題としているようですので。



    私がこの小説を読んで一番感じたこと

    0
    2012年02月08日
  • 作詞入門 阿久式ヒット・ソングの技法

    Posted by ブクログ

    相手に届くということは、同感でなくてもいい。反発であっても構わない。何か、相手の興味を引く物でなければ、商品とは言えないのである

    一つの物語を詞にするにも、長編形式で全部を語るのか、その中の象徴的な1シーンだけを書くのか。どちらかに決めなければいけない。どちらがより効果的なを考えるわけだ
    「ざんげの値打ちもない」は長編で、「また逢う日まで」は情景である

    一人称か三人称かというのも、テクニックの一つである。三人称というのは、初めから、物を見る目が三人称になっていなければできない

    カムバックソングに不可欠な要素は、爆発力だと思う。シミル歌よりタタク歌の方が適している

    白い蝶のサンバ ポップ

    0
    2011年12月04日
  • 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代

    Posted by ブクログ

    先日読んだ新書「松田聖子と中森明菜」が傍観者からの視点であったのに対してこちらはその中心にいた人物の本。当事者ならではの裏話も多くあり、面白く読めたが、当事者だから語れないこともあるような気もする。
    もちろん、私が好きだった曲の多くに彼の名前を見ることができるってのは本当に凄い人だったことは確かだ。合掌。

    1
    2010年11月02日
  • 日記力 『日記』を書く生活のすすめ

    Posted by ブクログ

    誰もが同じ情報が拾えるということは、もう、そこには、情報価値というものは存在しない
    他のみんなと同じ情報に流されるのでなく、日々の生活の中で、自分の日記にしか書けないだろうというものを見つけ出す、それが人間の感性そのものということになっていく

    作詞憲法15か条
    ①美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか
    ②日本人の情念、あるいは精神性は、「怨」と「自虐」だけなのだろうか
    ③そろそろ都市型の生活の中での、人間関係に目を向けてもいいのではないだろうか
    ④それは同時に、歌的世界と歌的

    0
    2009年10月07日