【感想・ネタバレ】瀬戸内少年野球団のレビュー

あらすじ

戦争が8月に終った。日本は負けた。ぼく、足柄竜太は八歳。国民学校の三年生――貧しかったけれど、日本が猥雑な活気に満ちあふれていたあの頃。ぼくたちの生き甲斐と楽しみは、野球と流行歌と映画だった。淡路島の少年少女たちが、ボールもバットもミットもないところから、オンナ先生の指導で野球チームを結成して大活躍。敗戦期を野球に夢を託してすごした子供たちと担任の女教師の心のふれあいを、売れっ子作詞家が熱い思いをこめて描く、感動の長篇野球小説。

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Posted by ブクログ

設定はちりめんじゃこの詩とほぼ同じ。ちりめんじゃこの方は、登場人物に様々な価値観の転換を代弁させたが、こちらは「墨ぬりまつり」という章がわざわざ設けられていたり、教師に話させたりちょっと直接的。混乱期のシンボルの登場人物も「ちりめん」では赤鬼青鬼兄弟という魅力ある兄弟だったが、こちらではガキ大将バラケツの兄姉で、ややおちる。野球団という題名の割には野球の試合が面白い訳でもない。

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2013年02月17日

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