アミューのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
哲生から、チカの事件の犯人は宇月、自分の腹違いの兄弟であると言うことを知った名都。
哲生は名都が宇月に手を貸しているんだと思って問い詰めたが、そうではなく、名都は本当に何も知らなかった。
自分の父親がなんだか可笑しくて、ちょっと調べてみたら別の家庭がある人で、そしたらそこの家の子供とたまたま会って、話すようになった。宇月とはそんな程度。兄弟だけれど深く関わってない、そんな関係。
でも、
チカ達にとってはそんなの関係ない。宇月の弟だと言えば今までの関係は必ず壊れる。でも他から知るより名都から伝えた方が良い。
自分で選べ。
そう言われて、またか、と思う。今まで流されて、流されて、何をするにも自分で選ばないようにしてきた。なのに箏曲部に入ってからは、自分で選べと言われるばかり。
そして、自分で選んで、
選んだはずなのに、それよりも宇月が早くて、宇月の口から自分が弟だとバレてしまった。
何もかも、今まで作り上げてきた箏曲部の立場や関係が崩れる気がして、今にも泣き出しそうな顔な名都に、チカは恨み言を言うこともなく、ただ、
「似てねぇな」
の一言だけ。宇月もビックリだけど名都もビックリで。
その後チカは謝る名都に、「お前が居て、良かったことしかない」と告げる。
チカらしくてもう涙溢れそう。
そして宇月の復讐は、喧嘩ばかりしていた頃のチカの動画をネットにアップすることで始まる。
皆の視線が変わり、
他の箏曲部からも関わりたくないと言われ、
部活も禁止になって、
ああ、今まで自分が作り上げてきたものが、
おじいちゃんが大事にしていた箏曲部が、
壊れる
それだけは止めたくて、滝波先生に退部届を預けるチカ。
珍しく怒鳴り散らす滝波先生に普段怒んない人がキレたらこんな怖いんですね…と本当に思った(笑)
宇月に呼び出されたチカ。
一緒に送られてきたのは箏曲部の皆の写真。
自分が今、最も大切にしているもの。
壊されたくない。
巻き込みたくない。
どうにかしないといけない、チカは宇月の待つ場所まで向かう。 -
Posted by ブクログ
4人での掛け合いが上手く演奏出来た。
チカ、サネ、侑、百谷。満足な出来、周りも本人達もビックリして喜ぶ姿にこちらも笑顔になる。
最初は1歩外に出て、絶対にグループには入らなかった百谷。
帰り道、ふと振り返って、振り返った先にある皆の笑顔を見て何か感じる百谷にグッと来た。
そしてついに宇月が動き出す。
哲生はもう、なんていうか人生何周目??
って聞きたいぐらいしっかりしてるし、
チカが幸せであれ、と本気で思ってる人。
番外編にてチカとテツキの出会いが描かれていたが、
テツキがよく出来たやつなのは勿論、子供なりに周りを不幸にしないようにしてるチカがもう、読んでて辛くて。
テツキのお母さんに貰ったショートケーキをお父さんが帰ってくるまで待ってるチカ可愛くて、でも痛まくて、涙が止まらなかった。
そして時は進み中学生。
テツキの母が突然倒れ手術をする事に。
絶対大丈夫だ、そう思うのに、どうしても不安は付きまとって、手術室の外で1人待つテツキは不安に飲み込まれそうで、でもそんな時駆けつけてきたのがチカだった。
テツキがいつもと違ったから。
ただそれだけで汗まみれで走って駆けつけて、終わるまでずっと一緒にいて。
手術室から出てきたテツキ父に怪我を気にかけられた時、
自分の保身ではなく、テツキを心配する言葉ばかり。
テツキとはもうつるんでない。
一緒に居るところも見られてない。
こんな事に巻き込まない。
チカがテツキに「関係ない」と突っぱねた理由がようやくわかって思わずグッとくるテツキにも、そしてそんなチカに「自分の息子はそんなに弱くないよ」と論するテツキ父が最高にかっこよくて涙無しでは読めない番外編でした。 -
ネタバレ 購入済み
走馬灯
言葉は要らない。キャラクター一人ひとりのストーリーすべてがフラッシュバックしながら頭にながれこんできた。こみあげてきた。涙が自然に滲んだ。音は聞こえないけど、感じることができる。不思議な体験だった。