木村幹のレビュー一覧

  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    ネタバレ

    良書。
    この本を企画した方々の見識が良い。
    日本の大学の問題点が分かる。世界に後れを取る。研究に専念できる環境が必要と思った。国はお金をかけるべきだし、大学も基金を活用できるようにするとかの努力は必要かと思う。
    なんだかんだ言っても大学の正規職員は恵まれていると思う。身分、収入は保証されている。非正規は可哀そうだが。

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    2025年12月06日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    「国立大学教授って〇〇でしょう」
    とよくいう人がいるが、それはどこから得た情報なのか、という問いに対する答えの本。

    どの仕事もやってみないと、なってみないとわからない部分は大いにあると改めて思わされた。


    一言で言うと、大学教授は非常に多忙。
    教授の本来の仕事である研究まで手が回らないのでは、と思われるほど(実際手が回っていないのかも)
    業務量が多すぎ。

    これは今、話題になっている教員の多忙化とも通じるところがあると思った。


    2004年の独立行政法人化により、
    人件費・研究費の予算が削減され、
    大学組織としての仕事(〇〇委員会とかが多すぎる!)
    さらに学歴と授業の厳格化が求められて

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    2025年09月13日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    本書は、主に国立大学での大学教員の仕事・業務を詳らかに紹介する一冊。この本の著者経歴によると、作者は現在、神戸大学大学院国際協力研究科という部局で、比較政治学・朝鮮半島地域研究を専門的に探究されている教授とのこと。本書で紹介されている、より詳細なアカデミックキャリアとしては、京都大学の大学院博士課程で学んだ後、すぐに愛媛大学で助手→専任講師のポストを得て、その後に神戸大に助教授(今だと准教授)として迎えられ、順調に今の地位に就いたという経歴の持ち主。
    この「大学教員の仕事/大学の裏側」を明かす趣旨の本は、意外と数が少ない。というのも、そもそも世間の人が一番興味を持つであろう「大学入試」の裏側に

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    2025年05月11日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    読みやすさ★★★★☆

    歴代韓国大統領はあの時どこにいてどんな立場だったのか、群像劇のように描かれている。言葉を選ばなければ、韓国の歴史をドラマシリーズみたいに読めて楽しい。

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    2025年05月01日
  • 誤解しないための日韓関係講義

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    読みやすくわかりやすい文章だった。
    特に、国と国の関係を安全保障と経済に分けて考えるパートが面白かった。

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    2023年07月27日
  • 韓国愛憎 激変する隣国と私の30年

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    大変謙虚な感じのする著者が、いささかの躊躇とともに、近現代の韓国史を研究してきた個人史を語り、同時に、この30年ほどの日韓関係を著者の目から解説する。研究者として、嫌韓的な言説からは距離を置く一方、日本国内の韓国に対するステレオタイプな見方を諫め、さらに、欧米における日本や韓国への関心の変遷といったものまで著者の経験として語られており、とても面白かった。
    本論とは関係ないが、日本の学界において、他の研究者の研究方法や研究内容についての全否定的な言説がまかり通っていることには、少々衝撃を受けた。

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    2022年03月06日
  • 韓国愛憎 激変する隣国と私の30年

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    とても面白かった。
    木村先生のことは、日韓関係が本格的に衝突し始めたここ数年で知った。
    とはいっても、Twitter芸とオリックスファンであることくらいしか存じ上げなかった。
    また後で書きます

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    2022年02月12日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    歴代の韓国大統領の生い立ちから執政、退任までを丁寧に描いており、それぞれの執権時の内外の環境などがわかりやすい。
    また、それぞれの時代の懸案についても解題がなされており、現代韓国を理解するには必読と思われる一冊です。

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    2019年11月09日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    人物に焦点を当てることで、激動で複雑な韓国戦後史をよく理解できる。筆者の力に感服する。
    こうしたことを理解しておかないと隣人理解などできやしない。

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    2019年10月31日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    韓国が好きで興味・関心がある身として、かの国の歴史、とりわけ激動の近現代史をひととおり知っておきたいと思っている。何冊か関連した本も読んだけど、なかなか頭のなかで年表や出来事の相関図が描けずにいた。そんな折にふと手に取り読んでみたこの本、1945年以後の韓国現代史を李承晩から李明博までの歴代の大統領を軸に紹介していく。大統領として何をしたかというだけでなく、たとえば朴正煕が大統領だったとき、李明博青年はどうしていたかといった感じ。各人の色合いが強く出るかと思いきや、無個性に通史を並べた本よりも出来事と出来事の関係性が結びつけやすく、将来大統領になる人物が何をしていたかという、いわばサイドストー

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    2019年04月15日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    韓国の歴史を大統領の生涯を通じて紹介する形式。かなり濃密にキャラが立ってるけど、韓国は総じてそうなのか、占領下から朝鮮戦争軍政の激動がそうさせたのか。1人に絞ってじっくり書かれた評伝があれば読みたい。

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    2015年04月08日
  • 韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌

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    ネタバレ

    【72冊目】最近、自分の中で遅ればせながら韓流ブームが来たので読んでみました。「解放」後の歴代大統領の視点を通じて学ぶ韓国史。

    非常に興味深かった。
    最初は、個々人ごとに章立てするのではなく、年代ごとに章立てして個々の大統領を並行して取り上げていく書き方は分かりづらそうだなって思ったけど、これが結構良かった。大統領の並べ方も前後とつながりのある合理的な並べ方で、この章立ては成功だと思う。

    ただ、なにより、この本が面白かったのは。韓国現代史という観察対象の面白さによるところが大きい。
    「韓国は最近まで政情不安定な国で、今では韓流ブームとか言っているのが信じられない」とはここ最近の韓国しか知ら

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    2012年07月16日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    時に大学の先生とお話しする機会があると、この本に書かれていることが割と実情に合っているなと感じます。大学の先生はとにかく忙しくて、数か月先のアポイントが取れません。〇シュランレストランのようです。(行ったことないけど。)会議に押しつぶされ、学校運営しながら、人材を多数育成し、それでもなお、成果が求められる。これでは日本の学術の発展は暗澹たる黒雲に覆われている気がします。大学は良くも悪くも期待を集め、それがゆえに求められることも多くなる。先生頑張ってください。研究時間が増える政策が採られることを心よりお祈り申し上げます。

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    2025年12月21日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    東大京大などの国内トップ校でもなく、私立大学でもない筆者の教授としての仕事の全容が明かされる。研究に時間が避けない話などはほかでもよく見るが、教育者としての側面は当然として、公私における営業の部分など、個人事業主とも一会社員とも違う生業としてのあり方だが、恨みつらみの多い内部者の大学論に比べるとポジティブな感はある。

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    2025年09月21日
  • 韓国愛憎 激変する隣国と私の30年

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    韓国政治学者の自伝。
    作者が自分の生い立ちを通して、1960年代以降の韓国や、韓国と日本との関係についてを追っている。
    私と同じ学年なので、歴史的な出来事や、本人の状況がとてもイメージしやすかった。
    私が生まれて以降の韓国について、知りたいと思っていたことが多く含まれた内容だった。
    ただ一つ気になったのが、韓国が好きかと聞かれた著者が、好きとは答えられない、と言っているところ。
    興味はあっても好きではない、ということだろうか?
    複雑な感情だとは書かれていたが、好きと答えてほしかった。

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    2025年08月08日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    大学教員の仕事がわかり面白かった。大学も昔と大分、仕事が変わり苦境に立たされている様子である。レジャーランドであったあの頃の大学が懐かしい。

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    2025年06月11日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    現在の国立大学を克明に書き表している。文系理系の違いはあるもののどこも同じと感じさせられる。一方で全くの一般の人には情報量多すぎかも。

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    2025年05月31日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    自分自身、2年前まで地方国立大学で教員をしていたので、本書で書かれていることは痛いほど理解できる。ただ、著者が勤務している大学は国立大の中でも大規模であり、予算規模も大きいはずなのだが、それでもこのような状況であることには驚いた。自分の前任校もそうだったが、より小規模な地方国立大はもっと苦しい。

    自分が地方国立から関東の私大へ移籍したのと同じタイミングで、関東のとある有力国立大の一部局の教員が一気に複数名、私大へ転出したことを耳にした。その分野では国内でも最高レベルの大学の1つであるため、ちょっと耳を疑ったが、本書を読むとそれも納得がいく。

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    2025年05月03日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    大学教授の仕事内容が、研究以外に山ほど色々あって想像以上に驚いた。
    授業や研究の面しか知らなかったから、興味深く読んだ。

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    2025年05月02日
  • 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ

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    私はこの著者のような部局の長などではなく、組織の端っこの一員でしばらく過ごしていたのだけど、そんな私ですら書かれている中身はとても分かりやすく実感を伴って読むことができた。他業種の方々に読んでもらって(国立だけでなく)大学教員の仕事ってこんなのなのね、と知ってもらうことができるよい読み物だったと思うけど、本当に読んで欲しいのは本省・国の人たちなんだけどなぁ…(分かってるって、分かった上で絞ってんのよ、と言われそうだけど)。「やりがい」のところは改めてこの仕事の大切さ、楽しさを分からせてもらった感じがある。

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    2025年04月23日