藤本靖のレビュー一覧

  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    とても臨場感があり緊迫感を感じる手記であった。
    牛を襲うようになったOSO18を生み出したのは結局人間だった。
    北海道で登山をする人間として、万が一熊に襲われてもきっと自分に非(対応の間違い)があったのだろうと考えるようにしていたが、昨今の人を襲う熊も人間が作り出してしまった可能性をしっかり検証してもらう必要がある。
    多くの人的被害が出てしまった2025年だったが、被害に遭われた方々のご冥福をお祈りしたい。
    外国人観光客も含めて、正しい野生動物との距離の取り方や人の行動が野生動物に与える影響を広く伝える機会が欲しい。
    私も勉強したい。

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    2026年01月04日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    出版社の宣伝文句が「究極のクマ本 緊迫の実録ノンフィクション! 羆(ヤツ)は、必ず戻ってくる。」というゴシップ誌みたいな煽り文になっているが手に取ってみると「驚愕の手記」というよりは560日間、対策チームが地道にOSO18という羆(ヒグマ)を追うことになった経緯、事の顛末が連ねてある至極真面目なノンフィクションだった。

    著者の藤本靖氏は対策チームのリーダーなのだが、書いてある内容如何だけではなく、文体から、「この人は様々な事に気を配っている人で、いつも皆から頼られる人なのだろうなぁ」と人物像が自然と想像できた。

    例えば、対策チームは藤本靖氏が普段一緒に狩りをしているハンターたちで構成されるのだが、彼ら一人一人の強みや人となりについ書いてある部分はとても詳細に書かれていて、「なんて頼りになるメンバーたちを集めたんだろう」と読んでいる方は深く感心してしまった。

    過熱するマスコミに対しての苦労話、OSO18というたった一頭の熊を北海道という広大な土地で探すという気の遠くなるような仕事について、そして熊の習性など少し固く専門的な話が書かれる中、著者は折に触れて対策チームが食事を楽しむ場面などを挟んでくれる。内容に緩急をつけて専門外の読者の事を気遣ってくれる。北海道中を車で探索する中、メンバーはセイコーマートという北海道にしかないコンビニでしょっちゅう食べ物を補給するのだが、「ホットシェフ」という店内調理による大きなおにぎりが特に美味しそうで、読んでいてぜひ食べてみたいと思った。

    常に現場に出ている人が書くので、OSO18という熊が現れてしまった説明は「理論」じゃなくて「この場所が」という具体的な場所の描写で現れる。一冊の本として実に実直で、本当に面白い本だと思った。

    ちょっと過激な宣伝文句で売り出そうとするのもある意味納得。広く読まれると良いのになぁ。

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    2025年11月23日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    4月に都心から少し離れた場所に引っ越してきたのですが、先日、近くでクマの出没情報があり、興味を持ってこの本を読んでみました。

    クマを狩ること、そしてクマと共存することの難しさがよく分かる一冊でした。
    「OSO18」という名前が、ある意味で誤解を生み、またOSO18自身が人間の存在を少し理解してしまっていたことが、事件を大きくしていったのだと思います。最期はあっけないものでしたが、決してハッピーエンドとは言えないと感じました。

    あとがきに書かれていた「共存とは、あくまで人間を優先とした考え方である」という言葉が印象に残っています。
    OSO18の出現は人間が引き起こしたものでしたが、一度肉の味を覚えてしまったクマは駆除するしかなかったという現実も描かれています。

    自分にできることはせいぜい、クマと鉢合わせしてしまった時の対処法を学ぶことくらいだと感じました。

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    2025年10月16日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    人間が捨てた鹿を食べた熊が人間の家畜を襲い、人間と敵対し人間に殺される。
    全ては人間が蒔いた種。全て人間主軸の業。胸が苦しくなった。

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    2025年10月04日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    釧路から網走へ旅行した際、数年前に話題になった牛を襲う熊が出没していたことを思い出し、旅先の本屋さんで購入しました。

    前年に姉崎等さんの「クマにあったらどうするか」を読んでいたこともあり、クマを無駄に怖がる必要はなくとも、何かを見落としていればそれが生死を分かつという予感もあり、読む前は緊張していました。

    ですが、読み始めると、家畜が襲われた、大型の熊だと騒いでいたメディアとは異なり、現地の人々もハンターも、重大な事態が生じているからこそ、冷静で、クマと距離を取り、できる対策を行いながら、粛々と情報を集め、解決に向けて知恵を絞り、互いに相談し、じっと待つ。
    問題のクマとの決着を知らなかっただけに、ラストには唖然としました。
    本を読むまで知らなかったとはいえ、著者やハンターの創造に疑えるところはなく、最初から最後まで、人の愚かな所業に翻弄されたクマの一生えだると、哀れに思いました。

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    2025年02月24日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    めちゃくちゃ面白かった。文章がうまくて流れがすごく分かりやすいし、すいすい読める。ゴールデンカムイから得た知識のおかげで、熊の習性や地名の解像度が高いのはありがたいw
    駆除をしたシカが適正に処分されず森のなかに放置されている実態など、さまざまな規制や懸念も提起されており、OSOのようなクマを産み出してしまった背景に、ニンゲンの行動に起因する問題がいくつも潜んでいたようだ。OSOの生い立ちも行動も最期も、ニンゲンの犠牲になっているように思えて切ない。

    育成牛は農家さんから預かっているだけという話、そりゃあクマの被害は気が気じゃないよなと、身につまされました…。

    そしてOSO対策本部の胃袋を支えていたのはセコマのおにぎり。

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    2025年02月09日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    肉食熊OSO18を追い続けた捕獲班たちのドキュメンタリー。
    実際の進捗を読みやすく綴られていて、大変興味深く、また面白かった。
    怪物熊を作り出したのは人間であり、今後も第二第三のOSO出現も示唆されていて恐ろしい。

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    2025年01月07日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    一気読み。結局人間が気をつけないといけないのだった。OSO18はお肉の味を覚えてしまっただけの普通のくまさんだったのだ。

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    2024年10月27日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    牧牛を次々と襲うヒグマを追ったドキュメンタリー。
    標茶町オソベツ地区でヒグマの食害が見つかり18センチの足跡から名付けられたOSO18。

    シリアルキラーを追うような感覚を覚えるOSO 18を追い詰めるハンター達の姿は、実話だけに緊張感に溢れ命がけの捜索であった。
    物語ならば辿り着かない結末にはあっけなさもありながら、OSO 18が置かれた環境下の不自然な人間の悪意がもたらした結末を思うと、単純な猛獣駆逐だけの話ではなかった。
    考えさせられた一冊だった。

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    2024年10月16日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    OSO18のことは、テレビや新聞でいろいろ情報は入っていたが、改めて、その捕獲駆除に従事していた方々の活動の記録。ドキュメンタリーだけれど、ドラマを見ているような高揚感があった。
    命懸けのボランティア。その労力には頭が下がる。
    最後が呆気なく、罠が左手に食い込んだまま歩き続けて最後を迎えるOSO18に、少し感傷的な気持ちになったり。
    クマを駆除することに批判的なSNSの投稿が多数あったとも聞いているが、そういう人たちに是非読んでほしいわ。

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    2024年10月13日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    身体の使い方で疲れない身体になるという本。
    呼吸だけでなく、目、耳、鼻、口の使い方…この本のワークを実践したら、ふだんから緊張していたのだなということが実感できた。
    ようするにリラックスした状態が疲れないということなのだろうが、外に出る(人に会う)とどうしても緊張しがちなので、自然にこれができるようになりたいと思った。

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    2021年10月13日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    P23
     たとえば、身体の前側と後ろ側どちらにたくさん意識がありますか?
     ほとんどの人は前側に意識があっても、後ろ側は意識が希薄です。つまりセンサーの働きが悪いということです。
     センサーの働きが悪いと、そこが身体の一部であるという認識が薄くなり、動きが悪くなり固まります。

    P31
     資格条に注意を向けると、身体は前重心になり、聴覚情報に注意を向けていると、後ろ重心になり身体がリラックスする傾向があることが経験的に知られています。

    (耳の四方向)

    (耳をひっぱって呼吸をすると)みぞおちを含む肋骨下部が呼吸と共に広がって自由になるのが感じられると思います。

     お尻と脚の3点をつかって座る。

    P105
     身体にとってなにか必要があるから、痛みという感覚を起こしているのです。
     これをあえて無視しようとすることはないのです。
     問題は、その事で、身体の他の部分から痛みのある部分を切り離してしまうことであり、全体のつながりがあれば、身体は居心地よくいられるように自己調整してくれます。

    P124
     <目を楽に使う方法>
     本を見つつも回りも見る
     視野を広くしてパソコンが面を見る
     特にも時を見る場合は速読効果もあり、姿勢も楽になり、情報を受けとるパフォーマンスも向上するので一石二鳥です。
     視覚野を意識した「トンボの目」、姿勢もよくなり、作業効率も上がる

     キーボードと指の間に柔らかいシートのようなものが挟まっている
     「薄皮一枚」間隔で皮膚感覚が活性化している

    「音を受けとるように耳を使う」

     発声時に鼻に息が通り、蝶ケイこつの動きのバランスがよくなると、脳の活性度が適切になり頭が起きた状態になるので、きちんと話ができるのです。

     人と向き合うときに安心していられる身体になるには「おへそセンサー」を使います。具体的にいうと、「自分のおへそと相手のおへそが繋がっているような感覚を持つ」ことです。

    P170
     大事なのは、「心技体」を揃えるのに必要なのは、生まれ持った才能や長い時間をかけた日々の鍛練ではないということです。その3つの部分に「意識を持つ」意図があるかどうかの問題なのです。

     多くの仕事を同時にか変えると、あれもこれもしなければと圧倒されて頭が混乱して、ただでさえ忙しいのに仕事の効率が落ちて困ることがあります。この状態から脱するには、、すべての仕事にたいして距離感を持つことです。
     たとえば、5つの仕事があるとすれば、それらを全部並べてみてそれぞれに距離感の棒を意識します。
     距離感の棒が増えるほど、自分の中心が定まって余計な思考などはいる余地がない状態になるので、冷静に5つの仕事を見ることができます。

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    2018年12月22日
  • 身体のホームポジション

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    本の題名からはなかなか結びつかないかと思いますが、肩こり、首こり、頭痛、顎関節症などに悩んでいる方にお勧めです。

    新作の「「疲れない身体」をいっきに手に入れる本」の内容の理解が深まるもので、こちらも合わせて読むことお勧めします。

    不定愁訴の解決法の解説書として、名著だと思います。

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    2014年02月08日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    脳ばかりが強調される世の中だけに、こうした身体性というか身体などを感じることを説く本には、重要な意味があるように思われます。

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    2013年06月18日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    この本は現代社会で働く人に是非読んでもらいたい。
    ストレスを抱える人
    痛みを抱える人
    運動不足の人
    疲れがなかなかとれない人

    これらのすべての人の悩みを解消できる力を持った本です。
    たまには自分と向き合うことも必要なんですよぉ~

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    2013年05月26日
  • 羆撃ちに人生を賭けた男 単独で200頭超のヒグマを仕留めてきた守護神 赤石正男

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    ヒグマ相手に命のやり取りをしているシーンの緊迫感が伝わる。羆が斃れるシーンではリスペクトさえも伝わってくる。反面、OSO18の描写では人間に対する静かな怒りも感じられた。

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    2026年04月25日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    熊すごい。(ぺらぺら感想)

    郡上の猟師さんのキャンプでも、鹿や熊の増加に反比例して猟師の高齢化と減少に歯止めがきかないと聞かされました。
    でもそれって「獣」の話だと聞いていたことを覚えています。
    熊は知性を備えた天敵です。

    お互い自然の中で生存競争してるんだもんな、と平野部にいては全く危機感のないお粗末な読者なんですが、もっとひどいのは誰かなんとかしてよ、とか思っている私がここにいることです。
    熊被害に遭われている方本当にごめんなさい。

    家の裏山も、下の田んぼも切り開かれて造成が進んでいます。
    今私にできることは。
    猟銃使用の規制緩和なんて、やっぱり危ないのかな。

    そういえばキャンプでは50代主婦の方が猟師免許を取得されていて驚かされました。(また他人依存)

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    2026年02月03日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    近年、野生のクマによる被害の報道を、よく見聞きするようになりました。
    特に、北海道で発生したヒグマによる被害は、"OSO18"と呼ばれる特定の個体が繰り返し起こしていると、センセーショナルに報道されていました。
    野生動物と人間との関わりについて、以前から興味を持っていたので、この事件について詳しく知りたいと思っていました。
    報道がひと段落した後に書店巡りをしていたところ、題名に"OSO18"とあるこの本が置かれていたので、読むことにしました。

    著者は、事件が起きた北海道東部で、ヒグマに関するNPO法人の理事長をされているとのこと(執筆当時)。
    OSO18による被害は当初、担当外の近隣の町で起こっていましたが、協力の依頼を受けて関わるようになったそうです。

    被害が続いたため、著者達は地域のハンターらを集め、特別対策班を編成します。

    OSOを捕獲すべく、捜索を開始した対策班。
    しかしその対象は、東京23区の3倍という広大な範囲に及びます。
    過去にOSOが事件を起こした場所を中心に捜索しますが、少ないと言われていたこの地域に数多くのヒグマがいることもわかって・・・という始まり。

    本書は、最初の被害から四年がかりとなった、著者と対策班の活動の日々が、時系列でまとめられています。

    複数の牛を襲って怪我を負わせていながら、その中でも一部の牛のみを食べるOSO。
    「普通のクマ」という想定で捜索を始めた著者たちですが、上記をはじめとする複数の謎が浮かび上がります。
    その謎解きも、本書の読みどころの一つです。

    そしてOSOの特徴として、繰り返し書かれているのが、並外れて「用心深い」ということ。
    最初は半信半疑だったのですが、読み進めるにつれて、OSOが自らに迫る人間の動きを察知して行動しているということを、驚きをもって理解しました。

    自分自身、不思議に思っていたのが、哺乳類の肉を食べることが少ない野生のヒグマがなぜ、自らの意思で牛を襲うようになったのかということ。
    この点は本書のメインテーマの一つでもあるのですが、自分なりに以下のように理解しました。
    (1) ヒグマがエゾシカの肉に容易にありつける環境が、人為的な理由により増えてきた
    (2) エゾシカの個体数そのものが増え、牛がいる牧場の周囲にも出没するようになった(⇒牧場の近くに、ヒグマが来る場所が出来てしまう)

    そして、マスコミの報道ではわからない部分が多かった、OSOの最期について。
    著者の推測で補われた部分もありますが、おおよそこういうことだったのだろうと、納得しました。

    今回の経験を踏まえて著者は、OSOのようなクマは再び、出現してしまうだろうと書いています。
    エゾシカをめぐる問題については、改善に向けた取り組みも始められているようですが、地方の過疎化が進む今後は、危険性がさらに増すのではないかと、自分も心配になりました。

    野生動物が減りすぎたり絶滅してしまうのはかわいそう、でも、自分たちに危害や被害が及ぶのは困る。
    多くなりすぎた動物は間引きが必要、でも、その処理能力が足りない。

    経験やノウハウを持った人が減っていく中で、野生動物とどう向き合っていくのか?
    地方行政の一つの課題として全国で取り組み、良い事例を広めていくなど、工夫していく必要があるように思えました。

    本書を読んで、この問題への理解が深まった部分がある反面、知らないことがまだたくさんあることも認識しました。
    今後も関連書籍を読んで、自分なりに考えを整理していきたいと思います。
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    2025年11月24日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    なぜOSO18と名付けられたヒグマは牛やエゾシカを襲い食べるようになったのか

    自然界での突然変異!なんてことはない
    結局のところ動物が絶滅したり行き場を失ってしまったり、、何かしらで人間が関わっているのだと思うとやるせない

    もちろん直接は関係ないんだけど、今後クマのニュースを見たときにOSO18が頭をよぎる気がする



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    2025年10月28日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    OSO18という肉食熊を作り上げたのも人間だった
    「クマとの共生は人間優先でしかありえない」
    という言葉も心に響いた
    この世は人間ファースト
    仕方ないのかもしれないけれどおそろしいことだなぁ…

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    2025年05月15日