藤本靖のレビュー一覧

  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    専業の作家が書いたかのような筆致で、熊ハンターたちを率いるチームのリーダーが書いたヒグマとの闘いの記録。
    人間の振る舞いがヒグマの肉食化を助長し、OSO18という化け物を(ある意味想像的に)創り上げる結果となったという考察は、北海道の僻地においてももはや人的な介入が自然を大きく変化させているのだということを読者に突きつける。
    サスペンス的面白さもある名作ドキュメンタリーだった。

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    2024年11月20日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    ネタバレ

    シカ猟の処理が不十分だったことで熊が肉食化して牛が襲われるというのが説得力があった。色々変わるんだなあ。びっくり。

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    2024年08月27日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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     2019年から2023年にかけて道東で、ヒグマに家畜が連続して襲われる獣害事件が発生した。
     最初の襲撃の場所オソベツと、足跡の直径18cmという情報から名付けられたのが”OSO18”。
     通常のヒグマが好む木の実やフキには目もくれず、執拗に家畜の内臓を好んで食べる。
     さらには通常のクマは”自分が狩った獲物に固執する”が、OSO18は獲物に対する固執はなく、人間の気配を感じると慌てて逃げていく臆病さを持つ。
     
     OSO18が現れた2019年から、2023年夏にあっけなく捕殺された幕切れまでを、対策メンバーの中心者がOSO18を追った足跡を記す。

     なぜ、肉食を好む習性が身に着いたのか。

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    2024年08月24日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    職場の同僚が貸してくれた本です。夏休みに読みました。牛を何匹も殺し、食べていた熊OSO18を捕獲するドキュメンタリー。特別チームが編成され数年にわたり、居場所を探索するのだが、なかなか見つけられません。探索する範囲が広大であることと、人間のニオイがあると近づかなくなる非常に慎重な熊の性格から、なかなか場所の特定ができません。マタギとクマの頭脳戦が展開されます。
    結果は、ニュースにもなっているので、ご存じ方もいらっしゃるでしょう。結末を知らない人も、知っている人も熊の生態を知りたい人や、熊が生息している地域にお住まいの方は読んでみても良いかと思います。

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    2024年08月11日
  • 身体のホームポジション

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    身体のホームポジション

    音という身体の外側の世界の情報を、耳を上手に使い身体の内側で柔軟に受け取ることで身体を緩め、さらなる集中を可能にするわけです。

    耳を緩めてうまく使う方法

    ゆっくり自分の声を意識的に「いい声」にすることで、横隔膜へとつながる、深みを増した伝わりやすい声になる。

    横隔膜は呼吸運動の中心であり、精神や内臓の健康状態にも大きく影響する

    耳を使って平衡器官を活性化!
    音を「うけいれ」ながら、閉眼かた足立ち

    平衡器官は重力に対するセンサーにもなっています。このセンサーが活性化することで、身体の重さを最適なバランスで受け止めようとする機能が働き、その結果まっすぐになるわけ

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    2018年12月22日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    まだ実践してその効果が感じられるほどには至っておりませんが、なるほどと思うことがしばしばあり感覚的な部分をどうイメージとして捉えるか視点が面白く新鮮でした。
    古武道日々実践したい。

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    2014年05月01日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    身体の使い方の考え方。
    身体の感覚を意識することで疲れない身体が手に入る。
    いかに自分の身体を感じて付き合うかという話。

    見る
    自分から見に行くのでなく、受け取るように見る。
    視野を広く見る。

    眼球の奥の筋肉が凝り固まるのを防ぐ。

    トンボの目で後頭部あたりから、見るイメージ。
    後頭部を触り、そこを意識するようにしてはじめてみる。


    タイピングに力が入り過ぎているのも肩こりの原因。
    薄皮一枚挟むイメージをすることで肩や手に力が入り過ぎず、力を抜いてタイピングできる。

    椅子の背もたれにもたれるときも薄皮一枚を入れてみる。

    目耳鼻口を緊張させず、ゆるめる。
    蝶形骨の間にピンポン玉


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    2014年02月02日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    ネタバレ

    ・耳を引っ張るだけで体が変わる。頭の芯にある蝶形骨の緊張が取れて、体全体のバランスがよくなる。
    ・背中や腰がこることはあっても、胸や腹がこる人はいない。みんな体の前はセンサーが働いている。体の裏側にセンサーが働いていないためにこりが発生する。
    ・マッサージしても、外からのストレスですぐ元に戻る。センサーを変えることが必要。
    ・目、耳、口、舌、鼻など顔の器官を緩めることで、身体全体の芯が緩む。
    ・現代人は匂いをかがないようにしているので、鼻呼吸の力が弱い。
    ・座るときはお尻で座らない。両足とお尻の3点にセンサーを持って、3点で座っているイメージを持つと、身体の重さが分散する。
    ・何故人は体の痛み

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    2013年10月15日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    ほんのちょっとした動きやしぐさなどで違ってくるんだなぁ・・・と感心しきりです・・・
    いろいろ試してみようと思います♪

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    2013年06月12日
  • 身体のホームポジション

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    ネタバレ

    チェック項目16箇所。身体のホームポジション……「身体の外側にある情報を、身体の内側で柔軟に受けとり、自然な動きとして反応できる身体の状態」、本書ではみなさん自身の「ホームポジション」をご自分で見つけるための方法をご紹介していきます。。ロルフィング(アメリカ生まれのボディーワーク)……自分の身体を「誰か何とかしてください!」という状態から、「自分で何とかできそうだ」と意識を変えてくれた。自由な身体になるために、専門的な技術や知識は必要ありません、ただ感覚器官を意識して使う「意図」を持てば良いのです、本書にはそのための具体的なアイデアがたくさん盛り込まれています。身体とうまく付き合うための第一の

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    2013年05月23日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    「心技体」は「胸」「頭」「腹」、その3つを意識せよ。

    耳を意識せよ。
    目を意識せよ。
    鼻を意識せよ。

    からだのすべてを意識化した上で、
    がつがつと攻めるのではなくて、
    世界を広く受け入れていく姿勢が必要なんだろうな。

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    2013年03月23日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    自分の中心をぶらすような力を入れず、自分と世界との距離と感覚のバランスをとり受け入れるのが大事、ということらしい
    力を抜くイメージだけでも血のめぐりがよくなって感覚があたたかく広がりささえられている気がする
    この感覚は古今東西言われてきているいろんなことに通じている気がする

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    2013年03月19日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    題名は少々怪しげなHow to本のように見えますが、体の使い方についてとても勉強になる本です。

    私は5年位前からアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けて、体の使い方を学んでいるところですが、そこで習っている内容とかなりの共通点があるように思いました。(筆者はロルフィングのセラピストです)

    疲れない身体を手に入れるため、疲れた身体をどうほぐすのかではなく、どこに力が入っており、無意識のうちに体と精神にどのような影響を及ぼしているのかを、まず認識することが必要になります。

    私がこれまで学んできた内容と同様のことが、文字として改めて書かれているのを読むと、新たな発見がありました。(なんと忘

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    2013年03月14日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    疲れない体の使い方の本。ヨガのクラスでしたことのあるものもあったが、とても面白かった。ただ自分が上手にできなくて、こういった教室が近くにあればいいのになと思った。

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    2013年03月13日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    ネタバレ

    疲れがとれない・心がブレるのは、目耳口鼻などの感覚器官 センサー の使い方の問題。

    疲れはすぐに舞い戻ってくる。
    身体の前と後ろ、たくさんの意識があるのは前側。
    後ろ側はセンサーの働きが悪い。
    (背中が凝ることがあっても、胸やお腹は凝らない)

    今自分の身体はどんな感じ?
    痛い・違和感など否定的な情報が気づきやすい。⇒防衛反応のひとつ。

    ■耳ひっぱりエクササイズ⇒身体の芯をゆるめる。
    ⇒頭の芯である”蝶形骨”
    両手で左右の耳の付け根あたりをつまんで
    軽く真横に気持ちのいい範囲でひっぱる。

    最初は固めの布団などに横向きに寝っ転がって行う。
    頭の骨から耳のつけ根を2.3ミリ程度浮かせるように

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    2013年03月02日
  • 「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

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    言いたい事は正しいような気がする。でも実践方法が感覚的すぎる気がした。
    要は体の力を上手く抜いて、体の軸、自と他の別、を意識してブレずに生きていくと楽って事。これまでも、実践の方法として、ヨガ、瞑想、宗教の教えなんかがある気がする。それらで間接的にやっている事を、独特な形で文章にまとめてあるのは面白い。でもやはり、ぼやっとした感、感覚的すぎる感、おまじないぽい感が否めない。それと、エクササイズの説明で、言葉だけでは動き方が分かりづらい所がある。図解がもう少し詳しければいいのに。
    ザッと読むには悪くない。

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    2012年08月21日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    巷では「怪物ヒグマ」と呼ばれたOSO18だが、本書を読んでみると全くもって「怪物」なんかじゃなかった。改めて、ヒグマと人間との共生の在り方というものを考えさせられるものだった。道民ならば一度は読むべき本だと思う。

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    2025年10月22日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    熊を猟師さん達の大変さが読める。ニュースなんかで熊が悪すると、行政は何やってるんだとか言う人いるが、実際に熊を追うことの大変さというのはあまり報道されていない気がする。また、熊を殺すなとか言う人いるが、共存の難しさは考えた方がいい。OSO18を追跡するのに、どれだけの人が現場で苦労しているのか、昨今の街中での熊の出没ニュースを見るが、猟師さんの大変さを知れる本だった。

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    2025年10月07日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    ネタバレ

    本書に書かれていることは概ね真実だろうと思う。

    →人間が栄養価の高い牧草を創り出した。
    →エゾシカがそれを食べ、容易に冬を越せるようになって、数が爆発的に増えた。
    →農作物被害が深刻化、その為、ハンターによるシカの駆除数が増えた。
    →駆除したシカの処理が大変で、それを不法投棄する輩が増えた。
    →不法投棄された新鮮なシカ肉にクマが容易にありつけるようになり、本来草木類を食べるクマを、肉ばかり食べるクマに変えてしまった。

    「OSO18を怪物に仕立て上げたのは最初から最後まで人間、すべては人間のせいである。」

    予想外に読み手が考えさせられる一冊であった。

    牧草の品質改良がまさかこういった悲劇

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    2025年08月30日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    2019年夏。道東に位置する標茶町。町の中心部から8kmほどのオソツベツの牧場で乳牛1頭の腹が裂かれる。引きずってた羆は逃げた。2021年秋から始めた追跡。足跡の幅は18cm。存在は認識すれども姿が捕らえられない。560日の戦い。終わりは意外な形で迎えた。…不法投棄されたエゾシカを食べ、大型動物の肉の味を覚え、後に家畜を襲う。何気ない不注意が禍に結びつく。一線を越えた敵に対しては時に命を奪う。それは自然界の掟でもある。動物との共生は容易ではない。ヒトとクマにとって、今後も不幸な事態が起きないことを願う。

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    2024年12月14日