松田道雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子どものこと、教育のこと、子どもを育てるということ、病気のことなどについて。元小児科医でありお孫さんを持つおじいちゃんでもあった松田道雄さんの目で書かれたもの。
教育は人対人。教育者は誇りと大きな愛をもって子どもと向き合うもの。
結局、人間は子孫を残して育てることが使命。それだけ。それ以外は付加価値。なるほど。本業をおろそかに付加の方だけ必死になるのは違うんじゃないかと。まずは本業を。本業以外の部分はある意味おまけ。気楽に力を抜いて好きに生きればいい。
何にせよバトンを繋ぐように未来の子どもたちのために働きかけていくのが大きい人たちの務めなんだろうね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ島田潤一郎さんの「長い読書」を読んで、そこに出てきて気になって読んだ本。
いくつかの話をまとめた本で、その中でもタイトルになっている「子どものものさし」という話がとても良かった。
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親や先生のものさしで常に動かされ、自分のものさしを使うことのないまま育つことが、良い子なのか。
子どもだって、子どもなりに心に自分のものさしを持っている。自分の外に起こってくる事件に対して、どうしたらよいか、自分のものさしを使ったことのない人間は、ものさしを持っていることすら忘れてしまう。
子どもに自分のものさしを使う機会を与えなくてはならない。
子どもの心にしかないものを、もっと大事にしなくてはならぬ。 -
Posted by ブクログ
自分が父親とてどのようにならなければならないのか、どうように考えていけばいいのか、という参考になればと思って手にした本の一冊。
この初版は1960年、今から57年も前に出版された本でありながらも、現在でも読まれ続けている本であることから興味をひかれた。
「吾輩は猫である」と同じく「私は赤ちゃん」はタイトルが指し示すとおり、主人公が生まれたばかりの赤ちゃんである。
それは赤ちゃんにもちゃんと自覚があり、個性がある。育児書が全てではない。と伝えたかったのだと思う。
うちの娘も言葉には出来ないが、そういった意思があるんだよな、と改めて考えるようにあった。
作者の松田道雄先生は、この本を赤ちゃんを