松田道雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
はじめての赤ちゃん。
待ちに待った誕生。
しかし、新米の母親父親にとって子育ては不安の連続でもある。
授乳のしかた、衣服の調節、夜泣き、離乳、加えて下痢や発熱、ひきつけなど赤ちゃんの病気も多い。
ゆったりした楽しい気持ですこやかな赤ちゃんを育てるために、家庭は、社会はどうあってほしいかを、赤ちゃんの目を通して考える。
[ 目次 ]
1 生まれて半年(産院―やかましいのが一ばんきらい;乳がでない―あせっちゃだめです;わが家―ダンチ住宅 ほか)
2 誕生前後(腸重積(急におこる腹痛;規則的な痛み;早ければ手術せずに)
目方が足りない―さかんな生活力
健康優良児―デブは人生の目的でない ほか)
3 一歳半まで(歩行器―ありがためいわく;動物園―あわれな動物;急に元気がない―エキリかもしれない ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
1825年のデカブリストの乱から1940年のトロツキー暗殺まで。
小見出しと多数の図版や写真を追っていくだけでもおおよその流れが浮かび上がる。
通読すると、革命は歴史の必然ではなく、起こしたい人間が起こすから起こるのだ(同語反復だが)
ということがよく分かる、特に当時のロシアのような国においては。
『革命の主人になるのは、革命を起こしたものだ』(グチュコフ)
二月革命に至る小見出しをたどると「戦線の膠着」「ブルジョアの奮起」「ブルジョアの革命本部」
「たたかうブルジョア」「グチュコフのクーデター計画」「革命の商人パルヴス」となる。
この背後には、第一次大戦に勝利するため、皇帝専制ではなく、
責任内閣制による穏健な立憲君主国を目指す有産階級の運動があったと著者は説明する。
『このブルジョアの革命性が専制をたおしたのだが、このおそすぎた青春がかれらの命とりにもなった』
その行き着いた先を思えば、このフレーズも印象に残る。 -
Posted by ブクログ
人間の幸福は晩年に訪れるもの、そもそもそこまで生き続け、身体も心も健康でいられることが大前提であり、それには養生が必要であるということ、その養生に必要なことが様々述べられている本。
考え方として、自分の身体があるのは天地、父母のおかげであり、自分が健康であることは天地や父母からの感謝の証であるということ、それを心得ることが大切であると学びとなった。今の世の中は便利で人間の欲を満たす多くの事柄に溢れており、ある意味それが当たり前のような生活で心や身体が蝕まれていると言える。身体の番人である心を落ち着け、畏れて欲を抑え養生して生きること、自分の身体、それを作る食物にも感謝の気持ちを持ち、日々生きていくことが重要である、改めてこういった心持ちをもって生きていくようにしたい。 -
Posted by ブクログ
夜泣きは生後5か月から始まることが多い。昼間に興奮したり怖い思いをした時に思い出して泣く。
離乳食は市販のベビーフードを使うことを強くオススメしてるのが意外だった。
理由は、衛生面から考えても殺菌されてて安全なこと。何より時間と手間と節約になって母にゆとりができること。特に初期の頃はそんなに量を食べないのだから、ベビーフードはどんどん使うべき。離乳食のために何時間も使うぐらいだったらその時間散歩に連れ出すべき。
生後10か月を過ぎた頃から赤ちゃんの身体、脳は急速に発達する。できる限りお世話をする人は赤ちゃんに話しかけること。どうせ分からないと思って無言で接するのはよくない。
また、テレビを見せても、赤ちゃんは言葉を覚えない。あくまで人とのやりとりの中で言葉を習得していく。
なぜなら言葉は自分の心にあるものを相手に伝えたいという気持ちのあらわれだからである。あくまでも言葉は人の心と心とを繋ぐものであるというのを忘れてはいけない。
1歳を過ぎた子供は、特にものにおびえる時代である。一度なにかで恐がらせてしまうと、長くトラウマになる。一番よくやるのは長時間、子供を一人ぼっちにさせてしまうこと。トイレぐらいの数分なら問題ないが、長風呂や買い物などで長時間放置するのは論外である。
幼児期は運動能力を磨く時代。子供がよく動くためには痩せている必要がある。最近は子供が食べるのは良いことだという風潮が独り歩きして、肥満になっている幼児が多いから気を付けること。 -
Posted by ブクログ
50年前の本だから、考え方が古い箇所も多かったが参考になった部分もあった。
この本では基本的に子育てについて神経質にならないことを推奨している。例えば、生まれてすぐの3時間毎の授乳はそこまで厳格になる必要はない。赤ちゃんがお腹が空いて泣いていたら3時間経ってなくても授乳していいし、逆によく眠っていたら3時間経ったからと言って無理に起こして授乳する必要はない。
でも、初乳は頑張って飲ませるべきと指摘している。また、母の仕事復帰などの事情があるにしても、少なくても産後3か月は母乳育児を推奨している。
赤ちゃんのは脚はガニ股が自然。無理に真っ直ぐにしようとしたり固定したりすると股関節脱臼になる。
また排便も赤ちゃんの個性が出る。今まで毎日排便していた赤ちゃんが、2-3日に一度になっても慌てる必要はない。それよりも赤ちゃんの泣き方や機嫌の良し悪しを注意深く観察すること。
いつもと違う泣き方、異常に機嫌が悪いと判断した時は病院に連れて行くこと。
逆に機嫌が良いなら少しばかり下痢をしたり湿疹が出たり、咳が出るからといってすぐに病院に連れて行く必要はない。毎月のように病院に行っていたら待合室で本当の病気をもらってしまう。
昨今の栄養指導は栄養不足よりも栄養過剰の方が多いから要注意。特に粉ミルクをあげている時、缶に書いてある量は多すぎるから、赤ちゃんが足りなそうにしていても、缶に書いてある以下で抑えないといけない。
腸重積という腸がねじれる病気に0歳児はなることがある。これは早期発見が何より大切。治療が遅れれば死に繋がる。赤ちゃんが突然異常に泣き出し、お腹を痛がったら腸重積を疑うこと。熱もないし、嘔吐もないから判断が難しい病気である。小児科医でも見落とすことがしばしある。
0歳児は、月齢毎に詳しく気をつけるべき病気や事故のことが書かれている。
50年以上も前に書かれた本だけあって、今のライフスタイルとかなりずれている箇所も多かった。団地住まい前提など。
逆に現代にも通じる箇所も多かったため、50年前と今の育児を比べて考えることができた。
また、この本を読んで、今の安全で安定した育児は、これまでの赤ちゃんの病気や事故など、たくさんの悲劇をもとに改善され、成り立っているのだなと改めて感じた。
まだまだ手探り状態である部分も多い、子供のことについては、今後時代が進めばまた変わる部分も出てくるのだろうと思う。