松田道雄のレビュー一覧
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[ 内容 ]
はじめての赤ちゃん。
待ちに待った誕生。
しかし、新米の母親父親にとって子育ては不安の連続でもある。
授乳のしかた、衣服の調節、夜泣き、離乳、加えて下痢や発熱、ひきつけなど赤ちゃんの病気も多い。
ゆったりした楽しい気持ですこやかな赤ちゃんを育てるために、家庭は、社会はどうあってほしいかを、赤ちゃんの目を通して考える。
[ 目次 ]
1 生まれて半年(産院―やかましいのが一ばんきらい;乳がでない―あせっちゃだめです;わが家―ダンチ住宅 ほか)
2 誕生前後(腸重積(急におこる腹痛;規則的な痛み;早ければ手術せずに)
目方が足りない―さかんな生活力
健康優良児―デブは人生の目的でな -
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1825年のデカブリストの乱から1940年のトロツキー暗殺まで。
小見出しと多数の図版や写真を追っていくだけでもおおよその流れが浮かび上がる。
通読すると、革命は歴史の必然ではなく、起こしたい人間が起こすから起こるのだ(同語反復だが)
ということがよく分かる、特に当時のロシアのような国においては。
『革命の主人になるのは、革命を起こしたものだ』(グチュコフ)
二月革命に至る小見出しをたどると「戦線の膠着」「ブルジョアの奮起」「ブルジョアの革命本部」
「たたかうブルジョア」「グチュコフのクーデター計画」「革命の商人パルヴス」となる。
この背後には、第一次大戦に勝利するため、皇帝専制ではなく、
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人間の幸福は晩年に訪れるもの、そもそもそこまで生き続け、身体も心も健康でいられることが大前提であり、それには養生が必要であるということ、その養生に必要なことが様々述べられている本。
考え方として、自分の身体があるのは天地、父母のおかげであり、自分が健康であることは天地や父母からの感謝の証であるということ、それを心得ることが大切であると学びとなった。今の世の中は便利で人間の欲を満たす多くの事柄に溢れており、ある意味それが当たり前のような生活で心や身体が蝕まれていると言える。身体の番人である心を落ち着け、畏れて欲を抑え養生して生きること、自分の身体、それを作る食物にも感謝の気持ちを持ち、日々生きて -
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夜泣きは生後5か月から始まることが多い。昼間に興奮したり怖い思いをした時に思い出して泣く。
離乳食は市販のベビーフードを使うことを強くオススメしてるのが意外だった。
理由は、衛生面から考えても殺菌されてて安全なこと。何より時間と手間と節約になって母にゆとりができること。特に初期の頃はそんなに量を食べないのだから、ベビーフードはどんどん使うべき。離乳食のために何時間も使うぐらいだったらその時間散歩に連れ出すべき。
生後10か月を過ぎた頃から赤ちゃんの身体、脳は急速に発達する。できる限りお世話をする人は赤ちゃんに話しかけること。どうせ分からないと思って無言で接するのはよくない。
また、テレビを -
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50年前の本だから、考え方が古い箇所も多かったが参考になった部分もあった。
この本では基本的に子育てについて神経質にならないことを推奨している。例えば、生まれてすぐの3時間毎の授乳はそこまで厳格になる必要はない。赤ちゃんがお腹が空いて泣いていたら3時間経ってなくても授乳していいし、逆によく眠っていたら3時間経ったからと言って無理に起こして授乳する必要はない。
でも、初乳は頑張って飲ませるべきと指摘している。また、母の仕事復帰などの事情があるにしても、少なくても産後3か月は母乳育児を推奨している。
赤ちゃんのは脚はガニ股が自然。無理に真っ直ぐにしようとしたり固定したりすると股関節脱臼になる -
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赤ちゃんは、子どもがあそんでいるのをみるのをよろこぶ。近所で子どものあそび場があったら、つれていって、あぶなくないところに赤ちゃんをおろすか、ベビーカーのなかで見物させる。(p.142)
偏食をするからやせるのだなどと母親がしかられることも少なくないが、何でも与えられるものを食べてふとるというのは、豚ならいい食肉用豚だろうが、人間では自慢にならない。むしろ、味のわかる人間のほうが、食生活は楽しいだろう。(p.269)
赤ちゃんが8〜9ヶ月ごろにツイラクを経験せずにそだつということは、まずない。ツイラクして頭を打ってばかになるのだったら、人類の文明は存在しないだろう。いちばんおおいツイラクは